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人の死というもの。後編

その後はそのおじさんやトキ、トキの長女(姉)は会計関係の仕事に入ってました。
ラオウの長女、トキの長男(俺)と義兄、ジャギの長女の4人で本格的に飲み始め、いろんな世間話に入りました 。最近再びマイブームの麦焼酎に梅干し入れたやつみんな飲みました。仕事の話とか苦労話とかが中心でした。ラオウの長女は高校教師です。なかなか厳しそうな先生です。たぶん基本ドSな人です。言葉の端々から感じます。彼女は38歳独身です。その辺を店での1次会(という言い方はおかしいのかな?)でもちょっと周りにつつかれてました。
〜1次会の会話〜
義兄「ラオウ長女ちゃんって、好みの男性のタイプはどんなタイプなの?」
ラオウ長女「やっぱりね、好みの生徒は先生にもあって……掃除がちゃんとできて……」
俺「いえ、好みの生徒のタイプは聞いてませんから!巧みにかわそうとか思ってません?」その場におじさん方もいます。ニヤニヤです。
近くにいたジャギの次女(独身)も同じようにイジってました。
その子は「葬儀屋のあの人みたいな……」って応えてました。
「うん。ちゃんと見る目ある」とか自分の立場を棚にあげて誉めてました。
「30過ぎたからってね、焦って結婚とかしたら、逆に俺みたいに遠回りすることになるしね」
一同「がっはっは」
〜2次会の会話〜
義兄「ラオウ長女ちゃんって、ほんとはいい人いるんじゃないの?」
ラオウ長女「いや〜、先生たちとよく飲みに行くだけで……」でも、何かツッコんで欲しそうな言い方と表情。
俺「いろいろ知らぬは親ばかりなりですからね」
義兄「ほんとはどういうタイプが好みなの?」
俺「さっきみたいなごまかしききませんよ。ここだけの話ですし。みんな寝てますし」その部屋にいたのはもう3人になってました。
ラオウ長女「え〜、やっぱり頭がいい人がいいかな……。とかきっちりしてる人。生徒でも、提出物の期限をちゃんと守る子とかって少なくて……」またそっち方面に持っていく。
俺「生徒の話はいいです。大人になったらまた違うでしょう」
ラオウ長女「え〜、でも、だいたいはそういう子がちゃんとした大人になるっていうか」
義兄「いや、そういうわけじゃないでしょ。むしろ昔やんちゃとかしてた方が、大人になってちゃんとしてたり」
いろいろしつこく食い下がったのは、ラオウ長女がまんざら悪い気はしないみたいな表情してたからです。その辺もツッコんでました。俺も義兄もそれ感じてました。

そうした中、ラオウがトイレに行くためにその場を通り過ぎて行きました
「○△×□※」小さい声でもありますし、みんなには何を言ったのか聞き取れませんでした。
でも、様子からして明らかラオウは怒ってます。
俺「えっ、ひょっとして何か俺達にも怒ってます?」
ラオウ長女「なんか、そんな感じだね」
俺「ひょっとしてですけど、俺達の会話がラオウには自分のことを笑ってるみたいに聞こえてるんですかね?」
義兄「そういう可能性もありうるね。ほんとみんな疲れてるし神経だけも高ぶってるし、話を聞いてるとラオウにとって頭が混乱する要素はたくさんあるよ」
——————3人は動き始めました。まずはラオウの長女が誤解を解こうと話を始めました。

