『政治とカネと海自総ざんげと潜水艦発注切り捨て』
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前回の記事で、前提条件となる時代背景から2000年代になるとさらに地獄が幕を開けます。
連続する海自不祥事と、実態から乖離する一般競争入札制度改悪!
図1 入札
引用URL:https://www.irasutoya.com/2016/01/blog-post_712.html
劣化する造修監督官人材!常に不足する官品在庫と造船所の緊急取寄!
そしてとどめに、2009年(平成21年)の潜水艦発注取りやめ!
川崎重工が利益供与を続けざるを得ない状況が、完成していきます。
(前回記事):『 潜水艦裏金?@おっ〇い!〇っはい!!おっ〇イ!!! 』
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(1)2000年代の海自連続不祥事は悪夢だったね!
海自を始め防衛省全体での、特定秘密不適切取扱いが表に出てきました。
図2 海幕長謝罪
引用:朝日新聞
ただ2000年代にも、海上自衛隊の連続不祥事が大連発してます。
1.1 ろくでもない年代だったな!
海自が関係する不祥事を列挙してみると、ろくでもないものばっかりです。
?2002年;護衛艦うみぎり連続不審火
?@2003年2月:インド洋派遣給油量取り違え
(給油量を取り違えたまま防衛庁長官答弁、間違い発覚後の隠蔽工作)
?A2004年〜2005年:護衛艦たちかぜ事案
(いじめ自殺・恐喝・アンケート隠蔽)
?B2005年7月〜9月:潜水艦乗員7名(5隻)の大麻での逮捕
?C2006年2月:護衛艦あさゆきwinny事案
?D2006年9月:ミサイル艇3号の20mm機関砲暴発
?E2007年:イージス艦情報漏洩事件、山田洋行事件
?F2007年12月:護衛艦しらね火災
?G2008年2月:護衛艦あたご衝突事故
?H2008年10月:特別警備隊死亡事案
書き出してみたけど、海自の国民からの信頼が地に落ちた時代でした。
1.2 防衛費削減が続く暗い時代!
2000年代は、防衛費の削減が続きすべてにおいてお先真っ暗な時代でした。
図3 防衛費削減
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2022/image/zuhyo02040202.gif
平成13年度から平成23年度まで、10年連続防衛費が削減され続けてきました。
冷戦終結後の就職氷河期や、経済不況により防衛費はやり玉になります。
そんな声を受けて財務省主計局が2004年に、独自防衛計画案で防衛費1兆円減額・護衛艦38隻(16隻減)というデッドボールを投げてきます。
(あの時国民は財務省に喝采を上げていたんですよ?)
図4 16DDH概要図
引用URL:https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11488652/www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/15/jizen/sankou/02.pdf
経済が苦しく海自の不祥事が続くときに、イージス艦2隻DDH2隻だの要求すれば国民の信頼を失いますよ。
1.3 随意契約から一般競争入札!倫理規程の制定
1998年(平成10年)の調達実施本部背任事件を受けて、防衛装備品入札制度の全面見直しが行われました。
図5 16式戦車
引用wiki
従来随意契約が普通だった正面装備品についても、一般競争入札を前提にすることになります。
さらに自衛隊員倫理規程が制定され、監督官など接待が禁止となります。
これは軍艦・自衛艦を建造し続けた、造船業界にとって衝撃的な話でした。
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感想(3件)
(2)海軍以来の伝統が崩れる!監督官の質的劣化も!
旧海軍以来の伝統として、軍艦建造は1社を指名して建造する慣習でした。
図6 海軍進水式
引用wiki
だからシーメンス事件のような、大規模汚職が起きる要素が残っていました。
2.1 平成15年に艦艇の一般競争入札が導入!
