夏真っ盛りで日差しの強さが痛いほどですね
一瞬で日焼けしてしまいそうです・・・
「美白」と聞いて、自分には関係ないし興味もないなと思われる男性は多いと思います。
実際、色白肌にあこがれる男性はあまりいないでしょうし、一般的には小麦色に日焼けした男性は健康的でカッコいいという認識が世間一般でのイメージなのではないでしょうか?
最近では“草食系男子”や“理系男子”など、なんとなくインドアのイメージがする男性に注目が集まるなど、男性の“カッコいい”の基準も様々と細分化してきたようには感じますが、彼らも色白肌を目指したわけではなく結果として日焼けをあまりしていないというだけだと思います。
一方で、アラサー男子の友人や知人からは「最近急にシミが気になり始めたんだよね」とか「将来シミができるんじゃないか心配なんだよね」といった話もよく耳にします。
大手製薬会社が行った「男のシミ」実態調査によると、30〜50代の男性のうち3人に1人が、シミに悩みを抱えており、さらにそのうち6割の男性が「シミのケアをしなかったことを後悔している」と答えています。
*出典「小林製薬 男もシミ対策」
シミの怖いところは時間差で出現するという点です。
シミは紫外線を浴びた後すぐに現れるわけではなく、長年の肌へのダメージの蓄積によって現れるため、多くの男性がケアを怠りがちです。
特に男性は女性よりも紫外線防御の意識が低く、日焼け止めも使わず長時間紫外線にさらされているとなれば、なおさらシミに悩まされる男性が多くいることは納得できます。
シミができる原因
「メラニン」という単語は皆さんご存知かと思います。
シミのもとになっているのはこのメラニンです。
紫外線に当たることで、表皮の基底層に存在するメラノサイトが刺激され、そこからメラニンが放出されます。
この働き自体は皮膚が本来持っている防御機能で、具体的には紫外線にさらされることで、細胞に含まれるDNAなどを守るためにメラノサイトでメラニンが作り出されます。
つまり本来メラニンは、肌の防御を行う大切な見方であるのです。
ところが紫外線に長時間さらされたり、強い紫外線を受けたりすると、肌内部でメラニンが活発に生成されます。
この過剰に生成されたメラニンがシミの原因となるのです。
ただメラニンは一度生成されたからといって、ずっと肌内部にとどまるわけではなくターンオーバー(肌の新陳代謝)とともに排出されます。
つまり、適度な紫外線量と順調なターンオーバーが繰り返されていれば、メラニンがシミとなって肌表面に現れることはないわけです。
ところが過度な紫外線によりメラノサイト自体がダメージを受けたり、年齢とともにターンオーバーが遅くなることで、メラニン量とターンオーバーサイクルのバランスが崩れ、メラニンが肌内部に過剰に存在している状態が起こり、結果シミとして現れるのです。
*出典:ウィキペディア(しみのメカニズム)
他にも、外的刺激(髭剃りなど)やストレスなどもシミを作る原因だと言われています。
これらも全て、メラノサイトが何らかの刺激を受けることで過剰にメラニンが発生することに起因しています。
効果的なシミ対策
男性は紫外線対策の意識が女性よりも低く、日焼け止めを使用せずに外出する方も多くあるかと思います。
やはりシミの一番の原因は紫外線によるメラニン産生ですので、紫外線対策がまずは重要になってきます。
*紫外線対策に関しては、「 老け顔(シミ・たるみ)にならないために!男性にこそ大切な紫外線対策
」「 男性にもオススメ、日焼け止め製品レビュー 」も併せてご参照いただけたらと思います。
では、できてしまったシミにはどう対処したら良いのでしょうか?
方法としては大きく二つ、「美白スキンケア」による日常的アプローチと「レーザー治療」などによる医療的アプローチがあります。
最近はレーザー治療もだいぶ普及してきており、特に美容治療先進国の韓国などではシミを取るのはレーザー治療が当たり前になっているようです。
とはいえ日本ではまだそこまで一般的になっているわけでもなく、保守的な国民性からなのか抵抗がある方も多いようです。
私個人としては、レーザー治療自体には抵抗もなく経験もしており、その効果には大変満足しています。(体験談については、また改めて書かせていただきますね)
となると、やはり日本でのシミ対策として最も主流なのが「美白スキンケア」といえるかと思います。
そもそも「美白スキンケア」とは何をもって定義されているのでしょうか?
日本では厚生労働省の規定により明確に定められた美白有効成分と効果が実証されている商品のみが“医薬部外品”としての認定を受けることができます。
医薬部外品として認可されてはじめて「美白」という効果効能を訴求することができます。
認可がない商品は効果がないということではありませんが(認可を受けるためには効果データなどの提出など費用がかかるため)、少なくとも“医薬部外品”として認可されている商品は国によって効果が認められていると言うことができます。
美白効果といった際には、一般的な「日焼け」、スポット的に色素が沈着してしまった「しみ」、「そばかす」などの症状を抑えたり、元に戻したりする効果のことを言います。
そして認可を得る際に重要になるのが、厚生労働省が認可した美白有効成分です。
美白有効成分の作用は大きく分けて、「メラニンの生成を抑える」タイプと「できてしまったメラニンを元にもどす」タイプの2種類に分類されます。
メラニン生成を抑えるタイプとしては、ルシノールやアルブチンといった成分が有名です。
またマイケルジャクソンが使用していて話題となったハイドロキノンもこのタイプです。
一方、できてしまったメラニンの元にもどすタイプとしては、ビタミンCやメトキシサリチル酸などがあります。
おそらくビタミンCは美白成分として最も認知が高く、様々な美白スキンケア製品に配合されているので、耳にしたことがある方もいるのではないかと思います。
今では厚生労働省に認められている美白有効成分が15種類あり、それらを配合した「美白スキンケア」製品は多岐にわたっています。
たくさんの美白製品が発売されるのは選択肢が増えて嬉しい反面、消費者として製品を選ぶ選択眼も必要になってきます。
とはいえ、これだけたくさんの種類の中からどれを選べばよいのか分からない、化粧品売り場に行って聞くのは恥ずかしいというような方も多いと思います。
ですので、次回は男性にもオススメの「美白スキンケア」アイテムを紹介したいと思います。
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