PCの購入費用
こんにちは、ハニービーンです。今回と次回は、続けてお金の話をしたいと思います。
PCを購入して数年も経てば、新しいPCが欲しくなるものです。今持っている機種にだんだん不満な点が出てきたり、新しく発売される機種に魅力を感じたり、理由は様々だと思います。
たまたま魅力を感じる商品が目に入って、買いたいな・・と思った時に、買うお金があったとしても、大抵は迷いますよね。ご家族のいらっしゃる方でしたら、家族の反対を説得するのも大変だし・・。
そうすると、世間の平均的な相場が知りたくなります。
●いくら位のものを買っているか
●どれ位の周期で買い替えるか
●どれ位の周期で買い替えるか
もちろん、世間の相場と照らしあわせて、判断するのはひとつのよい方法です。
でも、もっと良い方法があります。
年間予算を決めておく
その方法とは、PC購入の年間予算を決めておくことです。
年間予算を決めておくと、迷った時の判断を助けてくれますし、相場を目安にするよりもメリットがあります。（後述します）
年間予算を用いた計算方法
年間予算を用いた計算方法を、例を交えて説明します。
計算ルールは簡単です。
(1) 年間予算を設定する
(2) 購入したら累積購入金額に足す
(3) 毎年末に累積購入金額から、年間予算を引く
(4) 購入したい物の、使用年数を設定する
(5) 使用年数経った時、累積購入金額が0円になりそうなら購入
これだけではわかりにくいので、例をあげて説明します。
条件１．計算のスタートは2010年、現在は2014年
条件２．年間予算は20,000円
条件３．2010年に120,000円のPCを買った
条件４．気になるPCが98,000円で売っているが、買おうか迷っている
この例で計算してみます。表にするとわかりやすいので、エクセルで表にするとこうなります。
2014年に98,000円購入すると、6年後の2020年に累積購入金額が0円になっています。
この表から以下のように判断できます。
●購入したいものが、6年くらい使うと思ったら、迷わず購入
●使用期間は5年くらいと思ったら、来年購入
●使用期間5年程度とすると、80,000円までなら今購入できる
年間予算と使用期間の設定
お分かりのように、この方法は、年間予算と使用期間の設定が鍵になります。ここに各人のPCに対する価値観を反映させることになります。
PCに大きな価値を置く人は、年間予算を大きく、使用期間を短く取ります。重視しないという人は、年間予算を小さく、使用期間を長く取ります。
ちなみに、我が家の設定を恥ずかしながら公開しますと、以下のとおりです。
●年間予算： 25,000円（周辺機器、消耗品含む）他の家計費と比較し、一般的な家庭として妥当と思えるレベルを意識して設定しています。
●使用期間： メインPC7年、サブPC5年、タブレット等3年
比較として、例えば毎日(週5回)100円の缶コーヒーを1本買って、週に1回300円の雑誌を買うとします。
この場合の年間費用は、一年を52週として、
(100 x 5 + 300) x 52 = 41,600円となります。
この、年間「数万円程度」の金額ゾーンが、家計費を抑えて無理なく貯金を増やす「黄金ゾーン」なのです。
年間予算を決めるメリット
年間予算を決めておくと、いろいろなメリットがあります。
意思決定支援
これまで見てきたように、買うかどうか迷った時に、判断の助けになり、買うかあきらめるか、早く決められます。買おうかどうか悩むのは、それが好きという人もいますが、精神的に消耗します。
同意が得られる
もとになる、年間予算の同意が得られていることが前提ですが、そこがクリアされていれば、買うときに強い反対に合うことはありません。ご家族がいらっしゃる方でしたら、説得が楽になります。
価値観の反映
自分の価値観を反映して設定することができます。もしかしたら、重きを置いていると思っている割には、意外とお金を使っていない、というケースもあるかもしれません。自分の価値観に照らして中庸を保つことができます。
消費傾向の見直しができる
前の項目と関連しますが、自分が重きを置いている割にお金をかけていないとか、それほど重視していないのにお金をかなり使っているなど、自分の消費傾向が自分のライフスタイルにマッチしているかを、チェックすることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。予算を決めておくことが、いろいろなメリットにつながるのは、少し意外な感じがするかもしれません。
この方法はPCの購入にかぎらず、他のことにも、もちろん使えます。
例えば飲み会予算を決めておけば、次の飲み会に行くべきかどうか、意思決定の支えになります。自分の消費の仕方が妥当か、チェックしたい項目があれば、当てはめると有効だと思います。
次回は運用にかかる費用について、取り上げたいと思います。
[参考]
貯金が増える節約術、家庭のIT費用管理でお金を増やす −PC運用予算−
我が家のメインPCを買い替えました −決定編−
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