海上自衛隊艦艇については、平成15年度に一般競争入札制度が導入されます。
図7 進水式(22DDH)
引用URL:http://j.people.com.cn/mediafile/201308/07/F201308071401101479846787.jpg
写真は護衛艦「いずも」進水式の時ですが、護衛艦「ひゅうが」から競争入札になりました。
IHIMU(JMU)と三井玉野での壮絶な競合いの結果、IHIMUが赤字受注となった経緯があります。
19DD(あきづき)の受注では、赤字確実と言われ各社が入札辞退・三菱長崎がやむなく受注します。
(入札なら19DDは受注しない!と海幕に脅しをかけていた)
壮絶な競争入札の煽りを受け、艦船建造計画に狂いが出かねない事態でした。
潜水艦も競争入札にさらされ、16SS(そうりゅう)は三菱重工が入札受注します。
2社寡占と言われる潜水艦業界ですが、競争入札導入で受注が確約されなくなりました。
2.2 監督官の目を覆う質的劣化
潜水艦を含めた造船各社にとっては、海自監督官・検査官の質的劣化は見過ごせない状況でした。
○防産業に従事している方も、本ブログを見ていただいているので分かるかもしれません。
もし技術者であるはずの海自監督官から、こんな言葉を吐かれたらどうします?
・『(電気の)直流と交流って何ですかぁ?』
(マジにあった話です!)
・『公差って何なの?正確に工作できないんですか?』
(文系なのに監督官になった防大出身幹部がマジに発言した)
いやああああ!!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル!
図8 アホの子
引用URL:https://www.irasutoya.com/2016/12/blog-post_139.html
監督官の質的劣化ってレベルじゃねえぞ!
造船所も困るし艦艇乗員も困り、まともな造船所担当者を頼るようになります。
2.3 経理補給の運用硬直化!
海上自衛隊の補給物品管理は、常に在庫不足・修理予算無しが続きます。
造修補給所に物品を要求しても、
「在庫がありません!調達はいつになるか分かりません!」
と言う運用上すぐに必要なのに、造修補給所を頼れない状況でした。
図9 艦内洗濯機
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FgdqaNdaMAA_MXm?format=jpg&name=medium
すぐに来ない官給品洗濯機などの艦内生活品、補給品を出してくれない阪神基地隊!
(神戸での定期整備中は、阪神基地隊が補給品供給の窓口です)
そりゃあ、ドラえもんみたくすぐ用意してくれる造船所にタカルなあ・・・
けどなあ!KPMSで補給品要求情報を出してこない、潜水艦側にも問題はあるぞ!
(KPMS:後方システムに吸収された部品請求データー送信システム)
要求が無ければ、官給品を買う根拠になる需要要求係数が出ないんだよう!
あと!スパナ・パッキンはCOSAL品で「諸器材等維持費」だバカ野郎!!艦船整備費に上乗せスンナ!!!
(艦船補給処・造修補給所で、何度もこのセリフを乗員・造船所に言ったことか!)
そんな中で、川崎重工神戸(当時は川崎造船)に悪夢が舞い降ります。
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(3)21年度潜水艦が査定落ち!川崎神戸危うし!
三菱神戸は乗員に便宜を図っても利益にならないと、早々に見切りをつけます。
図10 三菱神戸
引用URL:https://www.mhi.com/sites/g/files/jwhtju111/files/styles/original_image_style/public/2022-10/221012-1.jpg?itok=UvQ840o0
三菱は融通が利かずケチだ!と言うのは、そんな官僚的背景があります。
3.1 21年度潜水艦(21SS)査定落ちするかも?!
