AMGのCEO、トビアス・ムアース氏が2016年に登場を予告したAMG GTのトップモデル関して声明を出し、現在開発作業が続けられており、639馬力以上にまで出力を高められるようで、これは同じAMG製ターボ付き4リッターV8エンジンが搭載されている現行のAMG最強モデルのGT Rの585馬力をさらに大幅に凌ぐことになります。現在のライバルと掲げているのは、現在このカテゴリーのスーパーカーの700馬力のポルシェ911 GT2 RSですので、この数値にも迫るものになりそうです。
GT ブラックシリーズには、さらに強化されたシャシーとエアロダイナミクスが与えられる見込みで、最近GT Rのボディをまとった開発モデルをニュルブルクリンクで目撃されていて、これはブラックシリーズのテストプログラムの一環だといわれており、このモデルに関するいくつかのヒントがあります。
この開発車両には、AMGのGT4 レースカーゆずりのさらに過激なボディワークが与えられ、固定式のリアウイングと、ノーマルのセンター出しよりも間隔を広げたエグゾーストがディフューザーから見ることができます。
これらの変更はリアのダウンフォースを高めるためであり、サーキット走行時のバランスを考慮して、間違いなくフロントにも同じような対応が行われるはずです。さらに大型ブレーキと大径ホイールの装着も予想されています。
さらにテストカーのリアウインドウは軽量化のためにポリカーボネート製となっていて、ブラックシリーズには豪華な内装が与えられる一方で、不要なパーツは取り外されるだろうことを示しています。撮影された開発車両の内装写真は、フロントに1組のスポーツシートとロールケージが確認でき、ロールケージはGT Rではオプション扱いですが、ブラックシリーズでは標準装備となる見込みです。
GT ブラックシリーズは車両重量を1600kgにする目標があるようで、この車重はGT Rよりも30kg軽量となります。軽量化と出力を高められたV8エンジンにより、超希少なハイパーカーであるプロジェクト1を除けば、このブラックシリーズがAMG最速のプロダクションモデルになる見込みです。
最後にブラックシリーズはSLSをベースにしたブラックシリーズで、2013年のことでした。GT ブラックシリーズは2020年の発表を目指していて、7年のぶりにAMGにその最強の名であるブラックシリーズが帰ってくることになります。
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2018年03月15日
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