「お母さん、何でそんなに怒っとると?」から始まって、いろいろ話を聞いてみてました。でも、相当頭は混乱してるみたいです。(・ω・`lll)
なんとなく話を総合すると、自分を置いてけぼりにして旦那や娘がそれぞれの天敵の味方をしたみたいに感じたみたいです。天敵は自らの妹、そして息子の嫁です。なんだかすべてが敵みたいに思えてしまったんでしょう。
その話を傍らで聞いていたおじさんがまた怒り始めました
「お前がすべての元凶じゃっかい! それば直さんと結局一緒のことぞ!」相当な剣幕です。その辺で雑魚寝してた人もみんな起き出しました。俺はこのおじさんが怒ってるの初めて見ました。Σ(°д°lll)ガーン
「もう、俺はお前がそぎゃんなら一緒におれん!」立ち上がって、また出て行く恰好です。この段階に至っては、もう傍観者として見てるわけにはいかなくなりました。多分に家族の関係性のこととはいえ。
「おじさん、待ってください」さすがに立ち塞がりました。
「止めてくるんな。りゅうき君、もうよかと」
「とにかく、留まってください」もう、俺は自然に泣いてました。涙こぼれていました。(T▽T)悲しかったんです。小さい頃からずっと優しいおじさんおばさんでした。その二人がこんな場面で争うの嫌でした。自分の離婚とリンクしたのもあったかもしれません。嫁姑関係で、せっかく元鞘におさまりつつある、いとこ夫婦の関係がこじれてしまうのも嫌でした。
なんとか、おじさんは留まってくれました。もうこうなったら後は今までの二人の関係性と時間が解決してくれるんじゃないかと考えました。

その後、状況は落ち着いてラオウの長女とサシで飲みました。彼女も相当な酒豪です。結構飲んでも正体は失いません。たぶん俺と同程度ぐらい飲めるのはこの親戚関係の中でもこの人だけかもしれません。この人と俺は、性格的に結構似ていると姉に言われてます。ん?じゃあ俺もSってこと???
「いや、あんねぇ。結構あの夫婦もああいう喧嘩あっとたい。わたしも苦労しとるんよ」
「それは、初めて知りました。二人とも優しいので。俺からしたらラオウおばちゃんのああいう姿も初めて知りました」
「カーっときたらああいう感じになるっとたい」なんかこの人もすごく疲れてます。(´Д⊂

その後、まだ一人でひたすら飲んでたら、やや落ち着いたラオウおばちゃんが来ました。表情は疲れ切ってます。ずっと介護していた母を亡くした悲しみと、葬儀の段取りの疲れと、さらに嫁姑関係のトラブル、姉妹トラブル、その上に、そう見えてしまった旦那・娘とのトラブル。
これは後で知ったことなんですが、おばさんもその後家を飛び出し、星空を眺めながら「お母ちゃん、わたしもすぐに側に行く」って言ってたみたいです。
ラオウおばさんともいろいろ話ました。
「でも、僕はおばさんとケンシロウが楽しくかけあってるのを子供の時から見てますんで、このままっていうのは辛いです。せっかくの姉妹じゃないですか。相手がちょっと譲歩してきてるわけですから、許してあげたらどうですか? 」とか言いました。でしゃばり過ぎたかもしれません。

もうみんな、様々な感情が錯綜して混乱してます。冷静じゃありません。冷静ではいられません。人の死というもの、それにより新たな人間関係ができたり、人間関係が壊れたり……。

結局祖母は遺言状も残さないまま亡くなりました。この兄弟姉妹関係、いったいどうなるのか? 関係は相当複雑です。今回のお話、登場人物の数も多くなりました。北斗の拳の兄弟の関係のこととか、読んだことない人には伝わりにくかったかもしれません。
これは、後で聞いた話ですが、俺と義兄がラオウ長女を冷かしてる時、実はみんな聞いてたみたいです。母なんかは「あぎゃんこつしとったら、ラオウ長女が腹立て始めるんじゃないかハラハラしとった」って言ってました。姉は「3人とも声がでかい。それにみんな声がよく通るし……」二人とも隣の部屋にいました。
俺はこのブログで何回か書きましたが、地響きするような声、義兄も低い声だからよく聞こえます。(スーパーウーファー2台)ラオウ長女は教師、声が通るはずです。その3人が飲んでるわけです。……よく考えたら、そりゃ聞こえるわな。でも、みんな実は興味津々だったんじゃないのぉ?(;^ω^A

