たまに、まじめな事を考えたりします。
介護報酬ってご存知ですか? 介護報酬の改定は3年ごとに実施されますが、今回で5回目。この改定で特に減額されたのはデイサービスと特別養護老人ホームですね。厚労省のデータを見ますと、デイサービスは全国で4万を超える事業所があります。(14年12月時点)
これって・・・コンビニ好きな自分のデータでいくと、コンビニ大手(セブン、ローソン、ファミマ)3社の全店舗数の合計数とほぼ同じなんです。
セブンの第一号店は1974年5月ですから、コンビニ3社がここまでの広がりを見せるのに40年以上掛かっています。しかし、デイサービスは15年でその数を超えようとしているのです。
デイサービス約4万事業所のうち、小規模事業所(定員10名以下/日、利用者月間300名以下)は55%を占めています。これって・・・今回の改定で介護報酬が10%下がるわけなので、この小規模事業所は、相当の企業努力を行なわなければ、赤字転落という事態になります。
私たち食品を扱う、しかも施設や病院の市場で商売をさせて頂いているものについても黙って見ているだけという訳にも行かない事態です。かといってボランティアで食品を納めるのはでは商売でありませんからね。
ここ三年が勝負のところと考えています。小規模施設の倒産、統合・合併という流れは時流として発生していくと思っています。
16年の春には、一日の店員が18人以下の事業所も小規模事業と扱いとなり、地域密着型で市町村の指定を受けなおす必要があります。
厚労省の話ですと、今回の改定は全体で2.27%の減というが、加算などを名族と実質平均4.48%減!これはかなり大きい減額だと思います。介護事業者の収入は軒並みダウンしますよね。
介護事業に関わる企業・・・なくてはならない一つ「食品」というカテゴリで繋がっている私たちは、本腰を入れて経営を考えないといけない時期だと、改めて認識しました。
施設側は、介護報酬の依存体質から抜け出す必要があるのかなぁと思います。
タグ: 高齢者
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