最初に読んだ本は ”白い巨塔”
30年前でした。
当時は”田宮二郎”さんが、主演で放送されており、
暗く重いドラマでしたが、見ずにはいられないドラマでした。
相当な取材をしていると思われ、
人物・事象とも描写が素晴しく、
ノンフィクションのような、
実社会を映している小説にいつも引き込まれます。
殆どの作品が
ドラマ化、映画化されるのも、
時代に即したテーマが反映され、
手を抜かない小説になっているからだと思います。
特に ”大地の子”
を読んだ時は
言葉で言い表すことが出来ないくらいの
衝撃と感動でした。
又、ドラマ化されたときの
上川隆也さん の演技が素晴しく
中国のお父さん役の 朱旭(シュキョク)さん との
親子の演技はお二方とも、
戦争での悲しみ・憤りを再現したような、鬼気迫る演技でした。
山崎豊子さんの原作の力と
それを受けた俳優の方々の
伝えようとする気持ちが結実した、素晴しいドラマでした。
大地の子〈大地之子〉 全6枚セット
昨年映画化された
渡辺謙さん主演の ”沈まぬ太陽”
原作を読んでから観にいきました。
命を預かる企業の倫理を、深く描いた秀作です。
原作・映画ともお勧めです。
最近 「山崎豊子自作を語る3部作」
を読み、
その精力的な作家魂の原点に触れ、
益々、作品の面白さを楽しんでいます。
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