【日 程】
【天 候】快晴
【コースタイム】
7:15 御岳ロープウェイ 飯森高原駅
8:40 八合目 女人堂
11:15 山頂
12:55 八合目 女人堂
13:55 御岳ロープウェイ 飯森高原駅
【関連情報】
御岳ロープウェイ 往復2,600円
運行開始8:00〜(土日祝は6:00〜)
HPは こちら
御嶽山入山規制情報(R1.7.1現在)>> こちら
山頂への規制が解除になりましたが、王滝口登山道からは現在も山頂へは行けません。
御嶽山の噴火から5年。
今年の7月1日から10月16日まで山頂へ入れる様になりました。
やっと規制解除と思っていたら、先日の浅間山の噴火。
今回は予兆が無かったと言うのが怖いですね。
今回、御嶽山の山頂に立ってみて
この場所で助かる方が奇跡と思いました。
どれだけリスク管理をしたところで、最後は運かなとも。
自然の前には人間なんてちっぽけな存在です。
自然から得るものも多いのですが。
田の原からのルートはまだ規制がかかっているので、御岳ロープウェイから。
乗り場には規制情報と登山届のカウンター。
スキー場のゲレンデには小学生が植えた花が綺麗でした。
御嶽山も綺麗に見えています。
ロープウェイで15分。飯森高原駅へ。
6人乗りゴンドラが20秒間隔でやってくるので出発時間を気にせず乗れます。
登山道は左手へ。
中央アルプスが綺麗に見えています。
10分ほどで行場山荘へ。
黒沢口登山道で登るのは2回目ですが・・・
初めての時は3月。雪を直登したのでこんなに山小屋があったのねって感じ。
今回同行の3人とも、みんな初御嶽山だそう。ビックリした。
登山道もめっちゃ整備されています。
八合目まで木の階段が続きます。
樹林帯の中、暑い暑いと言いながら八合目到着。
さすが日曜日。登山者の数もハンパない。
女人堂の屋根の塗装をしてました。暑そう・・・
ロープウェイの係りの人から14時くらいに雷雨があるかもと言ってましたが・・・
雨降る前に塗り終えられるかな。。。
石碑が多いです。
八合目をすぎると視界が開けます。
日差しもあるけど、風が気持ちいい。
乗鞍岳も綺麗に見えています。
この角度の乗鞍、久しぶりだなぁ。
しかし・・・
石碑、石像の類が本当に多い。
他の霊山と比べても、ここまで石碑や石像が連なっている山も稀ではなかろうか。
白装束の方々も多数いらっしゃいました。
眼下に飯森高原。登山者続々。
植物がなくなりゴロゴロした風景に。
分岐で「石室」の方へ登ると「石室山荘」を突っ切ることに。
一息いれますか〜
という事で、前日、スーパーで買った朴葉寿司。
美味かった♪
雷鳥さん、スーパー情報もありがとう。
いつもお世話になります。
九合目の覚明堂は閉まったまま。
夏道で登るは初めてなので、噴火前の様子は分かりませんが・・・
岩肌を見る限り、この辺りの被害も激しかったのでは。
台座もぱっくり割れています。
もうすぐ山頂。
ゴロゴロした雰囲気だったけど・・・
色が違う?
美しかった二の池。
まだ灰に埋まっていますが、独特の色は取り戻しつつある様子。
山頂直下にはシェルターが作られていました。
慰霊碑が建立されていました。
行方不明者は今なお、どこかで眠っているのでしょうか。
頂上山荘は解体されています。
灯篭や手すり、斜面の崩れ様から被害の大きさがうかがえます。
山頂への階段。
なんだか空が広いなぁと思ったら・・・
そうか、鳥居がなくなったんだ。
南の噴火口を見下ろす。
一番登ったのが今も規制の続く王滝口から。
タイミングの問題で、被害にあったのは自分かもしれない。
修復の音が響いていました。
現在の山頂。
十年前の山頂。
一の池。
二の池。
十年前の景色。
現在の山頂。
十年前の山頂。
遠目に見れば山の形は変わらない。
建造物は修復すれば同じ形になる。
でも、岩の崩れ方や建造物の傷跡をみればどれだけ悲惨な状態だったんだろうと・・・
御嶽山は相性のいい山でいくつもの絶景を見させてもらった。
今回、誘われた時には正直行きたくない気持ちの方が大きかったけど・・・
今を見ることが出来て良かった。
変わってしまった姿に心が痛んだけど・・・
変わらない姿に自然の大きさを感じた。
あと十数年もすれば何事もなかったような顔になるんだろうな。
複雑な気持ちを抱え、山を下ります。
季節は違うけど、同じような青空の下、同じような時間だなと思いながら・・・
女人堂の屋根塗装はずいぶん進んでいました。ご苦労様です。
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2019年08月10日
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山の遠近、大小に関わらず危険は何処にでもあるんですよね。
自然を相手にするって事はそれを常に意識しておく事だと思います。
街中では直ぐに救急車が来てくれたり、病院に行けたりするけど
山の中ではそうはいかない。
無事に下山できて次を楽しみに出来ることに感謝です。
生きて帰ってきてねと、言われます。
そんな大袈裟な、危ないとこ行かないよ、危ないことしないよって言うんだけど、あの時御嶽山にいた人とそれはなんら変わらない。
山遊びってそういうことですよね。
無事に下山して今日があることは、当たり前のようで当たり前でない。
感謝して、また山に登ろうと思います。