ボリビアで映画「エルネスト」上映 日本人移民120周年記念

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Radio Habana Cuba、2019年3月5日、PL



著名な日本人監督阪本順治によるキューバ・日本合作の映画「エルネスト」は、2017年にラ・パス市で初上映された。ニャンカウアソー地域のグランデ川で殺害された日系ボリビア人戦士フレディ・マエムラ(当時25歳)とエルネスト・チェ・ゲバラの戦死から50周年を記念したものであった。

この映画が昨晩(3月4日)、日本大使館の後援でボリビア映画基金の上映室1で上映された。1899年に最初の日本人移民が到着したことを記念したものである。上映は水曜日(3月6日)まで続く。

最初の日本人移民は主に、ラ・パス、ベニ、パンド、サンタ・クルースの各地域に落ち着いた。もっとも人数が多かったのは「オキナワ」と「サン・フアン」の各移住地であった。

別のグループが1910年ごろ到着し、アンデスを横断したあと、ベニのリベラルタ市に定住した。その後数十年間にはさらに別のグループが首都トリニダに住み着いた。その中にマエムラ一家がいた。そこで生まれたフレディは医師となり、チェのゲリラ部隊の戦士「エルネスト」になった。

この映画は、フレディの長姉マリ・マエムラ・ウルタードが、チェとともに戦ったフレディの夢と闘争の思い出を綴った伝記本「革命の侍」(2006年)に描かれた歴史に基づいている。

しかし、原作上の「侍」や映画上の「ゲリラ戦士」との類似以上に、フレディ・マエムラは当時の誠実なボリビア人青年の典型例であり、大多数が悲惨な生活を強いられていた自国民への暴虐や不正義に抵抗した。

マリア・バニア・ソラレス・マイムラはPLとのインタビューで、叔父(フレディ)たちはすべての時代の若者にとっての模範になった、と表現した。

彼らは自分たちの思想に忠実であり、社会正義の理想のために命をささげた、とマリアは語った。

昨晩の上映会の前には、日系ブラジル人音楽家トリオ「和太鼓ショー」による和風ドラム(太鼓)の絶妙なリズムのコンサートがおこなわれた。日本語で「和太鼓」とは、太鼓(和風ドラム)を叩く芸術のことを指す。

観客はまた、名人・赤堀雄三による三弦の日本の伝統楽器「三味線」の演奏も楽しんだ。

ボリビアと日本の国交は1914年4月13日、両国間の通商条約の締結により樹立した。

Filme sobre guerrillero boliviano honra aniversario de inmigración japonesa
http://www.radiohc.cu/noticias/cultura/185067-filme-sobre-guerrillero-boliviano-honra-aniversario-de-inmigracion-japonesa
posted by vivacuba at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | Bolivia

2019年03月05日

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