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2013年04月07日

この惑星の大気じゃねえ!

a.なんて日だ、週末だってのに春の嵐か、

b.V6&嵐ならいいんすけど、もう、傘グシャグシャっす、

a.こんな風ひどかったかなあ、最近しょっちゅう見かけるもんな、ニュースの傘折れシーン、

b.台風よりたち悪くて、日本列島通過しながらパワーアップ、

a.こんなん無かったよなあ、ちょっと前まで・・・ただ振り返ってみると、2000年あたりから、雨の降り方がハッキリ変わったんだ、

b.激しくなったんすか、

a.そう、それもこの星の降り方じゃないような、エイリアン2に出てきそうな、激しい降りがときおり、音で分ったんだ、今までと違うって、

b.そんな音してましたっけ、

a.「危ないからって」心配する大家さんに無理言って、壊れかけの一軒家借りてて、トタン屋根だから雨音うるさくって、だから雨音にはうるさいんだ、わかるかな、わかんねえだろうなあ、



b.山田君一枚持ってって、本人ちょっと気に入ってるようだけど、ぜんぜん面白くねえや、

a.で、2000年ごろ境に、雨の日は音楽聴けないどころか、眠れない日も多くなった、時に身の危険を感じるような雨音っていうのか、

b.そりゃ壊れかけの家に住んでたら怖いっす、ちょっとした雨や風も、

a.夏の夕立はもっとたちが悪くて、いきなり来るしなあ、

b.夕立も凶暴化して、一撃で小川が反乱するっす、なにも良いことないっすね、

a.昨年7月は、ここ岡山県赤磐市でも中心部を流れる砂川がまさかの氾濫、これ以上無いほど穏やかな小川なのに、

b.この小川の氾濫ぶり、全国ニュースに流れて、ビックリしたっす、まさかあの川が、

a.翌8月は、お茶や平等院で有名な京都の宇治市が水びたし、それもたった一日で、

b.しかも、家が密集する開けたエリアまで、これも目を疑う光景でした、

a.宇治川の支流、志津川はもっとひどくて、裏山が崩れて老夫婦が家ごと宇治川へ流されてしまった、

b.ここ、お気に入りサイクリングルートっすね、

a.ここから山越えの細い舗装路が伸びてて、とてもきついんだけど不思議な魅力があって、災害の1週間まえ通ったばかりだった、

b.どんな魅力があるんすか、

a.山あいの歴史ある集落が良いアジ出してて、集落をむすぶ林道も深い山のなかをうねうねアップダウンして、キツツキの音が響いてたこともあったなあ、自転車なんだけど山歩きしてる気分、しかも最後はビワコのおまけ付き、

b.コンビニでおいしいコーヒーとカレーパン買って、琵琶湖見晴らしながらベンチでぼんやりか、山あり湖あり、最高っすね、

a.あとは最寄りの駅で自転車たたんで帰るだけ、こんな良い暮らしがあるだろうか、だからなおさら、志津川で流された老夫婦がなんとも気がかりでなあ、

b.おじいさんの方でしたか、なかなか見つからず、平等院のあたりまで流され、数日後、遺体で発見されてます、

a.コトバもない、まあ、というわけで、道もさすがに復旧してると思いますんで、マウンテンバイクのギア比なら激坂も比較的楽なんで、興味を持たれたら、ゴールデンウィークにでも、1リットルのスポーツドリンクといっしょに1度トライしてみてくんしゃい、時間の割に達成感ハンパないし、新緑の季節はとりわけ気持ち良いっす、



昨年、氾濫した岡山県赤磐市の砂川、
市議会議員さんのブログに、
当時の状況が詳しく載っていました、
http://www.kanadani.jp/katudou.htm


その翌月、京都府宇治市の水害状況もヘリから克明に撮影されてます、
気が重いのですがとりあえず・・・
http://mainichi.jp/graph/2012/08/14/20120814k0000e040175000c/002.html



気分転換にならないかもしれませんが、
シュール過ぎて笑っていいのか、一体どうしたらいいのか、
今も謎めいてる松鶴家千とせ師匠の漫談、YOUTUBEでどうぞ、
http://www.youtube.com/watch?v=cO6xZhPGlD4




