2014年12月04日
☆うまさ絶品!じゃんぼ餅
1333年、建武の新政をしたものの、その後行き詰った後醍醐天皇は、
劣勢を挽回しようとして、諸国に子息である親王たちを派遣しました。
第9子である、懐良親王は九州に派遣され、興国3年(1342年)5月、
谷山城に入りました。
谷山は現在の鹿児島市の南部に位置しています。
親王は、南朝方を結集し、北朝方である島津氏と対峙しました。
じゃんぼ餅の由来は、谷山城に入った懐良親王をもてなしたのが
始まりだと言われています。
2本の竹串は、両刀差しの当時の谷山兵児(たにやまへこ)たちを
象徴しているといわれ、「じゃんぼ」という呼び名は二つを意味する
方言だったと言われています。
今は、じゃんぼ餅は仙巌園の近く、磯浜海岸にある数軒の専門店で売られて
います。
写真のじゃんぼ餅は、その中の一つ「平田じゃんぼ屋」で、かつて映画寅さんシリーズの
最終回のロケが行われました。
いわば、みたらし団子に近いのですが、シンプルではありますが、その餅の焼き具合
といい、味付けといい、絶妙で、本当に美味しいんですよね。
鹿児島に来られたら、ぜひ、磯浜海岸の専門店で「じゃんぼ餅」をお召上がり
下さい。
タグ: じゃんぼ餅
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