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ぼくを探しに



これは絵本と言うのだろうか・・・

 作者、シェル・シルヴァスタイン。
 どうか検索して写真を見てください。
 こぉ〜んな作品を作った人には絶対に見えないです。
 スキンヘッドで髭面で、どう見ても悪役プロレスラーか
 極悪人のお尋ね者。
 ま、そのギャップも楽しいのですが。

 ご存知の方も多いと思いますが、少し欠けた丸クンが
 何かが足りないって、自分のかけらを探しに行くお話し。

 大きすぎたり、小さすぎたり、とんがってたり、角ばってたり・・・
 なかなかぴったりのかけらに会えない。

 やっとぴったりちゃんに会えたら、ちゃんと収めておかなかったので
 落としてしまったのね。
 んで、また会えたぴったり子さんはしっかりくわえすぎて
 壊れてしまったのね。
 またまた会えたぴったり江さんとは今までのことを学習して
 うまくいくんだけど、うまくいきすぎてつまらなくなるのね。
 んで、また一人で転がっていくんだけど
 このあたりは、男女の関係と取れなくもない。

 でもそれだけじゃないんだな。
 子供から大人までいろんな風に解釈できるのがいいところです。

 自分探し、なんて言葉がはやりましたね。
 聞くたびに鳥肌立ててましたが・・・
 18歳未満までなら許してあげるけど
 パチンコ屋さんに堂々と入れる年になってから
 そういうことを言うヤツは
 目、噛んで死ね!(私の母の十八番です)

 が、若いお嬢さん、最近彼とどうよ?って聞いたら
 自分探しをするからって、フラれた、って。

 わはははは・・・・!
 ガチンコ理数系のお嬢さんに、そういう分かったような
 分からんような別れ言葉はウマイなぁ、と
 ボォ〜っとした彼でありましたがなかなか賢いやっちゃ、と
 感心しました。
 そういうことなら18歳以上でも許してあげるよ。

 オトナは足るを知るんだよ・・・


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