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グーグルの個人データ収集問題

グーグルの個人データ収集問題


【Googleにはおとがめ無し】
この問題は、Googleが『Street View』プロジェクトのためのデータ収集中に、セキュリティの不十分な無線LAN(ワイヤレスネットワーク)で送受信されているデータを収集していたものです。

少なくともiPod touchなどでインターネットに接続する場合によくつかわれている『Wi-Fi ネットワーク』が、被害?を受けていました。誰かのメールの内容全文が収集されていたりしたわけです。

これらのデータについてGoogleは、『商業目的に使用されたことはない』と主張し、データの収集自体が不注意によるものだと主張しています。これらに対し、米連邦取引委員会 (FTC) は、同社に対する処分を見送ることを決定しています。
処分に関する記事は、『 グーグルの個人データ収集問題、調査打ち切り 』を参照ください。


どうもすっきりしない解決となりました。
不注意によってデータが収集される?商業目的以外での使用は?
加えて、だれも責任を取っていません。Googleは、力を持ちすぎたのでしょうか?私は、Googleの1ファンですが、今回の事件と対応には若干の失望感を感じます。


【ワイヤレスの危険性】
ところで、今回の問題は、Googleだけの問題ではありません。簡単に無線LAN上のデータを誰でも受信できることが問題です。さらに言えば、改変して送信することも可能なわけです。接続時の暗号だってイチコロです。『 Googleストリートビューで無線欄も検索、メール全文も収集 』にも記載したように、実際にパスワードも収集していたわけです、解読して。

この問題から、無線LANを使用している人のデータは、少々のセキュリティーでは専門家の手にとってはいともたやすく破られていることが分かります。さらに言えば、無線でなくともライン上を流れるときに発生する微弱電波を収集すれば、これも簡単に破られることも意識しておきましょう。
最低でも、無線でのデータ送信には気をつけたほうが良さそうです。


【もっと身近なワイヤレス】
ところで、身近なワイヤレスには、携帯電話があります。
私は仕事でやむを得ず使い始めているのですが…最近まで携帯電話を使用していませんでした。

携帯電話の日本で使用されている周波数の一部が、電子レンジと同じ周波数なので、耳元や頭の近くで使用するのが嫌だったのもあります。
また、現在は受信解読がしにくくなっているらしいですが、少なくとも以前は(21世紀ですが)少し高機能の受信機でいとも簡単に受信できているのを経験していたからです。

無線の親子電話などは、おそらく現在でも近所への送信機にさえなっているのではないでしょうか?

携帯電話の使用を制限するのは非現実的でしょうが、少なくともそれ以外のワイヤレスの使用には、注意が必要です。
盗まれても、被害が現実化しないと、いや実際には被害が発生していても、わからないのが現実なのです。

ちなみに私は、誰が私のデータを盗むものかとは思いながらも、プロバイダーの接続を始め、パソコンのシステムには、ワイヤレスの使用を検討しましたが採用しませんでした。
あなたは、どうですか?




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