2013年04月06日

闘病復帰!世界のオザワ

世界のオザワ

b.日本を代表する世界的な指揮者、小澤征爾(オザワ・セイジ)さんが、長い闘病をへて昨夜、NHKのニュースウオッチ9に出演してました、

a.「世界のオザワ」、そういえば三船美佳さんのお父さんも、かつて黒沢映画で主役を張って、「世界のミフネ」って呼ばれたなあ、

世界のミフネ

b.小澤さんは2005年暮れから重い病気つづきっす、

a.どうりで、顔が白かった、まだ病み上がりの雰囲気だったなあ、

b.でも、このおかげで今までできなかった勉強がたくさんやれたって言ってました、

a.きのうの話だと、次から次へとコンサートが忙しくて、個人的にじっくり音楽と向き合う時間がなかったらしい、体を壊してやっと、落ち着いた勉強時間が持てるなんて、それが一番大事なことなのに・・・

b.音楽商業主義の弊害っすかねえ、

a.商業主義のおかげで、津々浦々まで音楽が行き渡って受け手はありがたいけど、アーティストは多忙になり過ぎて才能がすり減らされていく、音楽がだんだん平均的になって、誰にでも受け入れられるような当たり障りのない音楽が市場にあふれてしまう、

b.数多く売らなきゃ困るわけですもんね、

a.クレンペラーは1960年代、指揮者としても作曲家としてもブーレーズをいちばん高く評価してたけど、そのあまりの忙しさをひたすら心配して、「作曲活動だけに絞ったほうがいい」とまでアドバイスしてる、くわしくは、白水社「クレンペラーとの対話」221ページあたりをどうぞ、

b.オザワさんと岡山市民会館で握手したんすね、

a.1970年代後半、新日本フィルハーモニー交響楽団とやってきて、演奏会のあとにわざわざサイン会ひらいてくれて、Tシャツ・ジーンズに着替えた小澤さんが、希望者全員にサインと握手、たいへんな労力だ、もう世界的に著名な指揮者だったのに、

b.演奏はどうだったんすか、

a.チャイコフスキーの4番を覚えてるけど、終楽章、クレンペラー盤と同じ四股を踏むような演奏で驚いた、こんなテンポで振るヒトはホントまれだから、

b.ふつうより相当おそいんすか、

a.クレンペラーのテンポでやると、終楽章は抜群に面白くなるんだ、これ以上速くすると酔っぱらいがわめいてるようで、まあそれが良いって人もいるだろうけど、

b.クレンペラー盤ならYOUTUBEで聞けますわ、34分20秒から最後まで、1962年の録音かあ、

a.これ聞き込んでいくと、他がすべて物足りなくなってしまう、もう50年もたってるのに、

b.クレンペラーがスゴいって事なんでしょうけど、ある意味さびしい現象っすね、

a.きっと近い将来、登場してくるに違いない、音楽産業に呑み込まれない音楽家、利潤に偏った音楽産業の在り方そのものを変えていこうとする経営者が、




YOUTUBE
クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団による
チャイコフスキーの第4シンフォニー
http://www.youtube.com/watch?v=D11xls4jK3A


YOUTUBEでもおおかた聴けますが、
どうしてもCDでという場合はアマゾンさんからどうぞ、

Romantic Symphonies & Overtures (Klemperer Legacy)

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2013年04月03日

エッ?、美術館でコンサートやってんのか!

a.何でもないノイズがテレビ面白くするって、きのう話したけど、音楽でノイズって言ったら、

b.オーケストラ・コンサート直前の音合わせ、騒然と期待高まるノイズかな、

a.これから感動的な音楽が鳴り響く、そのまえの心地よい混沌と緊張・・・もう何年行ってないんだ、コンサート、

b.しかし、お父さんは生前、しょっちゅうコンサート行ってましたねえ、

a.クルマの免許持ってなかったから、路線バスでわざわざ都会へ出向いて、

b.そのなかでも、ピカイチ・コンサートは、

a.今でも、ちょっと羨ましいのは、倉敷の大原美術館で開かれた、マイスキーって世界的に有名なチェリストのコンサート、マイスキーと差し向かいで聴いたぞって自慢してた、

