2022年11月19日付の記事
タイトル：Monero、プライバシーブロックチェーンを立ち上げたカルダノのIOGに「恥を知れ」と発言
Moneroは、本日のツイートでInput Output Globalのデータ保護ブロックチェーンを非難し、規制当局に対する裏口付きのチェーンではないかと嘲笑した。
Moneroは、「裏口付きの『匿名性』ブロックチェーンを使いたいのなら、カルダノのMidnightを使えばいい」と書いた。
「ごまかし」のない匿名性を求めるユーザーにとって、Moneroは依然として好ましい選択肢なのだと主張し、これに続けて、「恥を知れ、IOG」と書いたのだ。
Moneroのツイート
「裏口付きの『匿名性』ブロックチェーンを使いたいのなら、カルダノのMidnightを使ってください。
実際にごまかしのない匿名性を求めるならMoneroを使いましょう。
Input Output HKは、恥を知りなさい。」
CoinDeskのツイート
「カルダノブロックチェーンの設立企業IOHKは、
ゼロナレッジプライバシーブロックチェーン「Midnight」を発表し、
「Dust」というトークンをリリースする予定です。」
これは、昨日The Crypto Basicが報じたように、IOGがMidnightという「データ保護ベースのブロックチェーン」の立ち上げを発表したことに由来する。その発表の中で、IOGは、（カルダノ）ネットワークがユーザーの機密性の高い商業データや個人データを保護することを約束している。
注目すべきは、Midnightは、他のプライベートネットワークとは異なり、スマートコントラクトを搭載することだ。その結果、開発者はネットワーク用の分散型アプリケーションを構築し、これを実施する際に通常のスクリプト言語を使用することができるようになる。さらに、情報の漏えいを恐れずにコミュニケーションをとることができるとのことで、企業レベルの採用が示唆されている。
しかし、昨日発表されたIOGのCEO、チャールズ・ホスキンソン氏とのCoinDeskのインタビューによれば、ユーザーのプライバシーと規制のバランスを取るために、ネットワークは規制当局と監査人のための裏口を備えることになる。
Moneroはこの考えを嘲笑しているが、これが企業レベルの採用を目的としたブロックチェーンであれば、理にかなっているということに言及しておかなければならない。なぜなら、ネットワークはこのような事業体に安全で匿名性の高いコミュニケーションと価値の伝達を提供すべきであるとしても、規制当局や監査人がこのような企業を評価する方法はまだ残されているはずだからだ。
「Moneroがこのようなゴミに負けるというのなら、このコミュニティも負けてしかるべきだ」と言っているように、Moneroはまだ始まってもいないMidnightを競争相手として見るも、（そもそも）この2つのネットワークが目指すユースケースや対象者はまったく異なる可能性が高いことは指摘しておいていいだろう。
何人かのカルダノユーザーが、第三者機関の報告に基づいて結論を急ぐMoneroを非難している。たとえば、あるユーザーは「その前にホワイトペーパーを読んだらいい」と指摘している。昨日のIOGのツイートによれば、Midnightはまだ開発段階にあり、IOGは2023年に向けて作業を進めながら、詳細な情報を公開していくとのことだ。
【引用元】
Monero: Shame On Cardano IOG For Launching Privacy Blockchain
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