P.S.
今このブログを書いている瞬間にも事件が起こりました。まったく別件なんですが・ ・・・・・。うちの家の庭の木に、ハトが巣をつくってました。その巣をヘビが狙いました。見ると、もうすでに雛の一匹はやられました。自然は残酷です。親鳥も守ろうとしてますが、なかなか相手が手ごわいみたいです。

「ダメだ。もう一匹もやられる」
「うわっ」(◎皿◎)ナンデスト!!
もう自然の摂理だけに任せてられなくなりました。義兄と二人でヘビを追い払おうとしました。追い払おうとしてる間にも、ヘビはもう一匹をくわえたみたいです。こちらからは見えませんでした。なんとかくわえてるのは落とさせました。雛救出劇。その雛を巣に戻して一応一件落着。でも、やっぱり怪我はしてます。果たして無事生きられるかどうか。今見ると、親鳥も戻ってきました。
大自然、ただひたすらの大自然。自然の残酷さ。人間が手を出すことではないのかもしれない。
でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

マジで「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてんだ」
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人の死というもの。前編

疲れ切っちまったよ……。真っ白に燃え尽きちまったよ……。
木曜日からそんな感じの生活でした。
というのも、かねてより入院していた祖母が木曜朝、ついに最期の時を迎えてしまったからです。前日の夜から呼吸が弱いとの連絡を受けていたので、朝早く再び天草の地へ向かってました。車内でその最期の時が来たことを知りました。大往生です。誰もが覚悟してました。

それからは大忙しです。その日のうちに通夜、次の日葬儀とあいなりました。母方の祖母であり、その母方の実家というのが、7月14日「天草へちょっと里帰り」で触れた白鶴浜海水浴場のすぐ近くなんです。
祖母は生前、「やっぱりどうしても高浜に帰りたい」と言っていたので、葬式はその家ですることになりました。となると、いろいろな準備から何から大忙しです。
喪主は、ジャギおじさんが務めることになってました。(この辺の経緯は、7月17日「人間、いろいろある時は続くものだ」)
葬儀の準備の手伝いでも忙しかったんですが、やはり親類の人間関係です。非常にややこしいです。設定を詳細にもう少し語りますと、 ジャギおじさん、このおじさんの存在を、実は俺は中学生まで知りませんでした。存在が隠されてましたし、会ったこともありませんでした。 ジャギおじさんは、結婚に反対されたのを機に駆け落ちしました。それでずっと断交状態だったんです。その子供たちとは当然子供の頃遊んだこともありません。
何がきっかけで初めて会うことになったかというと、祖父の葬式です。
その時に初めて「この人が、話を聞いたおじさんか」と思いました。その後ジャギおじさんは過去の親不孝の罪滅ぼしと、本当に一生懸命祖母に尽くしました。そしてもともとは5人兄弟の二男になるんですが、長男はすでに病気で他界していることもあり、喪主を務めることになりました。
このジャギおじさんの子達、いとことはその祖父の葬式の後、俺が大学生ぐらいの時に初めて一緒に遊びました。白鶴浜海水浴場で泳ぎました。よく覚えてます。すごく楽しく遊びました。そのいとこ3人中、2人はその時中学生でした。その中の男の子はすごくなついてくれて、中学卒業の記念に、俺のいる京都に1週間ぐらい泊まりにきたこともありました。

不思議なものです。祖父の死が、新たな人間関係を創ったのです。そこから新たな近しい親戚ができたんです。

そのいとこ達と久しぶりに会いました。男の子は俺の結婚式を含めその後何回か会ってたんですが、女性陣とはほんとに久しぶりでした。はっきり言って初対面同然です。
一番下の女の子のイメージは特に全然違いました。「昔はちょっとお下品なひょうきんなだけの女の子だったのに……」大人しい女の子になってました。
「えっ、イメージ全然違うやん。どうしたの?」
「はい。中学校時代の友達に会うと必ず言われます」

