2021年03月24日
マスクいつまでやるんだね。ずっと感じてた。きっと多くの人が。
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大臣のひとりが、マスクについて、いつまでやるんだねと愚痴をこぼしたというニュースが伝わってきた。
これ、本当に分かります。私もマスクは苦手です。
息苦しいし暑いし蒸れる。マスク越しに呼吸をしても、イマイチ新鮮な空気を吸っているという気がしない。人がまばらな屋外に出たり、自宅に戻ってマスクを外した時の空気がなんと心地よいことか。もわっとした空気を吸っていると、眠気が誘発されることも多く、それも困ったものです。他にも、メガネは曇るし、鼻はかゆいし、耳も痛くなる。マスク着用はいつまで求められるのか、私も言いたい。
その大臣の発言、その部分だけを抜き出して歪曲したとならないように、前後の文を探した。
「(緊急事態宣言を)これくらい長くやっていると、なんとなく……。いわゆる……。なんだろうね。どれくらいやってるかね。マスクなんて暑くなって、口の周りがかゆくなって最近えらい皮膚科がはやっているそうだけど。(マスクは)いつまでやるんだね?真面目に聞いてるんだよ、俺が。あんたら新聞記者だから、それくらい知ってんだろ。いつまでやるの?これ。マスクはいつまでやることになってるの?」
引用元: https://www.huffingtonpost.jp/entry/aso-taro_jp_60544a70c5b6bd95117c2c8b
安藤健二さんの『麻生太郎氏が報道陣に逆質問「マスクはいつまでやることになってるの?」』
内閣の大臣、与党中核議員。立場的には、マスクの着用を強く求めたい、徹底したいと考えるのが自然である。なぜならば、感染症がなかなか収束しなければ、あるいは拡大してしまったら、感染症対策の失敗、政策を誤ったと批判を受ける立場だし、任期満了が近付いている衆議院の次の総選挙の票にも大きく影響を及ぼすはず。
緊急事態宣言で落ち込んだ世帯収入、消費、景気、これらを回復させようとする場合にも、人が外に出ていくわけだから、マスクは益々必要になる。いつまでマスクしなければならないんだ、1年以上も不快な思いをしたしいい加減もういいでしょう、という人がどんどんと出てきてしまったら、経済の回復の足を引っ張ることは明らか。
マスクをしたくても着用が困難な方もいるから全ての人にマスクを求めるのはよくないにしても、マスク離れなんて起こしたら、政治家個人としても、政党としても苦しい立場に立たされるだろう。
にもかかわらず、この発言が出てくるとは、マスクを着け続ける不快感が、よほどの不快感がそうさせたのだろう。
不謹慎だとか政治家としての資質がとか叩くのはたやすい。しかし、多くの国民がどこかで思っていることでもあろう。不快なマスクをいつまで半ば強要されるのだろうと。マスクを切らしたら職場や学校にも行かれない、これは永遠に続くのかと。
政治家のパーティーもたまにすっぱ抜かれている。これだって、叩くのは簡単。しかし、必要だからやっているのだろう。その世界を知れば、きっと理解不可能なことではないのだろう。
しかし接待が必要である世界、人が集まるイベントが必要である世界、政治家でなくともある。
自分たちは我慢しているのにという不満が爆発している方もいるだろう。もちろん、大いに理解できる。ただ、マスク発言の大臣もマスクを外しはしなかった。パーティーやイベントの主催者も、感染症対策を何もしていないところはあるまい。ただ、それも疲れた。早くそこから脱却したい。感染症対策を気にしないで盛り上がりたい。みんな思っているはず。
お金に不自由していなさそうな現役の大臣でさえ、高級マスクとかいい薬剤で不快感から逃れることはできない。資金がありそうな与党の派閥でさえ、テレワークパーティーなんてできない。
感染症対策に気をもまなくてもよくなりたい。それは、大臣も庶民も同じ。
私は、発想の転換を試みるべきではないかとも思った。
どうすれば、マスク着用率が大きく下がっても感染の危険を少なくできるか。
優れた換気設備や抗ウイルス塗料の普及とか、あるいはVR技術で個室に居ながら大部屋にいる感覚になれる飲食店普及だとか、マスクを外せる日が一日も早く到来するよう祈っている。補助金とか、開発援助とかの政策も合わせて、官民が一致団結して欲しい。
