今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は仲林 圭プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/Dd5VPBnm1Ig
2022年11月18日 第2試合
東4局
東家 近藤 誠一 −100
南家 内川 幸太郎 35900
西家 二階堂 亜樹 45900
北家 仲林 圭 18300
(敬称略)
トップ目・亜樹さんが二着目と10000点離して満貫ツモ差。
二着目・内川さんと三着目・仲林さんは17600点差と跳満ツモでは届かない差。
三着目・仲林さんとラス目・近藤さんは18400点差でこちらは跳満ツモ差。
上二人以外は点差が広めに付いています。
最初に親・近藤さんの手は
ドラ 近藤手牌
赤もドラも無いメンツ手5シャンテン。
他家よりテンパイスピードで遅いのと安くなりそうなので放銃回避中心になりそうです。
234三色や遠いピンズホンイツ・チートイツ、ドラ引きならリーチ・ツモ・チートイツ・ドラ2などを見ながら進めて相手リーチが入ればオリになりそう。
ツモ 打
次に南家・内川さんの手は
ドラ 内川手牌
第1ツモで場風アンコになり役ありになった赤入り3シャンテン。
リーチ・ツモ・・赤で満貫は見えています。
ここで満貫ロンなら2000点差、ツモで同点になるのであと1アガリでトップ目にもなれます。
ツモ 打
続いて西家・亜樹さんの手は
ドラ 亜樹手牌
赤もドラも無いメンツ手3シャンテン。
マンズ部分の変化によっては567三色、ピンフ変化(引き)はありそうです。
ツモ 打
亜樹さんは、、、、の5ブロックで材料は揃っている判断のようです。
最後に北家・仲林さんの手は
ドラ 仲林手牌
こちらはメンツ手3シャンテン。
ドラ1ながら三色は付かなそう、タンヤオも付かなそうでリーチ・ピンフ・ドラ3900程度になりそう。
二着目には満貫程度、トップ目には27000点くらい離されて打点の高い手が欲しい状況なのにあまり高くならなそうなのでここは受け気味が良いかもしれません。
ツモ 打
次巡、内川さんは
ドラ 内川手牌
シャンテン数は変わりませんが受け入れが増えました。
同巡、仲林さんは
ドラ 仲林手牌
1メンツ完成の2シャンテン。
次巡、近藤さんは
ドラ 近藤手牌
これで3トイツ、チートイツ3シャンテン。
同巡、内川さんは
ドラ 内川手牌
わずかに456三色目も出てきました。
また同巡、仲林さんは
ドラ 仲林手牌
ツモ 打 でわずかに678三色変化を見ている様子。(引けば678三色も)
次巡、近藤さんは
ドラ 近藤手牌
チートイツ・ドラ2なら跳満もあります。
同巡、亜樹さんは
ドラ 亜樹手牌
ドラを引き2シャンテン。
また同巡、仲林さんは
ドラ 仲林手牌
これで6ブロック。
次巡、仲林さんは
ドラ 仲林手牌
が亜樹さんから切られて打。(ピンズ二度受けを嫌う)
仲林さんは相手の打牌に繊細なのが伺えます。(亜樹さんからの先切り)
次巡、亜樹さんは
ドラ 亜樹手牌
赤+ドラの1シャンテン。
引きならテンパイ。
次巡、内川さんは
ドラ 内川手牌
やっと雀頭完成の2シャンテン。
同巡、亜樹さんは
ドラ 亜樹手牌
タンヤオ+ピンフ+567三色目が出て四翻アップまであります。
同巡、仲林さんは
ドラ 仲林手牌
ネックのペンが埋まり、受け入れの1シャンテン。
3巡後、近藤さんは
ドラ 近藤手牌
チートイツの3シャンテン、メンツ手3シャンテンとなかなか進みません。
仲林さんののは純カラ(山に0枚)、は2枚の計2枚。
同巡、亜樹さんは
ドラ 亜樹手牌
が場に2枚切れですが目一杯の1シャンテン。(受け入れ)
次巡、内川さんは
ドラ 内川手牌
456三色を見た打2シャンテン。
同巡、亜樹さんは
ドラ 亜樹手牌
ピンフ・567三色同順・赤2・ドラ、ダマテンでも12000テンパイ。
亜樹さんはリーチせずダマテン。(ヤミテン)
待ちでは山に3枚、は1枚の計4枚。
また同巡、仲林さんは
ドラ 仲林手牌
受け入れの1シャンテンに変化。
次巡、亜樹さんは近藤さんにとってはダブでションパイをツモ切り。
近藤捨牌
二着目と10000点差で放銃したくない亜樹さんがピンズホンイツっぽい近藤さんのダブ切りという危険な橋を渡る以上はテンパイの可能性が高まります。
それも普段は守備的なトップ目が安手でこんな危険を冒すとも思えず、満貫くらいは入っていそうです。
亜樹捨牌
仲林さんは「1枚くらいはテンパイしたら勝負しようと思ってた」「(亜樹さんは)MAXメンホン(メンゼンホンイツ)」と仰っています。
仲林さん本人による試合の牌譜検討はこちら
https://youtu.be/y_fJRvujaZU
亜樹さんの切りに反応したように仲林さんは
ドラ 仲林手牌
時間を使って ツモ 打 。
次巡、近藤さんは
ドラ 近藤手牌
やっと2シャンテン。
同巡、内川さんは ツモ 打 で放銃回避。
また同巡、亜樹さんは
ツモ ドラ 亜樹手牌
ツモ・ピンフ・三色同順・赤2・ドラの跳満、3000−6000。
このアガリで
近藤 −6100
内川 22900
亜樹 57900
仲林 15300
ここで仲林さんが12000放銃するとラスまでありました。
今回のまとめ
・子のダブ切りに注意
亜樹捨牌
この時点でションパイでピンズホンイツもありそうな親のダブを切る以上、テンパイか?
普段は守備的で二着目と10000点差のトップ目がダブ切りするのは高打点の手が入っている?
近藤捨牌
近藤さんは字牌を温存している風の捨牌でピンズが1枚しか切られていない。
・自分から4枚見えのまたぎスジは強い
近藤捨牌
亜樹捨牌
ドラ 亜樹手牌
亜樹さんから4枚見えで待ちは他家にとっても使いづらく山に確実に残っている良い待ち。(は山に4枚)
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