世界遺産とされるものに、戦争の地は相当含まれているのは事実である。
基本的に観光振興策である、まあ、その程度の世界遺産登録において、登録する国としてはこういうPRをしますということで手を挙げて、それに誤りがなければ登録をするというものだろう。
今回の勧告に際して、何か委員会で物言いがついているわけでもない。
日本としては、江戸時代から明治にかけて作り上げた産業遺産を世界に見せたいということであって、戦時中に活躍したということを訴えたいわけではない。
受け止め方はそれぞれであろうが、そこには日本という国の判断があり、世界遺産の審査がありということだろう。
登録の基準に何を使っているかが問題。
オーストラリアの囚人遺跡群のように、強制労働のあったことを含めて世界遺産に登録するケースもある。この場合、強制労働がなければなりたないというのであれば、世界遺産にこだわる必要もないだろう。
しかし、問題は、そうしたことを含まない形での世界遺産登録であれば、それは申請する者の自由の世界だろう。
Yahooより。
「徴用施設、世界遺産は反対」vs「1910年以前の遺産だ」
中央日報日本語版 5月6日(水)9時33分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150506-00000005-cnippou-kr
日本の明治産業革命遺産23カ所のユネスコ世界文化遺産登録決定を前に、韓日両国が激しい外交戦に突入した。ユネスコ世界遺産委員会傘下の民間諮問機構である国際記念物遺跡会議(ICOMOS、イコモス)が4日、ユネスコに遺産登録を勧告した23施設のうち問題になっている所は三菱重工業の長崎造船所と海底炭鉱である端島炭鉱、高島炭鉱など7施設だ。日帝強制占領期間に韓国人5万7900人が強制的に連れて行かれて苛酷な労働に苦しめられ、94人が亡くなり5人が行方不明になった。
これらの施設を世界文化遺産に登録するかどうかは6月28日から7月8日までドイツのボンで開かれる第39回世界遺産委員会で最終決定される。・・・
—すべての国が納得する必要もないので、淡々と進めればよいだろう。これだけ宣伝になったのだからもはや世界遺産登録という冠さえいらない気もする。
どういう視点で観たいかは、観光地なのだからそれぞれの見方でよいではないか。
また、世界遺産登録もこだわらなくてもよいとは思う。
この程度のことで、変な取引は韓国やその他の国とはしないことだ。
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