病院内の厨房で調理する給食サービスの受託にとどまっていたところを、新たに個別に栄養調節して盛りつけた状態で配送するそうです。
同市内にある福祉施設向けの給食工場を活用する模様です。厨房の人手確保に困っている病院からの受注を目指しています。今回の動きは、生産労働人口減少と高齢社会の進行の時流にもマッチしていると思いますよね。
おかずごとにおわんや小鉢に盛りつけ、冷凍して配送 。各病院の厨房で解凍して、患者ごとに仕分けして提供する。これは、お客様の「不」を解消するサービスです。
患者に合わせた、カロリーやたんぱく質、塩分や鉄分、カルシウムといった栄養成分の量も調節され、メニューは日替わりで朝昼晩の3食にまで対応する 高いサービスレベル です。
病院にとっては厨房に必要な設備を簡素化し、調理担当者や栄養士の労働時間の短縮につながるほか、厨房の人手が少なくて済む利点があります。実際に、厨房での調理に比べ5〜10%のコスト削減になるという事。
同社は病院内の厨房を使って給食サービスを受託しているが
「休日や朝の食事を準備するための人手確保に苦労する」
そういったお客様の「不」に対して、1食をまるごと冷凍で提供する需要がある!と判断しました。
病院の希望に応じて、朝食や休日といった限定的な供給サービスも提供しています。
同社が尾道市に持つ高齢者福祉施設向けの給食・食材を生産する主力工場を活用し、100床前後の病院を主な対象に中国5県を中心に開拓を進めているようです。
食材調達を一本化して大量に買い付けたり、生産工程を効率的に配分したりすることで費用や作業時間は抑制できますが、
病院向け給食は 病態食 と呼ばれ、糖尿病や腎臓病、高血圧といった患者の病状に応じてきめ細かい栄養調節をする必要があります。
直前に判明した検査の結果を反映するケースなどもあり、基本的には病院内の厨房で調理するのが一般的です。
冷凍した食事で病院向けに提供するのは珍しいと思います。
既に広島県内の病院で試験的に提供を開始しています。作業手順の検証を踏まえ、本格的に営業活動を始めたい考えのようです。事業展開に備え、栄養士を増やして専門のチームも結成しています。
同社の売上高は2014年6月期で25億円。病院向け冷凍給食の受注拡大をてこに、 5年後に倍増 を目指しています。必ず給食ルートにおいて中堅企業としての地位を確立すると思っています。
このような動きは、製造メーカーではなく、現状の「業務用食品卸売業」を生業とする企業が次のニーズとして狙っているところをいち早く導入しプレス発表した例と考えています。
時代は「食」に対してどこまでの進化を求めているのか・・・?
勝ち組となる為の「特化」を示す用意事例だと思います。。
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