時間はかかるだろうし、できないかもしれない。でも、副総理大臣様が、不快なマスクいつまでやるんだという旨の発言をされ、否が応でも期待してしまう。マスクを外せるようなアプローチに向かうのではないかと。
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2021年03月23日
緊急事態宣言、再々延長なく解除。人間味を感じる判断。
東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に発令されていた緊急事態宣言は、3月21日をもって解除されました。
1月8日から始まったそれは、当初2月7日までの予定でした。しかし3月7日までに延長され、3月21日までに再延長され、ウンザリした気持ち、閉塞感が広がります。
それでも、いわゆる第3派のピークは過ぎたものの新規感染者数は充分に減少せず下げ止まり、宣言解除の目安となる水準には遠く届かない状態の中、再々延長濃厚かとも思われました。ところが状況はさして好転していないにもかかわらず、緊急事態宣言は再々延長されずに解除。もちろん、賛否はあると思います。
しかし、機械的な判断ならば、絶対に宣言解除にはならなかったはず。宣言解除の基準は満たしていないし、再延長を決めた3月頭に比べて感染者数は増加している。それでも、自粛疲れによる宣言の効果減退や、経済とか家計への影響を総合的に考えての判断。そこは人間味を感じました。
旅行業、イベント業、飲食業を営んでいる方々も必死です。宣言解除を見越して、投資をし企画も立てるでしょう。その準備は数日前から始めるものではない。
例えば興行イベントの場合、ひと月前、あるいはもっと前から準備に入る。準備にも当然費用が掛かるから、前売りチケットを売ろうとする。で、宣言延長でキャンセル払い戻しやらが相次いだら、あるいはイベント自体たち消えてしまったら…、考えるだけで恐怖である。
医療機関の逼迫は続いており、破たんの危機も抱えている。より感染力が強い可能性がある変異ウイルスが報告されており、国内にも入りつつある。こちらもこちらで恐怖。
経済、医療、命、それらを天秤にかけながら、どうやったって批判が来る最適解がない難しい問題。
命第一だろ、そのためには感染症拡大防止を最優先すべきだろという方。その政策をとるならば、インフルエンザ流行期には、毎年不要不急の外出自粛と時短営業を求めなくてはいけなくなる。それでも病死者数を最小にという方もいらっしゃるでしょうが、そこまで言う方は少ないと思う。家計や経済、人と人との交流もまた大切なのだから。
取り巻く状況が変わっていなくても、内なる状況は変化している。
医療機関の疲弊も進んでいる。庶民の疲弊も進んでいる。経済への失望感も続いている。
感染症増加、命の不安と、経済悪化、生活の先行き不安。天秤にかけた時に、取り巻く状況が変わっていなくても、重さは刻々と変化している。
この時期に、自粛疲れを和らげることは名判断だと思う。
変異種の脅威が増して、第4派が来た時に疲れ切っているでは、あらゆる政策の効果が鈍り詰んでしまう。
事実、時短要請の店舗に行けず、路上やレンタルスペースでコンビニなどで買ったお酒を呑んでいる集団が増えている。昼のカラオケ喫茶などで高齢者の感染も報告されている。
人とのつながりを自粛せよというのは限界だろう。リモートや仮想電脳空間に入る技術も普及は足踏みであるし。
花見シーズン、新歓シーズン、そしてGW。残念ながら感染拡大の不安は広がる。だからこそ、緊急事態宣言は解除して、マスク、消毒、三密回避をお願いしつつガス抜きをしなければならないのではないか。我々は人間なのである。
交流できない、発散できない、経済活動できない、それらもまた死に直結する。
GoTo停止のように、ギリギリまで待った上で、必要ならばまた緊急事態宣言再発動が良策と思う。
妄想を言えば、GWの国民の祝日を1か月前倒しできたら活性化するのでは。
3/27、土曜日。
3/28、日曜日。
3/29、一か月前倒しの昭和の日。
4/3、一か月前倒しの昭和の日。憲法記念日。
4/4、日曜日。一か月前倒しのみどりの日。
4/5、一か月前倒しの子どもの日。
4/6、みどりの日、日曜日の振り替え休日。
思いっきりガス抜きして来たる第4波に備えなければいけない気がします。もちろん、ワクチンその他の政策によって、抑えなければいけませんけれども。
ただ、人間は交流が絶たれれば死ぬ、経済的に追い込まれれば死ぬ、そういう生き物なのです。それを覆すだけの支援を考えるか、今精神的体力を少しでも回復させるか。