このいとこ達を含め、久しぶりにいとこ大集合です。気が付いたらみんな30以上40以下になってました。夜ごと宴会?です。
うちの家系は父方も母方も基本的にみんな酒豪です。夜遅くまでいとこ達と語り合いました。ほんとこんなことでもないと、一堂に会することなんてありません。
人生いろいろです 。俺のように離婚協議中の人もいれば、独身がいて、新婚がいて、もう2児の父親になってる人もいます。(前述の男の子です)

一番印象的だったのは、子供の頃ほんとによく白鶴浜海水浴場で一緒に泳いだ1こ上のいとこ(ラオウの長男)です。
この人も実は、夫婦関係のいざこざがあって、しばらく別居状態でした。今は一応元鞘です。ただ、もう昔と雰囲気が違います。昔の快活な印象とまったく違って、なんだか暗い雰囲気になってます。
確かにいろいろ聞いてます。大変そうです。その妻や子供たちもやってきたんですが、異様な雰囲気です。近寄りがたく、二三声をかけたものの、どうしようもない雰囲気です。よく元鞘におさまったなって感じです。子供の顔に一切笑顔がありません。他のいとこの子供たちと対照的でした。

この場所は本当に懐かしく、俺にとっても10年ぶりぐらいです。俺は2回白鶴浜に行ってみました。親戚の方々を時間のある時に案内がてらです。やはりみなさんその美しさと人の少なさに驚きます。
昨日写メも撮ったので載せます。夏休みのこの時期にこれです。1枚目見ると、まさにプライベートビーチでしょう?これが家からすぐ50メートルぐらいの場所です。まるで自分の家の庭みたいです。好きだったドラマ「ビーチボーイズ」思いだします。




(4枚目はビーチに入る前の橋から撮った画像です)

ここは、またすごい大自然です。
通夜や葬儀でも、その虫の多さとかにはみんな閉口しました。すごいエピソードとしては、お坊さんのお説教の最中に、 お坊さんの額に大きな大きなアブが止まりました 。Σ(°Д°;しかし、お坊さん微動だにしません。何秒も何秒も。修行の成果です。(・ω・`lll)なにせ、みんな集中してお坊さんに注目しているタイミングです。
でも、うちの母親が「あっ、虫」と発言してしまいました。うちの母はちょっと天然入ってます。みんな笑おうにも笑えません。昨日の宴会?はこの話題が何度も出ました。後で、坊さんの額が腫れてたというのを目撃した人もいました。最終的には後頭部にも止まってたらしいです。
葬式の最中、鴨居に頭ぶつけた坊さんもいました。みんなツッコめるタイミングではありません。ツッコめる相手でもありません。
扇風機のコードが、いったいどうやったのか足にからまりそうな坊さんもいました。近くにいた義兄が一生懸命はずしてあげました。
俺は葬儀の途中気づいてなかったんですが、祖母とも関係が断絶していたケンシロウおばさんが来てたみたいです。
最後のジャギおじさんの喪主としての挨拶の時に、今生きているラオウおばさん、トキ(うちの母)、ジャギおじさんが並び、ジャギおじさんがケンシロウおばさんを一緒に並ばせてやっと4人が揃いました。
葬儀の最中でもこれだけのことが起こりました。ノ´▽`)ノ

「虫は〜玄関から入ってくるのよ〜50を過ぎて、気が付いた、はっ」

ほんとに大事件が起こったのはその後です 。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ラオウおばさんとその旦那さんの戦争が勃発しました。 世紀末最終戦争みたい。俺にとってのそのおじさんは葬儀の後の飲み会の時に、
「これがきっかけでラオウとケンシロウの仲が修復してくるっとよかとばってん……。こういうきっかけがなかと人間はなかなか元には戻れんとだけん……。ジャギ君の場合もそぎゃんたい。じいちゃんが死んだことで今こうしておるとじゃっけん」という話をしてました。ほんとに日頃いつも笑顔の優しいおじさんです。
ジャギおじさんも「そがんですたい。よかきっかけ」と賛同。

