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2019年03月09日

山中先生頑張ってくれているね   〜iPSにゲノム編集移植〜

最近になって、ips細胞の臨床試験が順次始まってきた。
山中教授をリーダーとする京都大学だ。

ノーベル賞を取ってから、ほんとにすごい努力で研究を
進めてくれていますね。

ここへ来て、その成果が徐々に出てきていることを
心から喜んでいます。

iPSにゲノム編集移植 拒絶反応の壁乗り越え 実用化に期待
3/8(金) 8:17配信 産経新聞

 京都大のグループが8日付の米科学誌電子版で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)をゲノム編集し、移植時に拒絶反応のリスクを大幅に減らす新技術を発表した。拒絶反応の壁という、再生医療の最大の課題を乗り越える道筋を示した画期的な成果だ。

 再生医療の理想は、拒絶反応がないとされる患者自身の細胞で作ったiPS細胞を「自家移植」することだ。しかし、このやり方では移植用のiPS細胞を作製するのに膨大な時間と費用がかかる。

 このため、他人の細胞から作ったiPS細胞を備蓄しておいて患者に移植する方法をとることになるが、拒絶反応への対策が最大の課題になっていた。

 京大は平成25年、多様なiPS細胞を備蓄する「ストック事業」を開始。ただ、現状では、日本人に限定しても対応可能な割合は3割だけだ。より多くの人に、より安価にiPS細胞を移植できるようにするには、拒絶反応を起こしにくい安全なiPS細胞を作る技術が不可欠。京大グループは今回、遺伝子を操作するゲノム編集によって一つの道筋を示したといえる。

 だが、開発された新技術は、取り除く必要のない遺伝子まで除去してしまうリスクをはらんでいる。ゲノム編集を用いて作製されたiPS細胞が、他の細胞に確実に変化することができるかも未知数だ。

 2月に東京都内で開かれたシンポジウムで、 京大iPS細胞研究所の山中伸弥所長 は「ゲノム編集技術を用いて免疫の型を変え、より多くの人に移植できる次世代のiPS細胞のストックを計画中で、来年には順次そろえていきたい」との目標を明かしている。

 再生医療の世界的な普及につなげることができるのか。今後の実用化に期待が集まる。(宇山友明)


ゲノム編集という難しい事をやって、可能性を広げているようです。
素人の私には、さっぱりわかりませんが、医療分野が大いに
活性化していることはわかります。

iPS「日本人95%に安全移植」 京大、ゲノム編集で
2019.3.8 08:11  IZaより引用

 遺伝子を改変するゲノム編集技術を使って、人に移植する際に拒絶反応が起こりにくい人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作る方法を開発したと、 京都大の堀田秋津(あきつ)講師(幹細胞遺伝子工学)らのグループが8日付の米科学誌電子版に発表した。グループはこの方法により「日本人の95%以上に安全なiPS細胞を提供できる」とみている

 人の細胞から作製したiPS細胞を他人に移植する再生医療では拒絶反応が起こる可能性が高い。人は細胞にある「HLA」という分子の型が自分と他人では異なり、免疫細胞「キラーT細胞」などが移植されたiPS細胞を異物として攻撃するためだ。

 こうした免疫細胞による攻撃を防ぐため、研究グループは「クリスパー・キャス9」と呼ばれるゲノム編集技術を使用。移植の際に異物と認識される可能性のあるHLA分子の一部を取り除く技術を開発した。

 この方法で作ったiPS細胞をマウスに移植して観察した結果、キラーT細胞からの攻撃を受けにくいことを確認できたという。


日本人の95%に安全に移植できるようになる。なんて
すごいことですね。
拒否反応が出なくなる医療なんて、夢のようです。

世界中で待っている患者さんたちは、どんなに待ちわびているでしょう。
この技術が出来るまでは、死んでも死に切れませんよ。
頑張って、一日でも長く生きて下さい。

世界中の科学者たちが、日夜、頑張ってくれています。
必ずや実現できるでしょう。


その日は、近い!


      BYいいとこどり

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