b.ってことは、名画の飾られた美術館のなかでコンサート開くんすか、

a.人数も入れないし元取れないと思うんだけど、採算度外視でやってんだろうか、一体いくらしたんだ、チケット代、

b.もしかしたら、インターネット検索で出てくるやも・・・ありやしたぜ親方、1992年10月4日、伴奏のピアニストと一緒に来てます、大原ギャラリー・コンサートの10周年記念企画って事のようで、大物を呼んだんすね、きっと、

a.しかし、毎回そうとうな豪華メンバーでやってるなあ、岡山の地方都市でこんな贅沢な宴(ウタゲ)を開いていたとは・・・オイチャン知らんかったわ、ビックリ・クリクリ・クリックリッ、君もやりたまえ、これを最低二回繰り返すと心身共リフレッシュするし、

b.断ってもどうせやらされるし、思い切ってやるっす、「ビックリ・クリクリ・クリックリッ、ビックリ・クリクリ・クリックリッ」これでいいんすか、

a.嫌々やってもダメだ、いずれ君にもこのフレーズを心から叫びたくなる瞬間がきっと訪れる、そのときまで大事にとっておきたまえ、くれぐれもホントに驚いた瞬間だけだ、つかうのは、

b.で、今でもやってるんすか、この大原美術館のギャラリーコンサート、

a.さっそく調べてみよう、今でもやってるわ、思ったほどでもないなあ、全席自由で4千円、学割だとなんと30席限定で、驚きの1000円ポッキリ!

b.いいんすか、北さん、これじゃ赤字じゃないすか、



a.いやあ、みなさんに喜んでいただけたらって、ハア〜、オマケにこの絵画もお付けしようかって、

b.北さんそれ、大原美術館の名画っすよ、いいんすか、そんなの出してきて、

a.いや〜、複製なんすけど、これだったらどうにか、で、今回、「エル・グレコの受胎告知」、ギリギリなんすけど、コレ、特別にお付けして、29万8千円、



b.エ〜、チケット代入れても30万しないの、大丈夫?、北社長、

a.いや、もう〜、ほんと、ギリギリってことで、

b.で、話しの腰折って悪いんすけど、大原美術館のギャラリーコンサート、次回は4月20日(土)の夕方6時半開演、え〜「チェロ・ピアノ・メゾソプラノ3名によるブラームスのゆうべ、ココロに染み入る数々の小品をとりそろえ、みなさまのお越しをお待ち申しあげております」、

a.よく言えたなあ、大原美術館の職員たるもの、言葉づかいもキッチリせんといかん、

b.「まことに御来館ありがとうございます、みなさまのまたのお越しを、一同心よりお待ち申し上げております」、

a.でも、なんか堅苦しいし、そのへんでエエわ、

b.で、なんすか、

a.なにやってたんや、

b.お父さんが路線バスに乗って都会に出向いて、

a.そうか、まあそういうことや、今回は、

b.そういうことって、どういうことっすか、

a.きょうはコレで終わりや、なんか文句あんのか、

b.ビックリ・クリクリ・クリックリ、ビックリ・クリクリ・クリックリ、

a.おお、やっと出たか、ココロの叫び、


マイスキーではないけれど、父親といえばこの一枚を思い出す。しょっちゅうとなりの部屋からもれ聞こえて、けっきょく自分も覚えてしまった、シューベルト作曲「アルペジオーネ・ソナタ」。お母さんみたいな優しいピアノに導かれながら悩める青春って感じのチェロが歌いだす、小品だけど繰り返し演奏されてる永遠の名曲っす。



これと同じ音源、
第一楽章だけならYOUTUBEでも聴けます、
http://www.youtube.com/watch?v=GN6XCbu7Sj8

日本人コンビなら、やはりYOUTUBEで全曲公開されてます、すごい時代だなあ、
http://www.youtube.com/watch?v=8sdFfx3VNCk