2007年(平成19年)ごろに、21SS(平成21年(2009年)度潜水艦)が無くなる?というウワサが飛び交います。
図11 そうりゅう6番艦
引用wiki
そうりゅう6番艦のころにちょうど潜水艦退役や、そうりゅう就役で潜水艦の枠が1つ余ることになります。
(練習潜水艦「あさしお」がAIP艦として寿命延長をしたため)
当時はまだ潜水艦16隻+練習潜水艦2隻の体制で、余分な潜水艦建造はできません。
世間ではサブプライムローン問題が取り上げ始められ、経済状況の悪化が懸念されて行きます。
結局概算要求からも、潜水艦は査定落ちして「あきづき型」3・4番艦同時建造になります。
3.2 狂乱の川崎神戸
あのころの川崎神戸は狂乱状態で加速度的に悪くなる景気の中で、2年に1回受注してた新造艦が吹っ飛んだのです。
『仕事が無い中で高度溶接技術者や関係各社の雇用を維持する』
『しかも次の年も受注できる確約はない状態』
普通の民間企業なら、事業撤退の判断をしてもおかしくない状況です。
しかもリーマンショックによる、世界的金融恐慌がさく裂します。
頼みの潜水艦出身の将官クラスは、潜水艦大麻事案の影響で影響力を失っていました。
21年度潜水艦が発注されなかったことが、裏金事案の直接的な引金になったと考えます。
『潜水艦に関して影響力のある幹部・海曹を増やそう!』
そんな発想になり、J-SOX法を潜り抜け裏金作りに走ったのかも?
3.3 監督官室にビール券の束が・・・
あの時期川崎神戸に潜水艦監督・検査に行くと、監督官室にビール券の束がポンと置いてあるなんてことが・・・
(もちろん受け取ってないですよ!)
図12 ビール券の束
引用URL:https://sasugaya.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/IMG_E3643-1024x1024.jpg
川崎神戸はここまで追い込まれてるのか!と驚愕しました。
図13 闇落ち
引用URL:https://www.irasutoya.com/2018/11/blog-post_10.html
完全に川崎神戸は、闇落ちした状態でした。
三菱の人は営業が、帰り際にスッと押し付けてくるスタイルでしたね。
(特に名古屋航空宇宙システム部はヤバかった!)
贈収賄に巻き込まれそうな、危険な時間を過ごした時代でした。
まだまだ地獄は続きます。
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CWCコンセプトが浸透してきて、固有編成を超えた指揮統制が柔軟に運用されたと考えます。
護衛艦船務士の時に上級指揮官が「固有編成のムラ意識を捨てろ!」と盛んに叫んでいたことを思い出します。
なので「固有編成でない」ことをもって問題にしていないのは「運用上問題ですらない」ということだと思っています。
>確かにコラムや戦略研究を書いていない人が来ると「この人、あまり勉強していないのかな?」という人が居ました。。。
そうなんですよね、人材の劣化が激しくなり幹部学校研究部から外部発表出来るだけの人材が少なくなりました。
(人手不足で論文を書ける奴は海上勤務に戻しています)
幹部学校でも勉強しないのは、ホントに勉強してませんからね・・・
幹部学校が「幹部自衛官の補充部」>
船主協会で講演してもらうときに講師をこれまで幹部学校から出していただいていたのですが(=業界内の新人研修なので、半分クローズドですから海幕よりも幹部学校の運用教育研究部あたりで、ロジスティクスをやっている人は海運業界の現状にある程度詳しいはずなので、もう少し突っ込んだ話が出来る)、ここ最近は海幕広報室から出してもらうことが多くなっています。変更になった理由を聞いたのですが、言葉を濁すのでずっと疑問に思っていたのが、やっと合点がいきました。
・・・確かにコラムや戦略研究を書いていない人が来ると「この人、あまり勉強していないのかな?」という人が居ました。。。
https://www.jsanet.or.jp/report/pdf/r20240409.pdf
4衛群HS事故報告書で、2群(いせ)・3群(すずなみ)・4群と入り乱れた指揮系統にはなっています。
