知覧特攻平和祈念館 (鹿児島県)
館内は撮影禁止だったので、現地で素描しました。
陸軍四式戦闘機「疾風」
陸軍三式戦闘機「飛燕」
知覧は、陸軍の基地でしたが
館内には、海中から引き上げられた、
零戦52丙型が展示れています。
引き上げられた当時の状態に近いまま保存されていました。
零戦52丙型の、3式13ミリ機銃、20ミリ機銃、
翼の下の小型爆弾架も、近くで確認できます。
ガラス張りの部屋に展示されています。
屋外から撮影しました。
特攻機は、かつての戦闘機から練習機までも
爆弾を搭載して利用されていました。
知覧基地から飛び立った特攻機で
最も多く利用されたのが97式戦闘機です。
知覧基地から出撃した隊員は
樺太、北海道から沖縄まで
各地を故郷にする方々で、朝鮮の方もいました。
三角兵舎
隊員が過ごした兵舎が再現されています。
傾斜のある天井を眺めながら
どんな気持ちで過ごされていたんでしょう。
特攻隊員の方々の遺影が並ぶ光景は
いつも胸せまるものがあり、命の尊さを改めて深く考えさせられます。
陸軍航空隊の特攻による戦死者は約1400人。
恒久の平和を願います。
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行って良かった鹿児島のオススメなどを紹介します。
「ホタル館」富屋食堂
記念館です。食堂ではありません。
知覧特攻平和祈念館より新しい施設です。
「ホタル館」は、特攻隊員から慕われていた
鳥濱トメさんの冨屋食堂の外観と内装が再現され
特攻隊員たちの写真やエピソードが紹介されています。
ホタルになって帰ってきた
宮川三郎さんの遺品も展示されていました。
展示品を眺めているとき、
観光で知覧に来た方が何人も
「食堂どこですか?」と入ってきて
間違ってしまうようです(*^.^*)
知覧特攻平和祈念館、すぐ近くの食堂
鳥濱トメさんのお孫さんのお店です。
「 知覧茶屋 」
昼食に寄らせていただきました。
さくら館
宿泊場所を決めていなかったので
知覧特攻平和祈念館の、おみやげ売場の方に
近くのホテルを訪ねたら、「さくら館」を教えて下さいました。
知覧特攻平和祈念館から徒歩数分の旅館で、
三角兵舎からイメージされた建物です。
和室に泊まりましたが(洋室もあります)
天井が本物の三角兵舎みたいに
斜めになっています(^_^;)
知覧のお土産には知覧茶!
ペットボトルの知覧茶もおいしかったです。
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万世飛行場跡・ 万世特攻平和祈念館
零式水上偵察機が展示されています。
「子犬を抱いている特攻隊員たち(5名)の写真」を
見たことがある方もいらっしゃるのでは…
(権利上、写真を掲載できません)
知覧特攻平和祈念館にも展示されてる写真なのですが
万世飛行場で撮影されたもので、
子犬を抱いているのは荒木幸雄さん。(17歳)
万世特攻平和祈念館には、荒木幸雄さんの
初めて見る写真が展示されていました。
とてもやさしそうな日本男児の容姿でした。
また、「子犬を抱いている特攻隊員たち(5名)の写真」のうち、右上の高橋さん。
集合写真とは異なる、
穏やかで純粋な雰囲気の遺影が残されていて、
しばらく立ち尽くしてしまいました。
この写真は、元々アサヒブラフの記者による撮影でした。
当初は国威高揚の一環だったとしても、
現代に於いて、特攻の事実を切実に語る歴史的な1枚になりました。
鴨池港の 垂水フェリー
ひとり旅ですが、車好きなので、
移動は鹿児島空港から、レンタカーで戦跡巡りしました。
知覧特攻平和祈念館から
鹿屋航空基地 史料館へ行くプランでしたら
垂水フェリーがオススメです。
船から眺める桜島が美しい!
鹿屋航空基地 史料館
海軍の航空隊の特攻で戦死された約2500人。
(戦地へ向かう途中で亡くなられた隊員も含まれているそうです)
海上自衛隊基地内の史料館には
零戦52型が展示されています。
コックピットが見えるよう台座があります。
撮影禁止の場所が多いので残念ですが(> <)
照準器スケッチ
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花が美しく見えるのは、
いつか散ることを知らずに咲いているからでしょうか。
鳥が、いきいきと美しく見えるのは、
いつか死ぬことを考えずに生きているからでしょうか。
今、そして未来、特攻隊員たちが
見た景色と変わらない、花や鳥の美しさを、
ずっと大切にしたいと思います。