マイスキー盤は聴いてないので批評できないんすけど、悪かろうはずもないので、一応、





ほんまもんの「受胎告知」は大原美術館でどうぞ!
http://www.ohara.or.jp/201001/jp/C/C3a03.html


2013年04月02日

何気ないノイズ楽しいココロ旅

b.おまっとさんでした、ようやく再開、地域密着型輪行バラエティー「にっぽん縦断こころ旅」、

a.休養十分だし気候も過ごしやすいし、火野さんのカラダが楽そうでいいや、見てる方も何かほっとする、

b.ハイライトって重いタバコ吸っての自転車こぎは相当きついに決まってる、

a.60過ぎてるしなあ、でも苦しい上り坂のハアハアが良いんだなあ、臨場感伝わってきて、

b.あといわゆるナレーターが居ないっす、ときどき視聴者からのお手紙を朗読する女子アナだけで、

a.言われてみれば、そうだなあ、さり気なく淡々と旅が進んで行くけど、気をつけて観ると他にもいろいろと画期的なことをやってる、

b.たとえば、

a.火野さんの後姿を後続車の車載カメラで追いながら、走行中のタイヤノイズや周囲のざわめきまで、そのまんま使ってみたり、

b.火野さんのつぶやきも入ってます、独り言みたいな、

a.あれ見てると、だんだん自分が旅してる気分になってくんだ、あの臨場感は今までありそうで無かった生々しさ、

b.おなじNHKで人気の「世界ふれあい街歩き」の自転車版みたいだ、

a.あれも見事に、自分がそこ歩いてるような気分にさしてくれるもんなあ、セリフ抑えめで街角ノイズ入れてくれるともっといいんだけど・・・いずれにしても小型高性能なビデオカメラあって初めて実現できた番組なんだろうなあ、

b.ツール・ド・フランスの車載カメラ、っていうかスクーター後部座席からの生々しい映像も命がけの素晴らしさ、しかし、街のざわめきで思い出すんだけど、「あたしンち」の出だし、よくざわめき入ってる、タチバナ家の住むマンションの絵と一緒に、

a.マンションのバックには何故か「小桃」のネオンサイン、

b.このざわめきも何かいいっす、

a.ほんの出だし1〜2秒なんだけど、すごい効いてる、「ざ〜」っていうただのありふれた街のノイズだけど・・・自分だけかなあ、ここにこんな食いついてんの、

b.この町のざわめきで、タチバナ家の物語にすっと入っていけるとか、そういうことっすか、

a.あの街のノイズを頭に数秒入れて、そのあとタチバナ家のマンションのリビングとかに入ると、そのノイズが消えてるんで、部屋の中にいる感じがするんだ、あれが有るとホッとする、自分がスムーズにタチバナ家に入って行けるような、こりゃ「あたしンち」マジックや、よくあんな何気ないノイズ入れたもんや、さりげないけど効果絶大、

b.ノイズと言えば、「モヤモヤさまぁ〜ず2」ですっかり名物コーナーになった、例の沈黙の食事シーン、

a.これだけ静かになると、いろんな食事中の雑音が新鮮に聞こえてきて、そういえばテレビって1秒と黙っていられないメディアだったって気づかされる、笑い取るためにやってるんだけど、これも今まで有りそうでなかった画期的試み、

b.しかし、沈黙やぶる三村さんの突っ込みは、回を重ねるにつれ追い込まれて、いまや長いトンネルを抜け出せなくなっておりますが、

a.う〜ん、それはそれでスベリ芸ってのもあるしなあ、あと、ナレーターのショウ君、これが音声合成ソフトっていうのもさり気なくスゴいアイデアだなあ、

b.いちど聞いたら病みつきになるような変なイントネーション、ほんとは自然な抑揚が理想だけど、音声合成ソフトの弱点を逆手にとって番組の個性にしてしまった、

a.「モヤモヤさまぁ〜ず2」も「1」が無くて意味もなくいきなり「2」からっていうのもスゴいセンス、こんなのNHKじゃ絶対許されない、

b.おなじテレビ東京の人気番組「アド街ック天国」があったから、思い切ってこんなひねり技が出せたのか、はじめは深夜枠だったし自由にやれたんだろうなあ、きっと、

a.けれども、大江アナ抜けたし、たいていの場所まわったし、時間はゴールデンだし、伊藤P、これから色々と大変っす、

b.あと、肉好きビール好きな三村さんの痛風も日に日に良くなって行ってほしいっす、

a.色々あるとは思うけど、これからもおもろいテレビたのんまっせ、伊藤P!