しかし2008年に態勢移行が行われ、統合運用が進んだ2024年に指揮系統の違いが事故発生に影響したとはそこまで水上艦部隊も腐っていないでしょう。
4護隊いなづまは事故で不在、護衛艦「かが」は大改造からの再錬成訓練中であり艦の入れ替わりは仕方ないといえます。
IPD(インド太平洋派遣訓練)などで、指揮官と護衛艦・飛行隊
の所属が異なるクロス運用を行ってきており、EFも自信があったといえます。
ASW指揮官がすべきHSへのフォローが抜けている感じです。
指揮官の意図(インテンションが不明瞭)不足が、事故の背景には大きいと思います。
(あと○○〇〇(さすがに書けないが)の運用がどうなっていたかで話が変わると思います。)
事故当時に○○訓練査閲中だったことがニュースで流れましたが、これは特定秘密ではないと考えています。
指揮官の居場所が、報道で流れたのは情報管理上良くないことです。(あたご事故で窓口がいくつもでき情報が垂れ流しになった反省が無い)
川重裏金事案に関係のない話で申し訳ありませんが、7月9日に公表されましたヘリコプター墜落事故の航空事故調査報告書(概要)及び海上自衛隊ヘリコプター航空事故調査結果等を読み感じたことを述べてさせていただきます。
事故の原因については、「見張り要領不適切」及び「複雑な作戦環境下における高度管理不十分」があげられています。この2点が事故の原因とされたことに異論はありません。
しかしながら、訓練査閲のために指揮系統の異なる護衛艦が編入されていたこと(環境上の要因及び管理上の要因)が事故に与えた影響についての分析・評価が述べられていないことに違和感があります。
事故当時の詳細な部隊編成は、私が知る限り発表されていませんが、航空事故調査報告書(概要)で、第2護衛隊群隷下の「いせ(第4護衛隊司令乗艦)」及び第3護衛隊群隷下「すずなみ」が確認できます。つまり、ヘリコプターの管制は、本来の指揮系統と異なる部隊が当たっていたにもかかわらず、これらについては、分析・評価の詳細はなく、「環境上の要因、器材上の要因、管理上の要因、人的要因には、事故に結びつく要因は認められなかった。」と結論しか述べられていません。
指揮系統の違う部隊を編入して事故にいたった事案として、思い浮かびましたのは、海軍の美保ヶ関事件です。その概要は、指揮系統の違う部隊を組み込んだ臨時編制(第一水雷戦隊の部隊を第二水雷戦隊に編入)に、第一水雷戦隊先任参謀小沢治三郎中佐(当時)は危機感を覚え、連合艦隊司令部に意見具申を行うも連合艦隊司令部はこれを入れることなく、訓練は予定どおり行われ、結果、「神通」と第27駆逐隊2番艦「蕨」が衝突し、さらに2隻の衝突を見て避けようとして転舵した「那珂」が、第27駆逐隊3番艦「葦」と衝突し、多数の殉職者を出したというものです。
衝突したじんつう艦長(軍法会議判決前日に自決)及びじんつう艦長自決後は第27駆逐隊司令が責任を追及された一方で、過重な訓練を課した加藤寛治連合艦隊司令長官や高橋三吉連合艦隊参謀長は責任を問われていません。
後年、加藤寛治大将を元帥にしようとの運動が海軍内であり、これについて、米内光正中将(当時)から意見を求められた小沢治三郎大佐(当時)は、「加藤大将は美保ヶ関事件の責任者であり、あの時責任を取らねばならぬ人物だった」と返答しています。
第4護衛隊群司令(ペンギン様が敬愛されていることから、高潔な人物と推察します)が事故調査のためとの理由で異動されたことは、残念でありますが、これは(真相を知り得るすべはありませんが)第4護衛隊群司令が自ら責任を取られたのではと推察しています。
なお、第4護衛隊群司令の直属の上司に当たる方が、訓練査閲中の事故との報道がなされたことに激怒したとの噂がOBである私の耳にまで入ってきたのは、「特定秘密の流出」に当たりますでしょうか。
ついに三菱重工も、調査対象になりましたがどこまで踏み込めるか今後の動向に注目が集まります。
ただしたたかな三菱重工のことですから、
?@完全に隠蔽して「おとがめなし」
?A司法取引で先に国税・地検特捜部に「自首」していて、川崎重工を陥れた可能性も?
