錦木は、日本〜朝鮮半島・中国にかけて分布しているニシキギ科、ニシキギ属の落葉灌木です。
枝にコルク質の翼があるのが特徴のひとつです。初夏に黄緑色の小花を沢山つけますが目立たない花ですね。
でも、秋の紅葉がみごとですね。
名の由来は、紅葉がことのほか赤く色づき美しい木なので、これを錦にたとえたものです。
では、短歌、花を詠んだ一首と紅葉を詠んだ二首をあげておきます。
尾山篤二郎(『雲を描く』)
こまごまと青き物こぼれゐる故につくづく見たり錦木の花
木村流二郎(『枢』)
錦木の矢羽なす枝のくれなゐに紅葉づるをまた見るべくなりぬ
碇 千奈美(『姫由理』2013)
にしきぎの落ち葉は尚もくれなゐに色極まれり夕さりの庭
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