事務局の垣根越しに紅紫色の美しい五弁花が咲き出しています。
ノボタン科の常緑低木で、アジア南部からオーストラリア、沖縄に自生し、日本でも鑑賞用に栽培されています。
全株に淡褐色の剛毛を密生していて光があたるとベルベットのような感じです。
野牡丹 の詠まれた短歌二首を掲げておきます。
鹿児島寿蔵 （『潮汐』）
ふりつづく雨冷びやし家の中に入れし野牡丹の葉の稀に落つ
同（『新冬』）
家の内に囲はむと思ふ野牡丹の秋の光に繁りあひてみゆ
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