今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は堀 慎吾プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/x86EnGFlWR0?si=4AAR81cAO924K2RP
※最初に堀さんのインタビューがあるので、ネタバレが嫌な方は1:16〜スキップしてご覧ください。
2022年12月22日 第2試合
南2局 2本場
東家 小林 剛 22600
南家 堀 慎吾 24000
西家 多井 隆晴 28600
北家 本田 朋広 24800
(敬称略)
この点棒状況でオーラスなら日吉さんが「全員集合!!」と言う接戦。
ここでアガった人がトップに一歩近づきそう。
最初に親・小林さんの手は
ドラ 小林手牌
赤もドラもないメンツ手5シャンテン。
まだ役は見えないですが遠い567三色やタンヤオがあるかどうかといった所。
ツモ ツモ切り
次に南家・堀さんの手は
ドラ 堀手牌
既にアンコの役あり、赤+ドラ2の満貫〜の2シャンテン。
堀さんはメンゼンでも鳴きでもアガれる手なのでネックのカンやソウズ変化を見たい。
ツモ 打
続いて西家・多井さんの手は
ドラ 多井手牌
上寄りのターツが多く、678三色か789三色を意識したい。
後はを引けばイーペーコーもありそう。
ツモ 打
最後に北家・本田さんの手は
ドラ 本田手牌
赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
を引くと受け入れができます。
ツモ 打
次巡、小林さんは
ドラ 小林手牌
浮いている辺りにくっつけてもう1ブロック作りたい。
同巡、堀さんは
ドラ 堀手牌
マンズリャンカンになった2シャンテン。
また同巡、本田さんは
ドラ 本田手牌
こちらもマンズリャンカンができた3シャンテン。
次巡、堀さんは
ドラ 堀手牌
、、、、、の6ブロック形に受けました。
同巡、多井さんは
ドラ 多井手牌
まだ1ブロック足りない4シャンテン。
また同巡、本田さんは
ドラ 本田手牌
を引けばイーペーコーのピンズ2メンツまでありそう。
次巡、小林さんは
ドラ 小林手牌
こちらもまだ1メンツ足りず、などにくっつけたい。
同巡、本田さんは
ドラ 本田手牌
ツモ 打 してタンヤオへ。
次巡、小林さんは
ドラ 小林手牌
まだ123三色の可能性は残されています。
更に次巡、小林さんは
ドラ 小林手牌
を引けばタンヤオも。
同巡、多井さんは
ドラ 多井手牌
ペンチャンとカンチャンが残りますが3シャンテン。
次巡、小林さんは
ドラ 小林手牌
メンツ手2シャンテン。
小林さんが切ったを堀さんがチーして打。
打 チー ドラ 堀手牌
山0のカンを嫌って打。(危険な内側から切る)
同巡、多井さんは
打 ドラ 多井手牌
1枚減ったばかりのカンを嫌う打。
ここにどちらかを引けば、ただのカンチャンよりはマシかもしれません。
次巡、小林さんは
ドラ 小林手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、堀さんは
チー ドラ 堀手牌
を鳴いても引いてもテンパイする1シャンテン。
同巡、多井さんは
ドラ 多井手牌
愚形2つ残りの2シャンテン。
次巡、小林さんは
打 ドラ 小林手牌
小林さんから3枚見えではあと1枚なので打。
受け入れの1シャンテン。
同巡、堀さんは
チー ドラ 堀手牌
4枚目を抱えて安全牌に。
また同巡、本田さんは
打 ドラ 本田手牌
カンが場に2枚切れと薄くなったので打。
次巡、多井さんは
打 ドラ 多井手牌
本田さんが前巡切ったばかりので567三色を意識したような打。
同巡、本田さんは
打 ドラ 本田手牌
が場に1枚切れでカンリーチを見たのか打。
次巡、小林さんは ツモ 空切り 。
これでは山に0。
多井さんの567三色は消滅。
同巡、堀さんは
チー ドラ 堀手牌
ドラアンコになり受け入れの1シャンテンに変化。
もし4枚目のドラを引くと跳満。
同巡、本田さんは
打 ドラ 本田手牌
堀捨牌
多井捨牌
本田さんからがそれぞれ3枚見え(ドラ表示牌)なのに間のが1枚も切られてません。
これはが山にある確率よりも他家の手にある確率の方が高そう、かつ複数枚固まって入っていそうです。(実際、堀さんに3枚、小林さんに2枚、多井さんに1枚)
後はが場に4枚切れで3枚見えなのでは他家が持ってなさそうです。
ソウズよりはピンズが山にありそうだから切りのようです。
次巡、堀さんは
打 チー ドラ 堀手牌
ツモ 打 テンパイ。
待ちは山に1枚ずつ計2枚。
同巡、本田さんは
打 リーチ ドラ 本田手牌
待ちリーチを宣言しますが通らず。
ロン チー ドラ 堀手牌
・ドラ3・赤の満貫二本場8600点。
このアガリでトップ目に立った堀さんは次局の親で500オール、4100オール、2900ロンなどアガリを重ねてデカトップ目に。
流局したオーラス五本場は小林さんが堀さんから2000の五本場を出アガリ。
結果は
堀 +68.3
小林 +2.0
多井 −23.4
本田 −46.9
この日、二連勝を決めた堀さんの一局をお送りしました。
今回のまとめ
・捨牌の違和感に注目
堀捨牌
堀さんはチーしてターツ落としの上、最後の手出しが不自然。
例えば、、、からの打などが考えられる。
・変な鳴きは役牌アンコか役牌バック
堀さんはリャンメンチーしてと切っている。
もし堀さんがタンヤオならカンチャンチーやポンの愚形から鳴くのが通常。
真ん中に近い牌も切ってタンヤオに見えない不思議な鳴き。
ロン チー ドラ 堀手牌
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