前述の雰囲気の変わってしまったいとこはラオウおばさんの子なわけで、この夫婦がモメた際に、ラオウおばさんと嫁さんの嫁姑問題もあり、そのお嫁さんともその問題後会っていませんでした。つまり、ラオウおばさんにとって、ただでさえ疲れる通夜葬式の場に天敵みたいな人物が二人登場したことになります。
周りとしては、この関係が修復してくれればと思ってます。だからおじさんは、ここは俺の出番と仲裁に入ったようです。ところがミイラ取りがミイラになりました。この温厚なおじさんもついに頭に来てラオウおばさんに怒り始めました。
「お前がそがんあるけん、何もかもおかしくなってしまうとやっかい! 俺ももう我慢でけん」その後、急に家を出て行き車で走り始めました。

俺達はいとこや義兄と一緒に4〜5人で飲んでました。だからその状況は直接見てません。
ただ、何か事件が起こったのにちょっとしてから気づきました。( ゚д゚)ポカーン
「えっ、おじさんが車に乗って出て行った? ヤバイ。おじさん飲んでたのノンアルコールじゃないもん」
「えっ。大変。ヤバイ。万が一人身事故でも起こしたら」そう言ったいとこ(ジャギおじさんの長女)は、酒を飲んでなかったので、車で追いかけることにしました。ラオウ夫婦の長女も同乗しました。
「追いつくかな……」話を聞くと、どうやら5分前ぐらいに飛び出したみたいです。

何十分かして、ラオウの長女から連絡が入り、
「今温泉で停車してる。こっちでちょっと風呂に入って頭冷やしてから連れて帰るから、ラオウの方をお願い」そういう内容でした。その時点で起きてて状況を詳しくわかってるのはトキとその子達(義兄含む)です。
(まだ早い時間帯でしたが、みんな相当疲れてます。暑かったし。俺も最後の坊主の説教の最中には、頭がくらくらしてました。)

とりあえず、トキがラオウをなだめます。トキはそういうタイプです。立場的にもそうですし、ラオウとの関係性からしてもこの人しかいません。
実はケンシロウ、葬儀に呼ぶためにラオウから電話をかけました。ところがケンシロウは電話に出ません。おそらくラオウからだったからでしょう。そこでトキが電話をかけました。それで、ケンシロウがやっと事情がわかり葬儀に来たわけです。
ジャギおじさんは、完全にグロッキーです。特に最近体調面でおかしいらしく、特に大事な場面以外はずっと2階で休んでます。
(別に昔ケンシロウにやられた古傷とかじゃありません。ジャギおじさんは一生懸命です。祖父リュウケンが亡くなるまでの親不孝を詫びるため頑張ってます。ジャギおじさんと言ってますが、ケンシロウへの憎しみ等はありません。普段一番陽気なムードメーカです)
うちの親父はもうとっとと帰ってます。「おじいさんは山へ芝狩りに」翌日ゴルフがあるからとか言ってましたが、それで飲んでませんでした。珍しいΣ(°Д°;

しばらくして、ラオウの旦那さんがその長女とジャギおじさんの長女に連れられて帰ってきました。もう笑顔です。みんなでジャギおじさんをからかいます。
「まるで盗んだバイクで走り出すみたいな感じですね」
「なんか、普段から思ってたんですけど、齢70歳にして少年のような心持ってるってすごいですね」
「でも、よく追いついたね」
「それが、おかしかったい。途中でガソリンのなかことに気付いたって。それで停まっとったったい」
「こん人はこぎゃんあっとたい」
「がっはっは」(ナイショ)
そういう会話をしていたら、もう落ち着き、近くで雑魚寝していたラオウがさっと部屋を出て行きました。それはちょっと気になってました。

(この話も続く)
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