※ネタバレを含みます。今後にプレイを予定している方はご注意ください。
荒廃した世界 ファルガイア 。
そこにはかつて、 「人間」 と 「ガーディアン」 、そして 「エルゥ」 と呼ばれる種族がいた。
ガーディアンはファルガイアを守護し、エルゥは高度な知識と技術を以ってガーディアンを支え、そこには 緑豊かな世界 が広がっていた。
しかし、それは大きな戦争によって一変してしまう。
そのキッカケは、 魔族の侵攻 だった。
鋼の肉体を持つ魔族に対抗すべく、ファルガイアにも 強大な力 が次々と生み出されていく。巨大兵器 「ゴーレム」 や 「ARM」 、そして禁忌を犯すまでの研究…。戦いの中で膨張した勝利・強さへの執着は、やがてファルガイアに大きな傷を残した。
命のない、荒野。
結果として大戦は勝利に終わるが、力を使い果たしたガーディアンは消え、エルゥもまた姿を消してしまう。残された人間は、 日に日に荒れ果てていくファルガイア を前に絶望するしかなかった。
それでも、いつしか日常は取り戻され、かつての戦争は遠い過去のものへと変わっていく。封印された力は人々の興味を誘い、多くの研究者や冒険者——— 「渡り鳥」 が現れるようになった。
彼らは各地の遺跡を訪れ、ゴーレムやARMを探し求める。しかしその力は 誰にも操作を許さず 、もはや現実味を帯びていなかった。
そんなある日、事件は雪の中でひっそりと巻き起こる。
北の国アークティカに、 魔族 が再び現れたのだ。
目的は、アークティカに眠る 大きな繭 。
アークティカは滅び、魔族は再び根を下ろした。奪われた繭が目覚めるとき、ファルガイアを巡る戦いが繰り返される。
次なる標的は、 アーデルハイド 。渡り鳥のロディ、ザック、そしてアーデルハイドの公女セシリアが旅立つ場所。
圧倒的な力を持つ魔族に対抗するには、守護獣である ガーディアンの力を取り戻さなければならない。 ガーディアンの巫女を継承してきたセシリアは、国の期待を背負って旅立ちを決意する。
渡り鳥のザックは魔族との因縁を抱え、この戦いに参加。そしてロディは、ARMという 特別な力 を手に、協力することとなった。
ガーディアンはなぜ力を失い続けるのか。
それは、戦いの傷だけがもたらすものではない。
人間には、何の力もないのだろうか。
この戦いに必要なのは、 「武力」ではない のかもしれない。
3人が 冒険の中で気付くもの 、手に入れるものの中にこそ、ファルガイアを救う手立てがある。
そしてそれは、私たちプレイヤーの中にも…。
シナリオについて
ひとつの目的から始まる物語であり、その中に色んな出会いや 「成長」が盛り込まれたシナリオ です。魔族からファルガイアを護ることが目的であり、そのためにガーディアンの力を呼び起こす。そこに様々な思いを見出していく感じでしょうか。
「心」 を題材とするだけあって、 人との交流や対話 が重要なカギとなっています。それこそロディ達3人が大きく変化していあたり、見所ですね!
個人的にはじめの方は、違和感を覚えるほどでした。それぞれに目的はあれ、行動を共にする必要性まであるのか…?と。
それが最後には 「仲間」 になっているんですから… 彼らの変化と成長 がどれほどのものか、お分かり頂けるでしょう。そしてその変化が、ファルガイアをも変えていく。
荒廃したファルガイアでは、植えつけられた絶望に 荒んだ人間性 をみることもあります。そこに3人のような変化が必ずしもあるとは限りません。人々の心を解きほぐすために、ファルガイアの再生が必要なのではないでしょうか。
「勇者」の存在しない世界 で、使命を背負う「渡り鳥」と「公女」。彼らの存在は特別であり、かつ特別ではありません。
そんな3人が歩む道と、 交差する思惑 。
戦いの果てに、彼らは何を見るのでしょうか?
そしてプレイヤーの心には、何が残るのでしょうか。
伝説となりつつある純粋なもの を、信じてあげたいですね。
みんなの心が、ファルガイアのような緑を取り戻せますように!
では今回はこれにて!(*゚ο゚)ゞ
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