ここの工場を拡張し、処理能力を年間約2500万羽に引き上げます。また、岩手・青森を中心に取りを育てる農場も10か所以上増設し、ふ化・飼育・食肉加工まで、一貫した大規模生産体制を整えていきます。
鶏肉の需要が好調なことも追い風となっていると思います。
建屋としては、11,780平方メートルから25,233平方メートルとサイズ感は正直想像がつきませんが、今の倍以上の拡張です。新しい機械も導入し、6万羽/日から9万羽/日の処理能力となります。工場単独の処理能力としては国内最大という事になります。
新 久慈工場は17年11月に完成予定で、翌月12月からの稼働を目指しています。従業員は新たに100名ほど新規雇用の予定です。
総事業費は89億円となりますが、農林中央金庫から20億の融資、政府の津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金からの約40億を利用します。
十文字チキンカンパニーがこれまでの大規模な事業拡充は盛んな需要背景がある事は確実。鶏肉には、牛や豚に比べて安く手に入れやすい利点がありますよね。日持ち期間も短く新鮮な状態で売り切るので、夕入品につられての値崩れもしにくいところがあります。
十文字チキンカンパニーでは飼育技術の発達により短期間でも肉付きの良い鶏を飼育できるようになりました。出荷の基準は約3キログラムに育てての出荷のようです。
売上高は16年3月期 434億円。飼育農場の増設が完了するのが3年後。この時点での490億円を目標に据えています。
さらに、食用鶏の飼育過程で発生する「ふん」を活用したバイオマス発電所も建設中なんです。4800キロワットという電気を生活協同組合の関連会社に売電するという事です。
さらに勢いづく十文字カンパニー。いや、久慈市。天災にも負けずに誇れる工場を構える素敵な街です。
実は自分の故郷です。
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