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2017年12月09日
時代劇専門チャンネルで「暗闇仕留人」をみる
昨日は午前中に地上波で「必殺仕事人?X 旋風編」をみたのですが、夕方にはCSの時代劇専門チャンネルで「必殺シリーズ」のうちのいわゆる「中村主水シリーズ」の第二作目「暗闇仕留人」が放送されていたので見ました。
中村主水を演じる藤田まことさんと、石坂浩二さん、近藤洋介さんが実は義兄弟(たがいの妻同士が姉妹という関係)という設定になっています。ウィキペディアをみて確認したところ、このシリーズの主役は石坂浩二さん演じる糸井貢ということのようです。
また、舞台の時代設定は黒船来航のころとのこと。「必殺シリーズ」全体の中では幕末が舞台のものもありますが、中村主水シリーズにおいては、黒船来航以後が描かれていたものがあったかどうか。スペシャル版で「天保水滸伝」の時代をからめたこともあったように、黒船来航以降ではない設定だったはず、と思われるファンも多いでしょう。そういう意味では貴重な作品かもしれません。
大河ドラマ「義経」第19回放送をみた
お名前.com
昨日はCS放送の時代劇専門チャンネルで「風林火山」をみた後、同じくCSの「チャンネル銀河」で大河ドラマ「義経」の第19回放送をみました。
この回は、都では平清盛が亡くなり、鎌倉では源頼朝が東国武士団による武家政権の地固めをしている最中の話の流れでした。
主演は滝沢秀明さん。武蔵坊弁慶役にはベテランの松平健さん。源頼朝役は中井貴一さん。北条政子役には財前直見さん。後白河法皇役が平幹二郎さん。
浅からぬ縁があった清盛が死んだという知らせとともに、幼馴染も亡くなったという知らせを受けた義経の悲しみがまず描かれ、清盛の死で揺れる平家一門、それに付け込むように平家の力を徐々に弱めようとする法皇側のたくらみも描かれました。
尾張国では頼朝・義経らの叔父にあたる行家が平家軍と戦い、敗走。鎌倉へ逃げた行家は頼朝に対して援軍、兵糧、領地などをねだりますが、行家が戦の時に源氏の総大将を名乗ったことを理由に、領地が欲しくば自分の才覚で切り取りなされと、にべもなく追い返します。
また、義経は異父兄の範頼と出会い、語り合います。範頼役石原良純さんです。石原良純さんは大河ドラマ「太平記」で新田義貞の弟の脇屋義助を演じましたから、源氏の血筋と縁があるのでしょうか?
19回放送の後半では、平家のあっせんによって奥州藤原氏が陸奥守に任じられたことから、義経の家来・佐藤兄弟(奥州出身)が平泉からのスパイではないかと悪い噂を流され、そのことに悩んだ義経が頼朝と対面し佐藤兄弟の疑いを晴らそうとする場面があります。
家族の絆に憧れ、家族や主従の絆を大事にしようとする義経の想いと、政治家としての頼朝の生き方とがだんだんズレてきます。
そこからやがて悲劇が起こるのですが、それはまた後の話。
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昨日はCS放送の時代劇専門チャンネルで「風林火山」をみた後、同じくCSの「チャンネル銀河」で大河ドラマ「義経」の第19回放送をみました。
この回は、都では平清盛が亡くなり、鎌倉では源頼朝が東国武士団による武家政権の地固めをしている最中の話の流れでした。
主演は滝沢秀明さん。武蔵坊弁慶役にはベテランの松平健さん。源頼朝役は中井貴一さん。北条政子役には財前直見さん。後白河法皇役が平幹二郎さん。
浅からぬ縁があった清盛が死んだという知らせとともに、幼馴染も亡くなったという知らせを受けた義経の悲しみがまず描かれ、清盛の死で揺れる平家一門、それに付け込むように平家の力を徐々に弱めようとする法皇側のたくらみも描かれました。
尾張国では頼朝・義経らの叔父にあたる行家が平家軍と戦い、敗走。鎌倉へ逃げた行家は頼朝に対して援軍、兵糧、領地などをねだりますが、行家が戦の時に源氏の総大将を名乗ったことを理由に、領地が欲しくば自分の才覚で切り取りなされと、にべもなく追い返します。
また、義経は異父兄の範頼と出会い、語り合います。範頼役石原良純さんです。石原良純さんは大河ドラマ「太平記」で新田義貞の弟の脇屋義助を演じましたから、源氏の血筋と縁があるのでしょうか?
