アフィリエイト広告を利用しています

2023年07月12日

欧州議会はキューバを裁く道徳的・政治的・法的権限を欠いている キューバ国会声明

declaracion-de-la-comision-de-relaciones-internacionales-de-la-asamblea-nacional-del-poder-popular-1-580x211.png

Cubadebate、2023年7月12日、 キューバ国会

キューバ人民権力全国会議(国会)国際関係委員会声明

人民権力全国会議(国会)国際関係委員会は、欧州議会が7月12日に採択した決議について、これに断固として抗議する。同決議は欧州議会で6月13日、欧州理事会と欧州委員会の宣言について、及び「欧州連合(EU)とキューバの政治対話と協力に関する協定」の進捗について討論されたことを受けたものである。それに先立ち、ジョゼップ・ボレル欧州連合外務・安全保障政策上級代表が5月、「第3回キューバ・EU 合同協議会」のためハバナを訪れた。

人民権力全国会議(国会)国際関係委員会は、欧州議会にはキューバを裁く道徳的、政治的、法的権限がないことを強調するものである。現会期中に承認されたキューバに関する過去の 決議と同様、この文書は非常に干渉的な内容となっている。キューバの現実や法制度、法の 支配のみならず、キューバが国際法を厳格に遵守し主権を行使する形で他国と関係を維持し ていることについても、誹謗中傷している。同時に、「加盟国や他の地域に存在しているが 欧州議会が関心を払っていない課題」に関して、欧州議会が価値判断を下すにあたり、二重基準を適用していることの表れでもある。ファシズムの復活に対する欧州議会の沈黙は、共犯と見なされかねない。

この決議の根拠となった討論では、保守派及び極右の欧州議会議員グループ——中には米国 の反キューバ政治家とのつながりで知られる議員もいた——によるイデオロギー的な激しい 攻撃が展開された。その目的は、27 加盟国が調印した「欧州連合(EU)とキューバの政治対話と協力に関する協定」に基づくキューバと EU の現在の関係を妨げることにある。その 目的を達成せんがため、彼らは去る5月26日に開催された「第3回キューバ・EU 合同協議会」の成果を無視し、事実やデータ、数値を歪曲しようとしている。協力を含む様々な分野 におけるキューバ・EU 関係の前向きな方向性を最終的に問題視するために、意図的に嘘をついているのだ。

欧州理事会や欧州委員会など、他機関の各上級代表が発言した今回の討論では、互恵的な関係の発展推進を目指す「欧州連合(EU)とキューバの政治対話と協力に関する協定」の有意義さに加え、かつて対話や協力を妨げた一方的で干渉的な姿勢が持つ無益さの両面が示された。

複数の欧州議会議員が証拠と歴史的事実に基づき、「現在進行中の対話と協力を損ねることは、米国政府によるキューバ国民に害をなす政策——国連総会で毎年、全世界から否定されている——に対して、欧州極右勢力が卑屈な賛辞を表明することを意味する」と述べた。われわれは、これに感謝する。

この度の決議は「キューバを国際的に孤立させ、60 年以上にわたってキューバ国民に多大 な損害を与えてきたジェノサイド的な経済封鎖を正当化しようとする」米国の企てに加担するものだ。加えて、キューバに現在投資しているか、あるいは投資を考えている EU 域内の 企業を対象とした攻撃でもある。同時に、極右及び類似の政治勢力が EU から独自かつ独立した対キューバ政策を奪おうしている意思を示している。

ラテンアメリカ・カリブ海地域の一か国を標的とする同決議の採択は、数日後にブリュッセ ルで開催される「第3回CELAC-EU首脳会議」が掲げようとする「尊重、包摂、協力の原則」 に反するものであり、ラテンアメリカ・カリブ海諸国との関係を再構築しようとする EU の 目的に対して疑念を抱かせかねない、とわれわれは警告するものである。

欧州議会議員に向けて、われわれは、「欧州連合(EU)とキューバの政治対話と協力に関する協定」や加盟国の約束を尊重し、欧州理事会や欧州委員会といった EU 他機関の姿勢に敬意を払うとともに、「共通利益のため、対話の強化や交流・協力の発展への寄与」を求める欧州社会の幅広い分野の意見に耳を傾けるよう呼びかける。

ハバナ、2023 年7月12日


キューバTV(2023年7月12日)

Declaración de la ANPP: El Parlamento Europeo carece de autoridad moral, política y jurídica para juzgar a Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/07/12/declaracion-de-la-anpp-el-parlamento-europeo-carece-de-autoridad-moral-politica-y-juridica-para-juzgar-a-cuba/
posted by vivacuba at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba

2023年07月11日

キューバは、グアンタナモ湾における米国の原子力潜水艦停泊に抗議する

declaraci?n-minrex.jpg

Cubadebate、2023年7月11日、 キューバ外務省

キューバ共和国外務省声明

キューバ共和国外務省は、2023 年7月5日にグアンタナモ湾に米国の原子力潜水艦が入港 し、7月8日まで同湾の米軍基地に停泊していたことを断固として抗議する。このことは、その政治的あるいは戦略的目的は不明であるが、米国の一段と高まった挑発である。

周知のように、米軍は、キューバ国民の意思に反し、1898 年にスペインの植民地支配に対 するキューバ独立戦争への膨張主義的介入に続いて始まった、わが国への非合法な軍事占 領の植民地的残滓として、121 年間、この 117 平方キロメートルの領土を基地として占領 してきた。