今ガス抜きしないと、耐えられるものも耐えられない、あらゆる政策の効果か鈍る。
もちろん、目先の保障や支援は必要、加えて先の希望も必要、更に、医療負担も軽減させ破綻から守らなくてはならない。とてつもなく大変だと思います。しかしながら、国民が感染防止に疲弊してしまったら、何もかも終わる。
マスク、消毒、密回避、これを最大限意識しながら、最大限のガス抜きが今こそ必要。
だって、不急不要の外出をするなと言われ続けて1年。もう無理でしょう。
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2021年03月22日
第二次GoToキャンペーンのメッセージを
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「Go To トラベル」、「Go To Eat」、「Go To イベント」、「Go To 商店街」からなる「Go To キャンペーン」は、いわゆる第3派の到来により中断されてしまいました。
ただ、2020年11月12日には西村新型コロナ対策担当大臣が大きな流行が来つつあるという認識を示していたのに、中断決定は1か月以上先の12月14日、実際に停止されたのはさらに先、これが、遅すぎたのではないかと批判も起こりました。始めたことに対しても批判はありました。
こういう時に決断しなければいけない立場の方々、本当に大変だろうと思います。何をやっても批判は来る。経済の消沈を和らげようとすれば、感染症対策が甘い、人命軽視と言われてしまう。感染症をとにかく徹底的に抑え込もうとすれば、生活破壊、景気破壊と言われてしまう。
しかし私は、GoToキャンペーンは必要だったと思っています。2020年春の緊急事態宣言、満員だった通勤電車すら軒並みガラガラになりました。当時感染症対策も手探り、マスクも深刻な品薄の中、飲食店も観光業も甚大な影響を受けました。
利用者が激減したならば、電車の本数は大幅に減らされても仕方ないですが、密を生まないという使命感からだと思います、電車の本数が減ることはありませんでした。鉄道会社、バス会社には、本当にありがたく思っています。当時マスクがなかなか手に入らず、手ぬぐいを顔の下半分に巻き付けて電車に乗っていた時期もありましたが、乗客同士充分に距離を保つことができたことがトラブルにならなかった大きな理由のひとつだと思っています。
大打撃を受けた交通機関、観光、飲食、興行、このままでは致命的なダメージを受けるところが多いこと、想像に難くない。だからこそ、年度内に回復できるようにして、ひどい決算にならないような政治が求められるはず。
飲食店も、各イベント会場も、感染症対策はやっていたし、GoToが大きな感染源になっていないか、政府も注意を払っていた。協力してくれたバス鉄道会社始め多くの業界をねぎらうためにも、ギリギリまでGoToを引っ張りたいという気持ちは出てくる。労うために感染拡大に目をつぶるのかと感じられるかもしれないが、そう単純な話ではない。2020年度、運輸、観光、飲食などの会社が軒並み深刻な決算となったら、雇用も大幅に減少し、住むところや食べるものを確保するのにも苦心する人々が大きく増えるのだ。
大手交通系企業の社員だけでなく、あらゆる非正規雇用者、個人経営の飲食店他、コロナの感染拡大は大変多くの人が、自身の先行きを暗く考えざるを得ない。今生活に困っている人の支援も必要だが、この先の暗がりを照らす希望も必要ではないか。
感染症が再び小康状態に入ったら次のキャンペーンを行い、打撃が大きい業種の回復をサポートし、国民の収入減も取り返せるよう景気浮揚させる。こうした先行き不安を解消するためのメッセージは必要だと思う。
実際にはなかなか小康状態にはならず、実行できるのはだいぶ先になってしまうかもしれない。それでも、先に明るいものがないと、我慢できるものも我慢できない。
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2021年03月19日
定額給付金再給付なら消費税増税、仮に言われたとして脅しにならない。
先月(2021年2月)半ば、コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令で、定額給付金の2度目の交付をするならば消費税を15%に増税しなければならない見通しが示されたかのような記事を見た。
