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2020年10月16日

個人経営のカメラメーカー「安原製作所」のあまりに早すぎる廃業

 しかし、早すぎるなあ、56才でこの世を去るとは・・・こういう人物こそ長生きせんならんのに、

 知り合いすか、

 いやいや、ついこないだ知ったばっかりなんやけど、自分も今年の三月に母親を亡くしてるもんで、

 そう言えば、娘さんの文章みたいすね、姓も変わってるし、


平素より安原製作所をご利用頂きありがとうございます。
安原伸儀、去る令和2年3月22日、享年56歳にて逝去致しました。
店主の急逝により、3月22日以降の全ての業務が停止しております。
店主ひとりで経営しておりましたため、事業の継続は困難であり、再開の予定は御座いません。
お客様には大変申し訳ございませんが、ご理解を賜りますよう何卒よろしくお願い致します。

ご質問、ご相談などがございましたら下記までメールにてご連絡ください。
どこまでお力になれるかはわかりかねますが、対応させて頂きます。

王竹智子
yasuhara.info@gmail.com


 ふつうの専業主婦だった母親が、あの世へ行くのだって、葬儀の他にあれこれと手続きが重なって、それなりに大変やったけど、カメラレンズの製作会社を立ち上げてたお父上を亡くされたとなれば、その後のさまざまな事務手続きの大変さは想像を絶するもんがあるなあ、

安原製作所ホームページ
http://www.yasuhara.co.jp/top.html



 ウィキペディアはこんな風に紹介されてますけど、ホンマの一匹狼(オオカミ)やったんすね、

安原製作所(ウィキペディアより)

 個人の項目で調べると、自主映画監督という、また別の顔も見えてきて、興味をそそられるなあ、

安原伸(ウィキペディアより)

 個人経営でカメラを制作・販売するという、恐ろしく勝ち目のうすい戦いどおり、カメラ本体の制作は、わずか7年でストップするけど、3年後にはレンズ専門メーカーとして再度復活、中国企業に生産を委託して、魚眼レンズやソフトフォーカスレンズとか・・・

 特にこの5倍マクロレンズって、唯一無二(ゆいいつむに=たったひとつ)の存在というか、個人経営だからなしえた快挙というか、冒険というか、

 マクロレンズと言えば等倍(1倍)が基本ですけど、いったいどういう意図から、5倍という顕微鏡みたいな倍率のレンズを作ろうとしたのか、

安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)を試す(デジカメWatchより

 こういった枠にはまらない独創的な人物にこそ、長生きして活躍して欲しいもんすね、

 このあとどんな展開をするか、想像するだけでも、ワクワクするもんな、

 ちまたでは、売りっぱなしで、修理に応じない製作所として、批判もあるようですけど、

 批判も大事やけど、この独創性と創造性とチャレンジ精神に免じて、むしろ協力的な姿勢でのぞむほうが、カメラの未来にとっても、よりベターな気がするけどなあ、

 ここまで事業を軌道に乗せてきた以上、国籍を問わず、これを受け継いで発展さすゴイゴイスーな人物が現れることを期待したいっすね、

 ほんまや、


旧式フライトシミュレーターで北海道を時計回りに周遊中


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タグ: 安原製作所
posted by なおいのおじさん at 10:57| カメラ
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