制作27話 放送7話(1966/2/13)「SOS富士山」
(制作順はWikipediaを参考にしました。)
シリーズを通してのメインの出演者
万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
SF小説を書いている。
戸川一平:パイロット助手
江戸川由利子:毎日新報のカメラマン
ストーリー(ネタバレ)
富士五湖の河口湖と本栖湖の水温が急上昇し、矢沢洞窟の奥の方の氷が解
けるという現象から由利子は富士山の噴火が近いのではと一平と二人で富
士火山研究所の早川のところまで取材に出かけた。
早川は火山活動が伊豆南沖、大島、と北上していることを挙げ、次は富士
山ではないかと予想していた。
突然大きな爆発音がしたが、それは付近の集落の子供たちが模型のロケット
を打ち上げようとして失敗した音だったのだ。横山巡査が近寄ってきたのを
見て、子供たちは逃げてしまった。
早川、由利子、一平は横山巡査から集落や樹海に住むタケルにはまだ噴火の
恐れがあるということが伝わっていないことを聞いた。
一平は、富士山の噴火よりも樹海のターザン、タケルのことを取材したほう
が記事になると由利子に提案し、由利子は受け入れた。
タケルの姉に話を聞くと、15年前に4歳のとき、タケルは蝶々を追って樹
海に入り込み家族からはぐれてしまいそれっきりということであった。姉は
タケルがまだ生きていることを願い、樹海の側の会社に勤務していた。
一平は横山巡査や子供たちとタケルを探しに樹海に来た・タケルに遭遇する
ことは出来たが、あっという間に見失ってしまった。追っていた横山巡査は、
吉野のお池から巨大な岩石が現れ、岸に落下するのを目撃した。しかし、そ
の岩石はただの石ではなく、鼓動と共に明滅するコアがあった。
この事件は、富士山の火山活動の始まりとされ、テレビでもニュースが放送
されるようになった。由利子も新聞社の正式な取材として、ヘリがチャータ
ーされ、万城目と現場へ向かった。
岩石は、道路を塞いでいたため、爆破され破片は樹海に捨てられた。その夜
タケルは大きな音に気付いて音のする方に行ってみると、コアを中心に岩石
が再結合し、巨大な怪獣ゴルゴスとなった。怪獣に追われ、タケルは倒れた
木に足を挟まれ動けなくなってしまう。
翌朝、タケルの姉、万城目、一平、由利子、横山巡査は再度タケルを火山活
動から避難させるために樹海に向かった。
横山巡査がタケルを発見して木から助けだしたが、前方からは怪獣が迫って
いた。横穴に飛び込んで難をのがれたが、落石で入り口がふさがれ万事休す
と思われたが、タケルの怪力で脱出することが出来た。
万城目一行と合流することが出来たタケルと横山巡査だが、タケルは巡査の
拳銃を借りるとゴルゴスに向かっていった。ゴルゴスの背中に飛び乗ったタ
ケルは身体からコアをくり抜き、空中へ放り投げると拳銃で破壊した。
富士山の火山活動により雪崩が起き、ゴルゴスの体は雪に飲み込まれ、万城
目一行は、合流したタケルの道案内で樹海から脱出した。
後日、髪を切りスーツ姿となったタケルは報道陣の取材攻勢にあっていた。
そこに爆発音。こんどは模型のロケットの発射に成功して喜ぶ子供たちの
顔がそこにあった。
冒頭、珍しく由利子と一平の二人での行動でした。休憩後の運転をどちらが
するかで阿吽の呼吸でじゃんけんしているなど、いい感じです。
警官の人、普段ホラばっかり言っているので噴火の話を信じてくれないって、
公僕としてどうよ。と思いました。でも、「ダメなんだなぁ〜私は」が口癖
でいい味を出してました。
森の中を警官が全く追いつけないほどに早く走るタケルを見て、子供たちが
「タケルとアベベどっちがはやいかなぁ。」「(東京)オリンピックのとき
にタケルに出てもらえば良かったのよ。」と時事的な話をしていました。
岩石を爆破しようとして、子供の風船ガムの破裂に驚き、爆破カウント20秒
前なのに爆破スイッチを押してしまうドジな作業員とそれを怒る作業員は晴乃
チック・タックという当時人気の漫才師です。
富士の火山活動は終息したのか、その後どうなったかの描写がありませんでした。
当時ターザンの映画やアニメが流行ってました。最近の映画のリブートブーム
で復活しないかな。
怪獣ゴルゴスの鳴き声はゴジラと同じでした。
ウルトラQ残り1話。ラストです。
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