20年にわたり同作の映画シリーズで「ハマちゃん」を演じてきた西田の起用について、原作者のやまさき十三氏も「西田さんにスーさん役を、という発想もすごいし、受けてくださった西田さんもすごい! 絶対に面白い!」と期待を寄せた。
映画版のハマちゃんがドラマ版のスーさんへ。
まさかの配役となったが、西田はオファーを受けた当初は「スーさんを演じることについては、ありえないかなと思っていました」という。
しかし、街ですれ違う人から「釣りバカやらないんですか」と声をかけられたこともあり、時間が経つに連れて気持ちが変化し、「もう一度、『釣りバカ日誌』の世界に足を踏み入れても良いかな、スーさんという立場でやってみても良いのかな、という気持ちになっていった」と語っている。
映画で自身が演じたハマちゃんは「ちょっとすれているというか、中年サラリーマンという設定的にも世慣れしている」だったが、ドラマでは新入社員時代を描くため「ピュアで、本当に釣りが好き。やむにやまれず、会社をサボって釣りをしてしまう、釣りを中心に自分を回している、1人の若き青年」と、違いがあると考えていることも明かしている。
そんな若き日のハマちゃんを演じる主演の濱田岳は、偉大な映画人の故・三國連太郎さんが演じたスーさんを、その相棒だった西田が演じることについて「すごいとしか言いようがありません」と、かなり興奮気味。
撮影前に西田からかけられた「一緒に新しいモノを作っていきましょう」という言葉に勇気づけられたようで、「僕は西田さん演じるスーさんの胸をお借りして、四の五の言わずに作品に真摯(しんし)に向き合い、若者らしく“やるしかない”と思っています!」と意気込みを語った。
偉大なる先輩が演じたスーさんの若かりし頃を演じ、“過去の自分”を見守る西田も「これは、えらく面白いドラマになるんじゃないかと思っています」と手応えをにじませている。
原作漫画のイラストを担当する北見けんいち氏も「今だからこそスーさんは西田さんに適役ですね! すっごいうれしいです!」とコメントを寄せるほど、国民的作品のドラマ版にふさわしい最適な配役が誕生した。
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