政府要人の誰かが、明示的に、定額給付金の再度支給と消費税の増税はセットだと言ったのか。私は記事を見たりググったりしたが、具体的に定額給付金と消費税増税を結び付ける発言は見つけられなかった。
「10万円給付金を出すと消費税15%に引き上げるという脅迫!?大企業と富裕層と財務省のための菅首相」
https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20210215-00222653/
ネットニュースでは「脅迫」なんて言葉を使っていて、インパクトが強いものだった。
この記事は週刊ポスト2月19日号(発売日2月8日)の記事を紹介した上で、藤田孝典さんが書いたもの。
しかしこの週刊ポストの記事を見ても、コロナ復興の財源として消費税を15%に引き上げる計画に着手した旨は書かれているが、2度目の定額給付金と関連付ける事柄は書かれていない。逆に、「2度目の特別定額給付金を『考えていない』と否定した」とある。
目を引くタイトルを考えるのもネットニュースを書く側の仕事かもしれないので否定はしないけれども、言っていないことで内閣批判をするという愚行をしないためにも、情報を即鵜呑みにしない癖をつけたいものです。改めて感じました。
ヤフーニュースのタイトル、ライターが決めるのだろうか、ニュースサイト側が決めるのだろうか、そこも気になりました。
それにしてもこの見出しを見た時に強く感じたこと、それは、消費税15%になったとしても、特別定額給付金は欲しい!。
生活が苦しい人がどれだけ当面の生活のお金が欲しいか。利息を払ってでも背に腹は代えられないと、時に暴利の闇金融にさえ泣き付く。収入が激減し、あるいはなくなってしまった人たちは、この緊急事態宣言中、あるいは緊急事態が明けて落ち着くまでの、その生活を何とかしたい、その一心なはずです。
今消費税増税に着手したとしても、準備に半年はかかるだろうし、常識的に感染症が収束するまでは実行はないだろう。1年先から消費税が上がるにしても、今生活費が欲しい。そう渇望している人がどれだけいるだろうか。
財源は消費税だけではないのに、なぜ逆累進性を持つと言われ貧民に手厳しい課税方法をとるのかなどの議論はあるが、議論する時間はある。それに比べて、生活苦は待ったなしなのだ!。
東日本大震災を受けて復興特別税が発生したように、今回の感染症による支出や損失に対して、新たな課税は必要になるでしょう。後に増税になると分かっていても、今の生活の不安を和らげて欲しい。
消費税率が1%毎の税収は、およそ2兆8100億円(2018年消費税一律8%下で国の税収額はおよそ17.7兆円。国6.3%地方1.7%より。)。
仮に東日本大震災の復興特別税と同じ長さの25年間、消費税を5%上げるとしたならば、国民およそ1億2557万人(総務省統計局の2021年1月1日現在概算値より)一人当たりおよそ55万9千円になる。既に10万円もらっているし、国民一律の定額給付金以外にも助成金や支援金はあるし、それら以外にも、コロナ対策で多額の費用がかかっているのは分かる。それを差し引いても、消費税5%増税を25年で70兆2500億円。総務省による、2020年の国民一人一律10万円支給時での予算計上は、事務費合わせておよそ12兆9千億円。
もしですよ。この見出しから受ける印象のように、2回目の給付金で10万円出すから消費税を15%にするというのであれば、私はもろ手を挙げて歓迎する。消費税増税4年半分の還元。民需も増えて仕事も増えて、暮らしやすくなるかもしれないと希望も持てる。そして逆累進性が言われるこの方法への補正を議論する時間もある。
このタイトルからだけでなく、記事内容のように、消費税増税がコロナ対策の損失と支出全体のためだったとしたら、70兆の内の26兆を2回の定額給付金で出すことになる。13兆から26兆、これは重大な判断となろう。
でも、少なくとも非現実的な数字ではない。
貧困層、中間層の生活が破綻することなく危機を脱することができた時のそのパワーこそ、復興の活力。そして消費が伸びなければ消費税も伸びない。
そうは言っても、消費は現実に伸びていないのよね。2006年の消費税率が1%毎の税収は、およそ2兆6250億円(2006年消費税一律5%下で国の税収額はおよそ10.5兆円。国4%地方1%より。)。ひとまわりという年月を過ぎてほとんど変わらない。
