結局、あっさり取り下げることになった。
今のフランスの状況では、どうしても日産が欲しい。
FCAとの統合に、日産の同意が得られなければ、フランスは困る。
日産にとっては、FCAとの統合より、ルノーとの統合の方が
まだマシで、独立性を保つには、FCAとの統合は不利である。
FCA、ルノーへの統合提案取り下げ 「仏政治情勢」理由に
6/6(木) 8:38配信 ロイター
FCA、ルノーへの統合提案取り下げ 「仏政治情勢」理由に
[パリ/ミラノ 6日 ロイター] - 欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI>は5日、仏ルノー<RENA.PA>に対する統合提案を取り下げると発表した。
ルノー取締役会に近い関係筋によると、FCAは、フランス政府がルノーの連合パートナーである日産自動車<7201.T>の支持を得るために統合に関する決定延期を求めたことを受けて提案の撤回を決めたという。
仏政府の当局者らは、統合案を支持するよう日産に求めていた。日産はこれまでに慎重に見極めたい意向を示している。
協議に詳しい関係筋によると、仏政府はまた、FCAとルノーに対し、 統合がフランス国内の雇用喪失につながらないことや、同政府を含めたルノーの株主への配当支払いを保証するよう求めていた。
FCAは、声明で「 フランスではこのような統合がうまく進む政治情勢ではないことが明確になった 」と説明した。
日産は、なかなかよくやっているっと思える。
ルノー側から、いろいろ、駆け引きを仕掛けてくるが、
日産は、簡単には乗らない、というスタンスだ。
世界は腹黒い。
騙されないようにしなければならない。
ルノーがゴーン氏を告訴する、という報道もある。
ルノー、ゴーン被告を告訴へ 不正支出疑惑でAFP=時事942
【AFP=時事】フランスのブリュノ・ルメール(Bruno Le Maire)経済・財務相は5日、仏自動車大手ルノー(Renault)が、計1100万ユーロ(約13億円)の不正支出疑惑をめぐり、前会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告を告訴する見込みだと語った。
日産側にとっては、有利に事が運んでいる状況であり、
急いで、経営を変える必要はないように思える。
現在の慎重姿勢を、しばらく続けることが重要だ。
頑張れ日産!
BYいいとこどり
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