「モヤさま」仕掛人、伊藤チーフプロデューサー

音声合成ソフト「ショウ君」誕生秘話
http://voicetext.jp/show.html



NHK「にっぽん縦断 こころ旅」公式ホームページ
http://www.nhk.or.jp/kokorotabi/guide.html



「ニッポン縦断こころ旅」のオリジナル・サウンドトラック、
アマゾンではCDとダウンロードの両方から選べます。
時代は進んでいるのだなあ・・・


コチラはオーソドックスなCD版

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こちらダウンロード版は全曲試聴もできて少し楽しいっす!





2013年04月01日

4月スタート・シンフォニー

a.四月一日、月曜日、

b.さて新年度がスタートしました、

a.さて、何から始めようかな、新年度のスタートにふさわしい音楽、

b.17歳のビゼーが作曲したまま、80年も眠りつづけた交響曲第1番はどうっすか、新年度スタートといえばズバリこれじゃないっすか、

a.うむ、ベートーベンの1・2番シンフォニーも若々しいが、このビゼーもそれ以上に青春の輝きにあふれている、おいちゃんも今すぐ17の青春に戻りたいなあ、

b.しかし、ビゼーのシンフォニーはこれ一曲だけなんすね、

a.作品数自体少ないと思ったら36歳の生涯だもんな、ふつうはこれくらいの数だろう、モーツァルトが異常に多すぎるんで、

b.モーツァルトが個人名でなく、組織名ということは考えられませんか、

a.グループで大量生産したってことか、もしそうだとしたら早くも今世紀最大の発見になるだろうが、

b.日本で言ったら空海も組織名じゃないすっか、どう考えても単独の人間であれだけ数々の偉業を達成できるとはとても思えんのですが、

a.まあ、エイプリルフールだし、好きにしたまえ、で、ビゼーのシンフォニーはどこまで行ってるんだ、

b.iTunesから最終楽章が流れ始めておりますが、

a.演奏は、

b.ハイティンク指揮のコンセルトヘボウっす、

a.むかし、コンセルト ボウという表記もあったが、すっかり見かけなくなった、

b.しかし、リラックスした良い演奏っす、

a.オランダのオーケストラなんでフランス音楽向きとは言いづらい、ちょっとくすんだ渋い音色だけど、それ以上に楽しさが伝わってくる、ハイティンクも楽員たちも良い意味でくつろいでる、仕事が早く終わった週末みたいな、

b.やっぱりフランス音楽って悩みないっすね、花咲く南仏の気候が影響するのか、美味しいワインや食材がそうさせるのか、

a.しかし、オランダにもチューリップがあるぞ、でも地中海は遠いか、

b.岡山も瀬戸内海沿岸は冬でも明るく暖かいっす、

a.やはり瀬戸内の海は良いなあ、琵琶湖も良いけど、

b.ところで、YOUTUBEに無いっすか、ビゼーの1番、

a.そうだ、しらべてみよう、どれどれハイティンク盤はないけど、いろいろ出てるんだなあ、似たようなの無いかなあ、

b.ハインツ・ワルベルクの指揮するエッセンフィルハーモニーという渋い音源もありますが、

http://www.youtube.com/watch?v=GAe-WRyUA-I

a.これをもう少し都会風にシャキっとさせたらハイティンク盤になる、

b.でも、このワルベルクとエッセンフィルのライブ録音も良いっすね、おっとりしてて、良い意味で頑張らず、

a.ホールの響きも良いしなあ、ドイツの地方都市のオーケストラでこうなんだから、本場は懐が深いや、

b.しかし、やはり少しアンサンブルがユル過ぎるような気も、

a.そうだなあ、だったらフランスの大御所、ジョルジュ・プレートル指揮のウィーンフィルはどうや、

http://www.youtube.com/watch?v=9ivswqCWIQU


b.こっちのほうがハイティンク盤より明るく元気な雰囲気、テンポをかなり揺らすから好みは分かれそうだけど、4月スタートにふさわしい響きっす、

a.天下のウィーンフィルをこれだけ自在にコントロールできるなんてタダモンじゃない、でもオイチャンやっぱり、ハイティンクの振るクールなビゼーがエエなあ、

b.どっちにしても、ただでこれだけ楽しめるなんて、幸せな世の中っす、


ハイティンク盤のCDでしたら、サンサーンスのオルガン・シンフォニーまで入ってるお値打ち盤も出ております。ジャケットも青春してますなあ。

Symphony in C / Jeux D'Enfants Op 22

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