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これまでの道のり(その3)

マッキン(以降、マッキントッシュのことをマッキンと略します。)のパワーアンプ導入以来、”えさ”につられたオーディオ店に通ううちに、なんともいい音のする、しかも見た目がレトロなスピーカーを勧められました。

それは、マッキンのアンプを手に入れてから半年ぐらいの出来事でした。

これは気に入りました。うちのスピーカーなんて目じゃない。音が立体的というか、目の前で演奏しているような感じ。
で、メーカー聞いてみたらJBLだって。
昔々、高校生の頃、ロック喫茶やジャズ喫茶が全盛だった頃、あんなん欲しいな〜、だけど高いんだろな〜と思って諦めてたものでした。

中古で、何とかお小遣いで手に入りそう。うちのニッポン製のスピーカー下取って差額でいいよと言われ、即「これ今日、届けて」。

それは、JBLのS101というもので、天板が天然大理石、フロントグリルが木製の格子。
なんとも格好良いではありませんか。

その夜、夏の暑い中、2人の店員さんが汗をカキながら運んできてくれました。
設置や接続までしてくれて、くたばった店員さんに麦茶を出して、一緒にCDかけてみました。

ワタシの嬉しそうな顔を見て、「これいいでしょ!もっと大きな音出せません?」
近所迷惑も顧みず、今までに無い大音量で聴いてみました。

うっとり・・・。

その夜から、マッキンとJBLという憧れのセットで音楽を聴けるようになったのです。

でも、これだけで終わらなかった・・・。
幸か不幸か、まだまだ続くのです。

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