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2024年03月31日

尾崎豊は教科書にのるような人か?

誤解を受けるかもしれないが、少なくてとも教科書にのるような清く正しく、美しい人ではない。と僕は思う。ただし、よく言われるのが「盗んだバイクで走り出す」したり、「校舎のガラスわった」からではない。
この事を言う人は尾崎を「社会の反抗者」か「I LOVEYOU」を歌う、愛の伝導者かという両極端なことでしか語れない人だろう。
批判するつもりはないが、そのような人が多いのは事実である。


尾崎が向き合っていたことは、自分との葛藤、苦しみであり、彼はそれに打ち勝つようにあがき、懸命に生き抜いた。不器用な人で、愛に対して誠実でなくてはならない、と自分や他人を巻き込んでまで、自分で定義づけた愛に沿って生き抜こうとした。そんな哀れな一面をもつということを知っておくべきである。これは彼を卑下するわけではなく、彼の作品の本質を理解するために必要なことだからだ。なぜならその本質、葛藤から作品が生まれたされ、彼の作品の主題はその苦しみから解き放たれることが暗に、時には直接的に書かれているからである。もし、彼が人物(聖人のような素晴らしい人物)として教科書にのるのなら、世の中の多くの人が彼よりもうまく、日常を送り、人を愛し、モラル、ルールをまもり暮らしているの日々を送っている人々のほうがそれにふさわしい。

作品の素晴らしさと、尾崎の本質を見誤ってしまっては、せっかくの作品の素晴らしさの意味すら誤って理解されてしまうことに、つながるだろう。

尾崎のネット記事を見つけて、ふとそんなことを今日思った。
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