ユナイテッド は、勝ち点51で7位。
エースのファンペルシーはチャンピオンズリーグ・オリンピアコス戦でハットトリックを達成する活躍をしたが、そのゲームで負傷しこの試合は欠場。 復帰までに2〜4週間かかる見込みだ。
そのため前節のウエストハム戦で2ゴールを決め、今シーズン13得点のルーニーがトップに入った。
トップ下にはフェライニ、マタは2列目の右に入った。
香川 は先発から外れた。 香川は前節のウエストハム戦ではフル出場し、香川、マタ、ルーニーを中心にボールが流れるように良く回り、チームとしての連動性を感じることができた。
ようやく望んでいた展開を見ることができたのだが、このゲームでは香川の出番ははたしてあるのか?
シティー は、勝ち点63で3位。
攻撃陣ではアグエロが怪我で欠場のため、1トップにジェコ、2列目左にナスリ、トップ下にダビド・シルバ、右にへスス・ナバス。
前回の両者の対戦では4-1でシティーが大勝している。
前半開始直後からシティーが猛攻を仕掛けた。 なんと開始44秒で ジェコ が今シーズン9点目となる先制ゴールを叩き込んだ。 ナスリのシュートがポストに当たり、その跳ね返りをジェコが押し込んでシティーが先制。
シティーは中盤で流れるようにボールが回った。 得点はリーグ2位、失点の少なさでもリーグ2位のデータ通り攻守のバランスが非常に良い。
コートジボアール代表のヤヤ・トゥーレは攻守ともに安定したプレーを見せた。 コートジボアールと日本はワールドカップ本戦で戦うことになるが、この選手は日本にとっては要注意である。
前半は1-0のまま終了。 ユナイテッドはカウンター以外には攻め手がなく、いい形が見られなかった。 シティーの先制点があまりにも早かったので、ユナイテッドは落ち着きを失ってしまったようだ。
モイーズ監督は、後半の頭から 香川 を2列目の右に入れてきた。
後半11分、コーナーキックから ジェコ がこの日2点目となるシュートを決めて2-0となった。
21分、モイーズ監督はフェライニに代えてバレンシアを投入。バレンシアが右に入り香川は左に回った。
31分にはウェルベックに代わり、エルナンデスが入った。 ユナイテッドは香川、バレンシア、エルナンデスと攻撃の選手を入れ替えたが、シティーの守備は固くゲームの流れを変えることはできなかった。
香川は時折香川らしいプレーを見せたが、ボールに触る機会が少なかった。
45分、 ヤヤ・トゥーレ が強烈な右足のシュートを決めて、シティーに3点目が入った。 ヤヤ・トゥーレの今シーズン17点目となるゴール。ものすごい迫力である。 やはり日本代表にとって怖い選手だ。
結局3-0でシティーの勝利。 シティーはこれで5試合連続で無失点、攻撃だけでなく非常に守備の堅いチームだ。 1位のチェルシーよりも残り試合の多いシティー、これで優勝に1歩近づいた。
ユナイテッドは優勝はほぼ無理。3位以内を逃すとなると90〜91年シーズン以来となる。 若いファンは、生まれてこの方見たこともないようなユナイテッドの惨状を目の当たりにしていることになる。
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