問題は、この基地は、長年にわたり、米国にとって戦略的にも軍事的にも重要性に欠ける 飛び地であるということである。その居座りは、キューバの主権を侵害しようという政治 的目的に応えるものでしかない。ここ数十年、その実質的な便宜は、さまざまな国の何十 人もの市民を拘束し、拷問し、系統的に人権を侵害するためのセンターとしての役割を果 たすことに限られている。

この時期に原子力潜水艦が停泊するということは、この世界の平和な地域に原子力潜水艦 が存在する実際の軍事的根拠は何か、その目標は何か、そして戦略的目的はどういうもの かという点を問題にせざるをえない。

ラテンアメリカ・カリブ海地域の33カ国は、2014 年1月にハバナで署名された「ラテン アメリカ・カリブ海平和地帯宣言」に署名していることを忘れてはならない。

また、ラテンアメリカ・カリブ海諸国民の主権と利益を脅かす存在として、米国がこの地 域に 70 以上の軍事基地を設置し、その基地の程度はさまざまであるが、その他の作戦上の 軍事的存在ももっていることを考慮することも重要である。ラテンアメリカ・カリブ海の 天然資源に対する米国の野心を保障するために軍事力を行使する意図を、米国の上級軍司 令官たちは最近、公の場で言及している。

キューバ外務省は、キューバにおける米軍の駐留を抗議し、グアンタナモ県の不法占拠領 土の返還を要求することを改めて表明するとともに、近隣のカリブ海地域における米軍の 原子力潜水艦の駐留と航行がもたらす危険について警告するものである。

ハバナ、2023年7 月11日

(キューバ共和国外務省)



キューバTV(2023年7月11日)

Cuba rechaza presencia de submarino nuclear de EE.UU. en la Bahía de Guantánamo
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/07/11/cuba-rechaza-presencia-de-submarino-nuclear-de-ee-uu-en-la-bahia-de-guantanamo/
posted by vivacuba at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba

2023年07月10日

CELAC-EU首脳会議に関するキューバ外務省声明

bruno-rodriguez.jpg
ブルーノ・ロドリゲス外相

Cubadebate、2023年7月10日、 キューバ外務省

第3回CELAC-EU首脳会議の準備に関するキューバ外務大臣による公開非難声明

第3回CELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)−EU(欧州連合)首脳会議が、7月17日、18日にベルギーのブリュッセルで開催される。

非常に複雑な国際情勢の中で、両地域の首脳が8年ぶりに再会することになる。

現実には、いろいろな演説や宣言にかかわらず、二地域間関係には何の進展もなかったし、最近では、後退さえしている。

今回のサミットは、こうした経過を変え始める一つの機会となりうるものである。しかし、懸念すべき理由がある。

首脳会議の準備における欧州連合の透明性の欠如と操作的な行動は、会議の成功を著しく危うくしている。

EUは、直接的で透明な議論を不可能にするような、制限的で分断的な形式を押し付け、議論の内容をマスコミや世論から隠そうとしている。

サミットと並行して、いろいろなフォーラムが一方的に開催される。このようなイベントでは、誰が中南米・カリブ海を代表するのかさえ、欧州側が勝手に決めてしまっている。

このような行動は、尊重を欠くだけでなく、それらのフォーラムがCELAC加盟国を攻撃し、特別視するための場所となる条件を作り出している。

こうしたEUの行動は、首脳会議で最終合意が達成される可能性を危うくしている。

今や、われわれの中南米・カリブ海地域は変化している。CELACはラテンアメリカとカリブ海諸国の強固で団結した声であり、尊重されなければならない。

我々、中南米・カリブ海地域の優先事項や利益を知らないふりをして、二地域関係において、偏ったヨーロッパ主義的な観点を押し付けようとする人たちに、ブリュッセルでの成功の可能性はないだろう。

時間は短いが、失敗を避けるには余りにも遅すぎるということはない。

サミットは、われわれの立場の相違にもかかわらず、集団的な方法で、我々に影響を及ぼしている世界的な多くの課題に取り組むための解決を見出すように、真摯かつ参加型の多元的な対話の場となることが可能であり、またそうあるべきである。

われわれは、開発のための資金調達、気候変動への対応、食料安全保障、再生可能エネルギーなど、優先順位の高い分野における包括的かつ相互に有利な協力の拡大を可能にするサミットを待望している。

われわれは、国連憲章、国際法、そして「ラテンアメリカ・カリブ海諸国平和地帯宣言」の諸規定の厳格な尊重を再確認する会議を熱望している。

キューバは、建設的な精神をもってブリュッセル・サミットに臨み、平等と相互尊重を基礎として、CELACと欧州連合(EU)の対話と協力を強化し、両国民、両地域、そして世界のために、可能な限り貢献するつもりである。

キューバ外務省


プレンサ・ラティーナ

Bruno Rodríguez: “La falta de transparencia de la Unión Europea pone en riesgo el éxito de la III Cumbre CELAC-UE”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/07/10/bruno-rodriguez-la-falta-de-transparencia-de-la-union-europea-pone-en-riesgo-el-exito-de-la-iii-cumbre-celac-ue/
posted by vivacuba at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba
検索
最新記事
カテゴリーアーカイブ
cuba (1696)
Santiago de Cuba (69)
beisbol (1464)
mundo (5)
venezuela (55)
podemos (1)
Japon (36)
colombia (4)
Brasil (4)
Puerto Rico (1)
Estados Unidos (14)
Bolivia (23)
Arabe (1)
Ecuador (2)
Deportes (169)
México (24)
Chile (2)
España (2)
Argentina (2)
Rusia (1)
タグクラウド
<< 2023年07月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
写真ギャラリー
ファン
最新コメント
プロフィール
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: