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2019年09月29日
センター内でのあいさつ
コールセンターでは大抵、あいさつをしましょうと推奨されています。
コールセンターは普通、ひとつのビルに複数のセンターが混在しています。
一つの会社で複数のセンターがあるし、ビルによっては数社コールセンターが混在しています。
違う会社のオペレーターと休憩室を共有することは、ほぼありませんが喫煙室を共有することはあります。
コールセンターの業務は個人情報を扱うことが多くあります。
なので、休憩室などの共有スペースで仕事の話をしてはいけないとされています。
ただ、同じ会社同士でも違う会社でも、センターが違ってもあいさつはしましょうと推奨されています。
「お疲れ様です。」
コミュニケーションが希薄になったこの時代、これは良いことだと思っています。
喫煙室で見る顔というのは、ブースが違っても半年も経つとだいたい覚えてしまいます。
すると何となく、話したこともない人に対しても、いつの間にかあいさつするようになりました。
ただ、良いことだと思っても私からあいさつすることはまずないんです。
ひとことで言って、照れです。
私の年になれば管理者は全員、私より年下ではないかと思います。
日本人の悪いクセではないかと思いますが、年下に対してこっちからあいさつはしたくないという意識が働きます。日本人じゃなく私がそうなのかも知れませんが。
2019/09/28「 センターを辞める理由(続) 」で私の友人について触れました。
私の親友です。
友人は自分自身の態度について、偉そうだと言います。
小学生のとき、校長先生から
「〇〇君(友人)は偉そうだね。」
そう言われたといいます。
友人が言うには、自分は偉そうだけど、私のことも偉そうだというんです。
年齢も年齢なので、センターではよく廊下で他ブースの人とすれ違うとき、あいさつされます。
たまにジャケットを着ていったり、また他の用事でスーツを着ていったりすると、あいさつされる確率は格段にアップします。
管理者も、マネージャークラスの人でも私よりきっと10歳くらいは若いでしょう。
150人くらいいるフロアーで、仮に5本指に入るくらいのマネージャーだってしてはいけないことがあります。
以前、私が座ったデスクの横に、PCが入っていた段ボール箱がありました。
するとマネージャーが段ボール箱の片づけを始めたのです。
私が電話案内している横で、大きな音を立てて。
センターの収入を稼ぐのは私たちオペレーターで、管理者はマネージャーであっても生産性はないというのが私の持論。
だから私はマネージャーに、
「それ、いまやらなければならないのかなあ?あとにしてくれないかな?」
そういいました。
マネージャーはどう思ったでしょうか。
でもいつしか私があいさつされるようになりました。
これで良いのかと思いますが、良いんです。
そういえばスーパー、ドラッグストア、ホームセンター、Loft
店に行くと、まずすれ違う店員はほとんど、私に
「いらっしゃいませ。」
と声をかけていきます。
だけどコンビニはありませんね。
さて、私は昔、恩師から聞いた言葉に、確かだと思うものがあります。
「人を知るには3年かかる。」
これです。
気が合う人はすぐに打ち解けて「気ごころが知れた仲」になります。
しかし、予期しないことが起こった場合、その人はどうするのだろう?どう言うのだろう?
それをしっかり理解するまでにはそれなりの時間を要するのではないでしょうか。
逆に、
先ほどの喫煙室で会う、ブースが違って話したことがない人でも時間が経つと少しずつ人間が見えてくると思います。他ブースの人同士、話している内容までは知りません。それでも人間像が見えてくると思うんです。
9/25に書いた「役員会」で、私はある道議会議員を推していると書きました。
その日の役員会で私は、やっと自分の居場所になったと感じました。
もう長く役員をしている人たちの中に入った私は新参者で、どうも居場所のない気が続いてきました。
それでもやっと馴染んだ気がした役員会でした。
それも今年で3年です。
“石の上にも三年”という言葉があります。
3年、これは何かの区切りなのでしょうか。
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