バブルの精算が終わるまで、大阪には大銀行の本店がいくつかありました。
住友銀行、三和銀行、大和銀行などです。しかし、住友銀行はさくら銀行と合併し、三和銀行は三菱東京UFJ銀行となり、大和銀行もあさひ銀行、埼玉銀行と合併してりそな銀行となり東京に移ってしまいました。
大阪の庶民の銀行として親しまれていた、大阪銀行、近畿銀行も合併して近畿大阪銀行となり、りそなの子会社となり、その他の中小のも東京のメガバンクの傘下に入りました。現在、大阪にある普通の銀行は池田泉州銀行ただ1社となってしまいました。
兵庫県においても状況は似たようなもので、以前は神戸銀行という都市銀行が神戸に本店を置いていましたが、今はありません。兵庫県内に本店を置いていて、大手の傘下に入っていないのは、但馬銀行のみとなっています。
但馬銀行における預金の大部分が地元の兵庫県内の企業へ融資されていることや、京都における京都銀行の立場などを考えると、地元の銀行の大切さが判ります。
経済の活性化のために、銀行は非常に重要です。私もメガバンクの口座を解約して、地元の銀行に僅かな預金を移し替えようかと思っています。