今も。
しかし、地震が起こって各種調査がされるなかで、確かに液状化はあるけれども、それが本質ではないのではないかという話がいくつも出ている。
例えば、9月9日に公表されている以下の資料。
http://committees.jsce.or.jp/eec2/system/files/20180911kiyota_web.pdf
北海道胆振東部地震による地盤災害の緊急調査報告
土木学会
地震工学委員会 緊急被害調査団
これによると、河川暗渠と里塚地区のところで大きく指摘がされている。
暗渠は幅1.5m、高さ1.75m、最大土盛り10mだそうだ。
要するに10m下の地盤に暗渠という排水管が入っていて、それが崩壊したのでは?という疑い。
報告書には、
住宅の被害箇所は,帯状に分布している 元の河川(暗渠部)や下位の農地に住宅や地盤変状・沈下 が集中している. 暗渠部は埋戻し土?
さらに、
里塚地区では、谷埋め盛土で液状化・地盤傾斜・埋設 暗渠に起因する複合的な要因で大規模な土砂流出と住 宅被害
との記載がある。
大規模なエリアの災害なので単純に一つだけの原因ではないだろうが、暗渠というのは要因としては大きなポイントではないだろうか?
そして、その部分が帯状に地盤が下がっているということであれば、今、暗渠はどのような状態にあるのかということが重要だろう。
今後の調査の進展を期待したいし、それがないままでは原因不明のことについて、適切な対応はできないだろう。
住民からは早く結論をという話が出るのは最もなのだけれども、中途半端な対応をして、再び同じ様な被害を繰り返すことがあっても札幌市としては問題となる。
何しろ地下の構造物の話でもあり、管理者は誰か?ということにもつながる問題。
しかし、自然災害の延長として起こったのは事実。
今は、誰に責任があるかということではなく、なぜ、このような地盤被害がでたのかということをしっかり調べることが大切だろう。
調査が十分できてもいないのに、今後どうなるのかなんて無責任ででたらめかもしれないような話はできないし、住民もそのことは理解をして見守る必要があるだろう。
早急にできることは、それだけの効果しかないのだから。
ちなみに、地元ではこのあたりの原因を公表資料などから推測しているようだ。
以下のサイトが詳しい。
ひろまある清田
http://hiromaaru.org/
大変示唆に富む内容だ。地元だけあって、その調査への情熱はすばらしいものがある。
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