「ダイヤモンドは砕けない」すか、
色使いとか、絵のタッチとか、いちばん美的で洗練されてるし、スタンド使いの善悪も、あちこちで入り乱れて、さらにスタンド使いでない幽霊や宇宙人まで出てきて、アイデアの宝庫というか、何回観ても新たな発見が、
確かに、多様性に富んでいて飽きないすね、全39話と聞いて、そんなに長かったかと思うほど、
後半過ぎて、殺人鬼、吉良が追い詰められてくると、幽霊のオヤジさんが手助けに登場・・・親子のシーンでは、凶悪殺人犯どころか、逆に平穏な生活を乱された被害者みたいなふるまいやし、
スタンド使い同士で、善悪が、しばしば、完全に逆転してますし、
億泰(おくやす)も、最初は丈助(じょうすけ)と敵対関係だったし、康一(こういち)君の彼女も、愛情が激しすぎて、彼を殺そうとしたし、
ちなみに、広瀬康一(ひろせ・こういち)は、高一(高校一年生)に掛けてるんすね、きっと、
康一君のスタンドが、ピンチのたびに三度もパワーアップするのも、思春期の成長の早さとか暗示してるような、
吉良が他人の夫に成り代わって暮らすとこから、第2部というか、また新しい面白さが生まれてくるし、
ネズミのスタンド使いや、鉢植えの花になったネコのスタンドまで、
数え上げたら切りないけど、ほんま、 多種多様なスタンドが次々に登場して、飽きさせない、
ところで、税込み月額440円のDアニメに加入して、再度じっくり見直した感想は、
吉良(きら)も、忠臣蔵の吉良プラス、殺人者を意味する killerに掛けてるんやろうけど、最後に獲得するスタンド能力、バイツァーダストが、かなり難解で、そこを中心に見直してた、
あれって、簡単に言うと人間爆弾すね、
しかも、恐ろしいことに、爆弾にされた人間の目を介して、目撃者自身も爆死するという・・・で、吉良が起爆スイッチを入れるまでは、爆弾にされた最初の人間だけが、同じ時間帯を何度も往復して、その間に、細かい部分の変更は可能、と、このあたりが、なかなか分かりづらい、
で、理解できたんすか、
どうやろ・・・自信無いけど、物語の最終場面で、ニセの父親である吉良から、バイツァーダストにかけられた小学生が、朝の目覚めから登校途中までのわずかな時間を何度も往復させられて、絶望的な孤独と戦いながら、必死に吉良に立ち向かっていく場面は、緊迫感があって素晴らしいと思う、
ここでは、殺人鬼に化けたお父さんと、その正体を唯一見破った息子との、差しの勝負で、それまでの回には無かった新鮮な見ごたえが、ありますね、
プロ野球も、シーズンが押しせまって優勝争いになってくると、連戦連勝の球団には、かならず、日替わりヒーローみたいな選手が、とっかえひっかえ登場するけど、ジョジョのこの全39話でも、善悪関係無しに、次から次へと個性的で魅力的なキャラが活躍して、すばらしい・・・オープニング曲も、4回5回と入れ替わってて、これひとつだけでも、アニメ化にかけた制作スタッフのハンパないやる気が伝わってくる、
そうとうグロテスクで暴力的なシーンもありますが、そこをアニメ化の場合もストレートに描きながら、最終的にはスッキリした気持ちで見終わることができるという、これも、思えばスゴいことすね、
フリーメイソンを臭わすサインがあちこちに見いだされて、原作者の天才をもってしても、その悪のしがらみから自由であり得ないことは残念やけど、ここまで魅力的なアニメが生まれたことには、ただ単に「ありがとう」しかないな、
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