2024年05月24日
558.Asdivine Saga
おはようございます。あるへです。
本日はこちら「アスディバイン サーガ」のレビューです。
以前ぼやいたと思うのですが、本作が例のアスデバシリーズ第一作目だったはずです。なのでKemcoがXbox界に降臨して最初に放ったアスディバインハーツや、つい最近遊んだアスデバシリーズ二作目のクロスなどと同じように、そこかしこに蔓延るもっさり感や痒いところに手が届かないもどかしさを覚悟して起動したんですね。
ストーリーとか、演出とか、課金アイテムの種類の少なさとか、そういったものは抜きにして、たとえば戦闘中に敵がアイテムをドロップしたり、盗んだりすると、○○を盗んだとかテロップが現れるのですが、初期の作品ではこのテロップが消えるまで戦闘がストップしており、積み重なると結構なもたつきになっていたんですよね。必殺技で全敵、全所持アイテム一気にかっさらったり、武器に確率で盗むオプションをつけてたりするとね。
とか、たとえば街や外のフィールドを歩く際、カメラもまたキャラに追従して動くと、これまた古い作品ではカクツキというのか何なのか、ひっかかりが発生するんですよね。遅延ではなく、コマ送り感が現れるんです。
とか、戦闘直後に移動キーを入力していると、右下だったか左下だったか、斜め入力を一瞬感知してくれなくて、一度スティックをニュートラルに戻す必要があったり。などなど、などなどなど。
そういった、システム面での、遊べば分かる違和感や技術力の低さを警戒して起動したんです。
それがいったいどうしたことでしょう。
これはもはや今流行りのリブート作品といっても差し支えないかもしれない。
たしかにストーリーやドットの作り込みなどは古臭いですよ。ただ、今述べたような、Kemcoの中でも古めの作品をプレイする時にたいてい付いて回っていたこれらのもっさり感が、きれいさっぱりなくなっていました。
あまりにも古臭いから少し前にレビューした彩色のカルテットのような当時のエンジン、当時のツールでシステム面を焼き直したってことなんでしょうかね。
とにかく快適で、移動も滑らかで、戦闘も驚くほどスピーディーで、全然嫌な感じがしませんでした。
ストーリーは練り込みが甘いとかそんなレベルではないのでもはや何も言えませんけど、面倒くさいことすっ飛ばして展開していくテンポの良さは嫌いじゃないです。
逆に、怒涛の展開が落ち着いてきた中盤あたりから、同じダンジョンを何度も往復させるなど飽きが来ていましたが、後味もスッパリなので全体的には好感触。追加ストーリーとかでグダグダ引っ張らないのが潔いですね。
唯一不満だったのが、これも彩色の時に述べた総移動歩数の実績。今回は船だろうと飛空艇だろうとうまくカウントが稼げず、非常にだるい時間をすごさせてもらいました。
というか今この記事を書きながら裏で輪ゴム放置してます(笑)
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