(司法取引:日産自動車ゴーン元会長の事件で使われたやつ)
など、いろんな責任回避をしてくる可能性もあります。
今後どこまで調査できるか、お手並み拝見です。
産経の記事ですが予想されていた通りの展開になってきているうで
はてさてどこまで延焼するのやら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA08AN00Y4A700C2000000/
>防衛省、川重問題で調査対象を拡大 三菱重工や下請けに
幹部学校のコラムや戦略研究は、かなり良く考えられています。
ただ幹部学校が「幹部自衛官の補充部」なんて言われ、行き場のない幹部自衛官が研究部に多数いたりします。
幹部学校の執筆者や掲載分は、結構上澄みの所があります。
(本来なら知識教訓の殿堂となるべき場所なのに)
運用など第一線で見限られた幹部が、後方部隊や幹部学校に送られるのは結構あります。
昔の艦艇造修は、独立王国のように造修幹部ばかりでしたが時代が変化して船を降ろされた艦艇幹部の受け皿として使われるように変化していきました。
そんなことから、旧海軍以来の伝統である造船官(造兵官)の気概が失われた状態です。
OJTとは名ばかりに、個人の素養に頼った状態になり「アホの子」が見受けられるようになっています。
艦艇造修は、高額な契約もあるため「アホの子」と判断されたら早期に幹部学校に押し込めてしまいます。
練習艦隊が終わたらすぐに航空造修(第3術科学校)教育外粉われる航空装備とは違い、艦艇勤務1配置終了後に艦艇装備の道に進む現在の教育体制も悪いかと思います。
(1981年までは、艦艇造修幹部は練習艦隊終了後すぐに造修所・技術教育が行われていました。)
最初の教育から、間違いが起きているかもしれません。
今回ブログで発信した結果なのか、〇谷氏などからの「マスコミ受けする煽情的な情報発信」が今のところ見受けられないことに安心しています。
ただ相手は「マスコミに記事を依頼されるコネ」を既に持っています。
今後も、マスコミ受けする記事が先行しないよう微力を尽くします。
いつも拝読させて頂いております。
コメントを投稿される皆様が書かれている件で気になる点がありまして、
所謂"アホの子"関係なのですが…
私は個人的興味から海自幹部学校のコラムや戦略研究を読んでおりまして、
槍玉に挙がっている技術分野とは異なりますがこれら内容から見る限り、
アホの子に該当する様な人材が多いとは見受けられず何故なんだろうかと疑問に感じております。
ページに掲載して表に出す分はアホの子を除いているのか
やはり実務側に戻るor配置されると眼前の対応に忙殺されてアホの子と化してしまうのか
そうでない人材は運用という一線級の位置になり後方(造修含め)がアホの子置き場になっているのか
私は他の皆様とは違い関連する業界職種に就いた事が無く見当違いな疑問かもしれませんが、
管理人様としての所見を教えて頂けると幸いです。
またこの一連の事案については、一番最初に言及された記事の通りオカシな輩が湧いて
有る無し喚き散らす前に見解を述べるのは非常に素晴らしい判断であると思います。
元当事者サイドに居られたが故に、機密保持等の観点から難しい面も多々あるとは承知ですが
当該事案に関する記事は一般人の立場から把握理解する際の参考になっております。
今回の様に突っ込んだ内容とはゆかずとも、これからも楽しみに閲覧させて頂きます。
潜水員の不正受給は、艦船装備畑だったので噂を聞いたことが無くニュースに出たときはホントにびっくりしました。
警備隊や潜水員の給与手当関連で、何かゴタゴタがあるというのを経理補給幹部や総監部の経理員が不満を漏らしていたのですがこんなことだったとは・・・
かつての海上自衛隊抜本的改革が中途半端に終わってしまい、
完全に膿を出しきれなかったツケが出てきたのかもしれません。
かつてお世話になった教官が、責任を取って辞任というのもかなり心理的に答えますね。
(私は、ヘリ事故で更迭された4護群司令にかなりお世話になったのでキツイです。)
