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2021年05月25日

自然界の音を聴きながら、重力に逆らわず山を下りおりる・・・マウンテンバイクの静けさ・楽しさに触れられる名作ゲーム『Lonely Mountains Downhill』・・・追加コンテンツの火山島はさらに円熟味が増して魅力的に!



 あそぶの、久しぶりすね、Lonely Mountains Downhill、

 とりあえず、「オフロード自転車ゲームの最高峰!」と控えめに言っておこう、って、この言い方、さいきん流行ってるんか?

 でも、ちょっと画面上の自転車が、小さ過ぎるような気も、

 確かにそんな気もするけど、マウンテンバイクって、もともと道無き山野(さんや)を自由に駆け回るために作られたわけで、これくらい自然が大きく描かれて初めて、この乗り物の魅力も分るような気がせえへんか、

 まあ、そう言われてみれば、国内は、里山ライドの規制がきびしく、いつしか山野を駆け回らない、街乗りマウンテンバイクに成り下がってますしね、

 自分も、今ではもう街乗りマウンテンバイクと割り切って、つるつるタイヤで舗装路をまったり走ってるけど、元を正せば(=もともとは)、このゲームみたいな環境の中を走りたくて、購入したわけで、

 そう、たしかにそうでした・・・岩山の頂上から絶景を見晴らすモスグリーンのマウンテンバイク・・・アラヤさんとこのMuddy Fox (マディフォックス)、人生を変えたとも言える1996年度版のカタログ表紙、今でも鮮明に覚えてますわ、

日本で唯一、当時のブランドを今に引く継ぐアラヤ工業さん、ひかえめに言っても、アンタはエラいっ!!


今では、これもマウンテンバイクって言うんか・・・おいでやす小田先生、ここはしっかりと突っ込んでおくんなはれ!



 1980〜90年代、マウンテンバイクブームの最初期、NORTH FACE ってアパレルブランドを文字って、NORTH TAKE(北摂(ほくせつ)=大阪府北部の山岳エリア) というマウンテンバイクチームが大阪にあったけど、今では絶版となった彼らの足跡を記した名著を参考に、北摂(ほくせつ)の山々をなぞってみようかというころには、すでに、あちこちで、入山お断りのコースが続出しており、

 そういえば、天王山とか、警察署の名前まで出して、「マウンテンバイク、入山お断り」の看板が、

 マウンテンバイクの爆発的流行と同時に、「マウンテンバイク、山に来(こ)んといて運動」も、大都市圏中心に、草の根的にじわじわと大流行したわけで、

 まあ、人口が多いと、入山者も多いし、植物がびっしりとおいしげる日本の里山では、描けるルートも、非常に限られるわけで、当初から、マウンテンバイクとの軋轢(あつれき=対立)もかなりあったんでしょうね、

 けっきょく、そのまんま、マウンテンバイクは、本来の行き場を追われ、面白くも何ともない、街乗りマウンテンバイクに成り下がって、現在にいたると、

 ごくごく一部の人々が、マウンテンバイクをクルマに積んで、ハイカーのいないような、電力会社の鉄塔巡視ルートなんかを、今もひっそりと走ってるんすかね、

 気になって、調べてみたけど、近畿・中国地方の山々を次々に走破されてた、こちらの管理人さんも、2017年を最後に、マウンテンバイクの記事は無くなって、山歩きだけになってるなあ、

「山であそぼっ」
http://yamaaso.cranky.jp/mtb.html


 まあ、かいつまんで言うと、マウンテンバイク文化は日本に定着せんかったと、

 王滝のレースとか、ガンバっておられる自治体もあるけど、全国規模でながめると、そういうことになるかなあ、



 マウンテンバイクブームを足がかりに、世界的メーカーへ登りつめた大阪の優良企業であるシマノさんやアラヤさんですけど、乗り手のほうは、早々に山を追われていくというのは、なんとも皮肉な話ですね、

 そういう意味でも、このゲームで、すこしでもマウンテンバイク本来の楽しさを、再認識してほしいなあ、

 そんでもって、すこしでもええから、専用ルートが整備されて、ハイカーさんに迷惑かけんと、胸はって里山を走れるようなマウンテンバイク文化が、じわじわと根づいて欲しいもんすね、

これまでのノウハウがしっかり生かされて、景色の見せ方や難易度設定が、さらに円熟味を増してる追加コンテンツの火山島!(ボートや自転車を降りて登るシーンは動画上の演出で、じっさいのゲームには登場しません。)ちなみに、スチームさんから購入すると、パソコン三画面(タテ1080×ヨコ(1920×3))にもバッチリ対応するので、さらに広大な景色が楽しめます!

posted by なおいのおじさん at 02:40| 自転車
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