物価は、不動産とか自動車とか富裕層の資産は知らんが、食料とか交通費は確実に上がっている。金相場も上がっている。税負担も上がっている。それなのに消費する金額は増えていない。つまりは、買える物、消費の量は減っているのだ。耐えてきた中間層、貧困層が、今まさに崩壊の危機を迎えている。
消費税15%と言われようが、20%と言われようが、脅しにもならない。今年を乗り越えるなんて言ったら鬼が笑う。今月、いや、10日後の支払いに苦心しているとかいう人が増えいる。緊急事態宣言にはそれだけの影響がある。
最後に、コロナ終息後は、可処分所得がどんどん増えて、税収も伸びていく世になることを祈っている。
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(2021/3/19 18:48時点)
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2021年03月16日
マスク強制よりも自衛の更なる努力を
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(2021/3/17 09:31時点)
感想(7件)
コロナ下で、マスク警察なんていう言葉が出てきている。
他人に、公共の場でのマスク着用を迫る者共である。
マスクが、感染症拡大を防ぐ効果があることは理解するが、これには大いに疑問を覚える。
新型コロナが社会問題になるずっと前から思っていた。
例えばインフルエンザに感染した者はマスクをすべきかどうか。
インフルエンザに罹った者にマスクをさせるよりも、自分が罹りたくない者がマスクをすべきではないのか。そして、もっと罹りたくないならば、こまめに水を飲むとか手を洗うとかすればいいのではないか。
こまめに水を飲むと言うと、ぬるま湯を飲めば熱に弱いコロナを撃退できるというデマを思い出す方もいるでしょうが、全然違います。うがいが難しい場所でも水を飲めば細菌やウイルスを胃酸に落とすことができるということです。
病院の待合室や診察室でインフルエンザ患者がマスクをさせられるのは分かります。体力が落ちている人が多く集まっている病院なだけに、注意義務は大きく重い。
ただ、患者はただでさえ苦しい。インフルエンザになれば呼吸も苦しいし、くしゃみや鼻水も多くなりマスクはすぐに湿る。病で呼吸が苦しいところに、湿るマスクを常用しろと迫るのは酷ではないか。
病院の待合室とか、病院に行くための交通機関内ではマスクを半ば強要するにしても、家庭内とか道路上においては、苦しい病人に呼吸しやすい環境を許容して、気になるなら健康な人側がウイルスを侵入させないようにすべきだと思います。
もちろん、多少呼吸が苦しくても、周囲に移さないようにする配慮なんて当たり前ではないかという声、これはごもっとも。ただ、どれだけ苦しいか、どれぐらい我慢できるかは人によっても違うし、健康な状態であってもマスクをするのが困難な人がいるのも事実。そこも正しく認識して、もちろん感染症にかかった人はマスクをすべきに違いないのだが、強制するくらいなら、もらいたくない非罹患者の自衛をと言いたい。
マスクをしなくても、咳エチケットの実践、なるべく人と向き合わないなど、できることはあります。
今コロナで敏感になっているこの時期。
飲食店や公共交通機関、職場でマスクの着用を極めて強く求めるのは分かります。自分の経済活動が原因でクラスターが起こって欲しくないのは当たり前ですし、起こってしまったら即、社会的、経済的に大きなダメージを受ける可能性が高いことは想像に難くない。
けれど、人がすれ違う程度では伝染の可能性は極めて低いと言われていますから、他人にどこてもマスクを求めるのではなく、罹りたくなければ自分がうがい、消毒を頻繁にする、歩く時に前後の人との距離を保ち長時間近接しないようにするといった自衛を考えた方が建設的。
人それぞれ考え方、感じ方はあって、コロナはただの風邪と、何の対策も必要ないとおっしゃる方々もいる。マスクしない集団が近くに来ることもあるだろう。身を守るのは自分自身なのだ。
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(2021/3/17 09:38時点)
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