佐警もふくめまだこの件では処分されてないと思います
この件は2022年に行われた内部監査で疑いがわかった旨、報道されていますが、川重裏金事案と同じく昔から噂されてた事案です。
十数年前、私が某警備隊に勤務していた時に潜水員の3級賞詞上申の間隔が異様に短いことに不審を抱き隊司令の了解を得て追及していました。しかしながら、不正行為の証拠を掴める寸前で調査を了解した当の司令から浪花節の理論で止められました。その後、転勤となり別地方隊の某警備隊司令(某総監部勤務のときお世話になった)にあいさつに伺ったところ、開口一番「某警備隊でよけいなことしてたらしいな」と言われ、心のなかで「この人まで隠蔽に加担してるのか」と愕然としましたが素知らぬ顔で「なんのことですか?」と返すのが精一杯で早々に退室せざるを得ませんでした。
一連の不祥事の発覚で、酒井海幕長が辞任の意向を示すこととなり残念でなりません。酒井海幕長なればこそ一連の不祥事を有耶無耶にすることなく正面から受け止め対処されたと思ってます。
酒井海幕長は、小生が幹部候補生時の幹事付で厳しくも真っ直ぐで温かい指導を受けたことは小生の今でも誇りとするところです。
>OBを中央に特攻させて圧力をかけ、排除にかかるクチですしおすし(
そうなんですよね、Mは将官OBを多数顧問に迎えてここぞというとき海幕に圧力を加えてきます。
元海幕長に訪問されて、席が飛んだ監督官を何人も見てきました。
(S-10試作機を不合格にしたとき、元将官5人が艦艇開発隊司令のところに押しかけたことが・・・)
やはり当時は川崎造船部門がゴタゴタしていたのですね。
日立出身の公募技術幹部が上司でいたのですが、
「川崎の造船部門が潰れる可能性もあるぞ!」
「山田洋行の契約全破棄の二の舞いに備えて準備が必要だ」
(この上司は山田洋行のお家騒動を掴んで海幕で対応)
そんな結果がありました。
2013年の川崎重工解任劇は、マジでびっくりした思い出があります。
アホの子関連>
そうなんですよね、専門のはずが勉強不足・知識アップデートを怠る幹部が非常に多かったので本当に申し訳ありません!
ROV(無人小型潜水艇)ばっかり部内でもてはやされて、変な考えになってしまう悪い環境でした。
どうやらここでもクロスしていた可能性が・・・
・川崎重工が利益供与を続けざるを得ない状況
うーん、それは商船側にも理由があって、2000年代から各船社が建造費の安い&カスタムオーダーに応じてくれる(国内造船所だと自社のサプライヤーしか受け付けないので、外国製の航海計器にしたいと言っても拒否られる)中韓の造船所に依頼するようになり、リーマン・ショック後に作る船のなくなったケチ重はミエ造との事業統合も検討していたのがまとまらずに破談+社長解任(=ミエ造が造船バブル時に船価高騰で当時いちばん儲かったバラ積み船に偏った結果、船価の高いLNG船が作れなくなったので、そんな会社と統合してもケチ重にはシナジーがない)になって坂出に集約(しかもドック一つ潰す)してもやっていけないという状況でしたから潜水艦一択しかなかったのかと。
https://toyokeizai.net/articles/-/19083
アホの子>
えーとですね、その頃は横須賀の某独法で海洋調査船と調査機材のお守りをしていまして、さる筋から部内講話をしてくれというのでわざわざ神戸まで出向いて有人艇(HOV)と無人艇(AUV)について話をしたのですが、その後の質疑応答で「先生は洋モノと和モノどちらが良いとお考えですか?」と聞かれたので「輸入品と国産品」だと思って、「海洋産業育成のためには官需や民需以前にオールジャパンの体制で挑む必要があります的なことを言ったら真顔で「???」という表情をしたので、終了後に質問の意図を聞きに行ったらAUV(Autonomous Underwater Vehicle)をAdult Video、HOVをHなビデオだと理解していたらしいです、ハイ(遠い涙目)
https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-3174.html