久々のスポーツモデルと言う事もあり、
全国のホンダディーラーで試乗車も用意され、大々的に試乗キャンペーンも開催されました。
この時に試乗された方も多いのではないでしょうか。
先日初のマイナーチェンジもあり、中古車の方も安定して流通しております。
筆者はそんなS660を 約3年間所有しております。
今回から、 [内外装]・[走りとカスタム] と2回に分けて、
S660について紹介したいと思います。
1回目 の今日は、 [エクステリアとインテリア]の感想を書かせて頂きます。
まずは特徴的なエクステリアから見ていきましょう!
■S660 エクステリア
筆者のS660、プレミアムビーチブルー・パールのαグレード(MT)です。
今となっては懐かしい、納車直後の画像となります
S660と言えば、白や黄色を思い浮かべる方が多いと思います。
残念ながら MCで廃盤になってしまいましたが、このS660専用色の青も良い色ですよ
明るくフレンチなブルーパールは本当に色鮮やかで、S660によく似合います。
黄色いナンバプレートでも違和感ないですね。
ネット画像のS660って、大きく見えますよね?でも実物は‥
うん、これぐらいの大きさです!
軽規格ですから、可愛いサイズですね
でも間近でよく見ると、おもちゃっぽさは微塵もありません。
インテリアもですが、全体的に軽自動車とは思えない造りになっています。
ちっちゃいですがスポーツカー然とした佇まいは、
眺めているだけで所有欲が満たされますね。
アルミホイールはMR駆動車らしく、前15インチと後16インチの異径サイズです。
最低地上高も12cmと低く、フロント以外のエアダクトは 単なるダミーではなく きちんと穴が開いています。
ドアハンドルやサイドミラーの形状も、空力抵抗を減らす為によく考えられていますね。
■S660 インテリア
外から見ると、低くて狭くて 乗り降りし難そう! と思いがちですが‥
実はそうでも無いんです!
実際に乗り込むと、座面の低さにビックリすると思います
少し前までS2000にRECAROのフルバケ(TS-G)を入れて乗っていました。
純正シートなのにそれと変わらない低さでした。
低いと言ってもドア開口部が広いので、乗り降りはそこまでし難くは無いですよ。
筆者の身長は184cmと大きいです。
しかし足下のスペースが軽とは思えないほど広く、
奥行きがあるお陰で普通に乗降できます。
ただし運転席に座ると、 頭上の余裕は3cmほど しかありません。
助手席だけは奥行きが若干スポイルされるので、運転席よりは狭いです。
運転席から見ると助手席の人は少し窮屈に見えます
ステアリングは専用のDカット型のφ350mmサイズで、
握った感触もほどよい堅さで扱いやすいです。
チルト(上下)はするものの、 テレスコピック( 前後)無し なのが残念です。
とは言っても、無くても困った事はありません
車内が狭いせいか夏場のエアコンの効きが素晴らしく、
ものの数秒で車内を冷やしてくれます!
ペダルの配置も違和感なくやりやすいです。
ヒールトゥをする場合はブレーキペダルが少し低くて小さめなので、
慣れるまではやり難いかも知れませんね。
それにしても、今見ても内装の質感が高いですね。
特にシートには、普通車よりお金が掛かっています。
レザーとスエードの表皮の質はもちろん、クッションが分厚くゆったり快適なのに座面が低いです。
運転席の足下の広さと相まって、 座ると軽自動車らしさはまったく感じません。
あとは電動リヤウインド下のコンビニフックと1人分のドリンクホルダー。
無いよりましレベルで使い勝手は非常に悪いです。
ドリンクホルダーは助手席側の足下に 「自転車用のドリンクホルダー」 がボルト留め出来ます。
ディーラーオプションでもありますが高いので、
汎用の自転車用ホルダーを購入するのがお勧めです。
ここまで良いこと尽くしでしたが‥
唯一の欠点はドア内張のドアノブがあるパネルです。
ここは ドアパネル一体式のカーボン調プラスチック で、見た目も手触りも非常に安っぽいです。
爪など硬い物が当たると、すぐに白くなり傷が付いてしまいます。
小傷防止の為にも、オプションの「Modulo / Honda Access製ドアライニングパネル」をお勧めします。
運転中に常に肘が触れる部分ですし、予算に余裕があれば装着したいですね。
あとシートベルトが自動で戻り難いです。
慣れない内はバックルをドアに挟んでしまいがちです。
傷が付いちゃうので気をつけてください。
■S660 内外装 総評
かれこれ3年もS660を所有して思うのは、やはり人を選ぶ車だな‥と言うことです。
ツーシーターに慣れていても、トランクが無いとここまで不便になるのか‥とつくづく思いました。
フロントの幌収納スペースが小さいながらもトランク代わりにはなりますが、
涼しい季節でも45℃前後、夏場では50℃は超えます。
食品を購入する場合、助手席を荷物スペースにしないと厳しいですね。
助手席に人を乗せる場合、運転席に比べて狭いので小柄な方でないと長時間は厳しいです。
やはり割り切って買い物は1人で済ませ、2人の時はドライブを楽しむ車かなって思います。
しかしながら筆者のように、セカンドカーとして走りやカスタムを思いっきり楽しみたい!
‥と言う方には最高の1台になると思います
次回は筆者が辿ったモデファイの歴史、レビューを交えて書かせて頂きます。
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