少し昔の話になる。
某雀荘を往復する日々を送っていた。
寮は店から歩いて10分程の位置にある。
寮とは某グループが用意してくれるマンションの一室。
バス・トイレ別の部屋数は6。リビングが12畳くらいはある。
何故か部屋の中心のリビングの脇にトイレがあって
変な配置だな、と感じたのは未だに覚えている。
この博多の寮には上司(次長)専用の部屋や
役職持ちメンバー用の部屋があり、自分達下っ端メンバーは2人部屋。
このグループの寮は全国どこも似た感じ。
違いは上司の部屋→店長の部屋になるくらい。
ある日の夜、仕事終わり(22:00)でそのまま寮に帰る。
帰り道にあるコンビニで夜食を買い、
テレビを見ながら夜食に食らいつく。
メンバー生活をしていると、テレビをほぼ見ない。
12時間ある仕事中はテレビを見られないし、
帰る時間にはもう夜のニュースの時間で、
シェアハウス状態で上司も居る中、
これからお笑い番組でも見ようなんてできない。
実際、メンバー期間中に世間で流行したものを知らない。
世界的なニュースとか、日本で起きた重大事件もほぼ100%知らない。
メンバーを辞めて実家に帰ってテレビを見た時、
知らない人だらけで一人、浦島太郎状態だった。
話が脱線したので、話を元に戻そう。
仕事から帰ってきたその夜、
食事をして歯磨き等が済んだ自分は、
吸い寄せられるようにベッドに潜り込んだ。
当時の自分は役職持ちではなかった為、
同僚のメンバーIとの2人部屋だった。
自分が眠気でウトウトし始めた頃、
同部屋に居たIが部屋から出る音がしたのを聞いた。
しばらくして、次長が大声を上げた。
次長「おい!Iが俺の隣の部屋であんな事しやがった!!」
自分「え??何がどうしたんですか??」
とっさの事で、自分にはすぐに状況が掴めなかった。
実は次長の隣の部屋が空き部屋で、
そこでIがオ○ニーしていた所を、次長に見つかったらしい。
・・・なんて大胆な奴なんだ。
人目を気にする俺とは正反対だな。
いくら性欲が高まったとはいっても、
流石にそんなリスクを負ってまでする事じゃない。
今後、そんな事をした噂を流されたりしたら、
俺だったら店には居られず、すぐ辞めてしまうだろう。
それに某店は他店より女子バイトがたくさん居る。
その女子達の白い目で見られてまで仕事をする自信は無い。
そんな事件を起こしてもなお、Iは何事も無かったかのように
店に居座り続けていた。
頭と態度のデカイIらしい、それを物語るような事件だった。
ある時、自分のリーチにIが追っかけリーチをかけてきて、
自分がツモ切った9mにIから「ロン」の声がかかり、
国士の32000点と役満祝儀で5000ポイントを支払ったのも
良い思い出だ。
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