その理由としてニュースでは最大21ミリのずれが挙げられているが、本当にそうか?
むしろ、
コンクリートの床など245か所で、平均で厚さ6ミリメートル、最大で14ミリメートル薄かった
という部分が問題ではないのか?
なお、施工不良と数値の改ざんを理由としており、建築基準法として違法なのかは発表されていない。
大成建設のこの件に関するリリースは以下。
参考)大成建設のWEBより、
https://ssl4.eir-parts.net/doc/1801/tdnet/2251984/00.pdf
https://ssl4.eir-parts.net/doc/1801/tdnet/2252015/00.pdf
これによると、
発注者様と定めた品質基準を満たさない
ことが問題となったとのこと。
2人が引責辞任。
しかし、この基準はJASS6ベースということで、一般的なものだそうだ。
参考までに、JASS6を基準としての誤差のようだ。
参考) http://kentiku-kouzou.jp/ より、
http://kentiku-kouzou.jp/struc-jass6.html
Yahoo!より、
最大で21ミリも…建設中の複合高層ビルに"ズレ" 施工不良と虚偽報告発覚 15階まで組み上げた鉄骨撤去、建て直しへ 札幌
3/16(木) 19:32配信
北海道ニュースUHB
https://news.yahoo.co.jp/articles/b73d037c17ce4e4c2d8c1ed6c7937a4c6719ff87
記事より、
札幌中央区の道庁赤レンガ庁舎前に建設中の複合高層ビルの建設工事で、施工不良と数値の改ざんが発覚し、工事がやり直しとなることに、なりました。
完成は2年以上遅れる見通しです。
施工不良が見つかったのは 札幌・中央区北1条西5丁目で、大成建設が建設中の地上26階、地下2階の複合高層ビルです。
工事を担当した大成建設によりますと、発注者のNTT都市開発から鉄骨のボルトが小さいとの指摘を受け、調査したところ、鉄骨の柱や梁が70か所で平均4ミリメートル、最大で21ミリメートルずれていたほか、コンクリートの床など245か所で、平均で厚さ6ミリメートル、最大で14ミリメートル薄かった事がわかりました。
さらに、大成建設の社員で、現場に配属されていた品質管理の担当者は「工期が厳しくなるため、数ミリのズレであれば、問題ないと思った」として、虚偽の報告をしていたということです。
工事は地上15階の約23%まで進んでいましたが、大成建設は地上部分の全てと、地下部分の是正か所を撤去した上で、建て直すとしていて、完成は2年4か月遅れの2026年6月末まで遅れる見通しです。
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