19回放送の後半では、平家のあっせんによって奥州藤原氏が陸奥守に任じられたことから、義経の家来・佐藤兄弟(奥州出身)が平泉からのスパイではないかと悪い噂を流され、そのことに悩んだ義経が頼朝と対面し佐藤兄弟の疑いを晴らそうとする場面があります。
家族の絆に憧れ、家族や主従の絆を大事にしようとする義経の想いと、政治家としての頼朝の生き方とがだんだんズレてきます。
そこからやがて悲劇が起こるのですが、それはまた後の話。
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MHK大河ドラマ「風林火山」総集編 火の巻
昨日、「時代劇専門チャンネル」では、かつてのNHK大河ドラマ作品・「風林火山」の総集編が放送されていました。
荘重なオープニングテーマ曲、井上靖さんの原作の枠にとらわれない斬新なストーリー展開、壮大な合戦シーン、戦国大名の住まいらしさにこだわったセット、主役の内野聖陽さんや武田晴信(信玄)役の市川亀治郎さん、武田家の重臣・板垣信方役の千葉真一さん、同じく武田家の重臣・甘利虎泰役の竜雷太さん、長尾景虎役のガクトさん、長尾家の重臣・宇佐美役の緒方拳さん、その他いろいろな役者さん含めた名優たちの名演技が光る作品です。
内野さん主演の「風林火山」は、歴史ある大河ドラマの中でも特に好きな作品なので、語り出せばきりがないのですがここでは、一番注目したシーンを語りたいと思います。
内野さん演じる山本勘助がさまざまな紆余曲折を経て武田家につかえるようになり、足軽大将となったとき、「鬼美濃」のあだ名で知られる原美濃守という武将と決闘することになります。戦いは小舟の上にて行われることとなりました。その戦いで勘助は、相手の舟を壊し、水が漏れるようにしてしまいます。原美濃守は戦闘不能に陥ります。
見守っていた他の家臣たちは、ある者は笑い、ある者は勘助の戦いぶりを卑怯なやり方と蔑みます。しかし、勘助は堂々と、兵法の極意を説きます。戦わずして相手を屈服させ、勝利を得る。この謀による勝こそが価値ある勝なのだと。
戦わずして勝利を得る。無傷で相手を従わせ、相手をとりこむのが兵法の上策。これは最近の「おんな城主直虎」でも徳川家康がやろうとしていたことを連想させます。
ちなみに、原美濃守を演じていたのは宍戸開さんですが、宍戸開さんのお父さんの宍戸錠さんは、中井貴一さん主演の大河ドラマ「武田信玄」では同じ原美濃守を演じていました。父子二代で同じ役を演じる配役の妙も、このドラマの面白いところであります。
『鬼平犯科帳4』「おとし穴」
時代劇専門チャンネルでは「さざ浪伝兵衛」という話に続いて「おとし穴」という話が放送されました。
火付盗賊改めの同心・佐々木新助は、妻子がありながら茶店の茶くみ女に誘惑され、肉体関係を結びます。いわゆる「あばた面」で、女にもてたことがなかった新助は、妻をうらぎったという引け目を感じながらも茶くみ女との色欲におぼれます。
長谷川平蔵は偶然、新助と女が連れ立って歩いているところを目撃します。新助の妻は平蔵が信頼を置く与力・佐嶋の姪で、平蔵が仲人となって新助は佐嶋の姪と結婚したのでした。
後日、平蔵はわざと新助に声を掛けます。しあわせそうだな、女房を大事にしているか、と。内心ドキッとする新助。それでも新助は茶くみ女と逢引きを重ねます。
ある日、新助が、女が案内した場所で女と抱き合っていると、その最中に男が現れます。そして女の正体が明かされます。女は盗賊の女房だったのです。
このことが知れたらどうなります? と新助は男に脅され、結局、盗賊一味に火付盗賊改めの内部の情報を漏らします。
盗賊一味は火付盗賊改めの警戒網をかいくぐって(新助の情報により)商家に押し込み、いわゆる「急ぎばたらき」(無理やり押し込んで家人を脅し殺し金品を強奪する)を行っていきます。
脅されながらも女を憎めない新助は、どうするべきか悩みます。
一方、女もやがて新助の情にひかれ、葛藤します。
平蔵は新助の浮気相手が盗賊の一味で情報が漏れているのではないか、と思い当たります。
密偵の伊三次が新助の様子をそれとなく探ります。
新助は女の手を取り、これから長谷川様の所へ行こう、おれは腹を切る、そのかわり、お前には罪咎が無いように嘆願するから、と言います。そうして盗人宿を出ようとしたその時、盗賊一味に見つかります。
実直一途だった男が、もてないことから女に誘惑され、悪人に付け込まれ、弱みを握られる。そこから始まる葛藤。その一方で、盗賊に操られていた愛人の女も一途な男の情に惹かれる。
そこから始まる悲劇が描かれた作品です。
主役はもちろん中村吉衛門さんですが、新助役を中村梅雀さんが好演していました。
『鬼平犯科帳4』「さざ浪伝兵衛」
時代劇が好きな私ですが、中でも池波正太郎氏作品の三大作品と言われる「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」のドラマ化作品が好きです。
今日は時代劇専門チャンネルで朝から「鬼平犯科帳」が放送されていました。
まず見たのが「さざ浪伝兵衛」という話。
以前にも見たことのある話なのですが、「ああ、これ前に見たやつだ。みなくていいや」なんて思ったりしません。何度見ても飽きないのが池波作品の魅力を示すところです。
凶悪な賊が鬼平ら火付盗賊改めの人々を手玉に取ったように見えながらも、結局はおのれが殺めた人の(あるはずのない)亡霊のすがたにおびえて自滅する、という話。
人の世の裏表も、人情の機微もわきまえたような長谷川平蔵でさえ、「人の心とは分からぬものよ」というようなつぶやきを漏らすのですが、池波作品の面白さは、凶悪無残な盗賊にも罪の意識にさいなまれる弱さがあるとして描くところにあるといえるのではないでしょうか。
特に、伝兵衛は人を殺すこともなんとも思わないような冷血漢でありながら初めて殺した相手の事は忘れられず、結局はその陰におびえてしまい、或る事から、すっかりおびえきったままになってしまうのです。
「藤枝梅安」シリーズや「殺しの掟」などでもそうですが、闇の世界、裏の世界に生きる人間の心に焦点をあてた作品が多いことも、池波氏の魅力の一つとなっています。