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2019年04月10日

第20R〜これ、食えんの!?&どっちだ!?(PART1)

必ずお読みください!

セリはもうにおいがだいぶ強くなってきて、収穫してもあと1〜2回かな、という気がしている。場所によってはもう食えないレベルにクセが強くなってしまった。また来年という感じである。



それゆえ、見た目がものすごくよく似ているにょきにょきも少なくないのだ。たとえばこの前ちょこっとだけ触れた記憶がある「ニリンソウ(サンリンソウも)」と「トリカブト」がそんな例。ただしトリカブトは食ったらタダじゃ済まないほどの危険植物なのでアンタッチャブルであることを肝に銘じている。

私が手にして口にするのは、区別がつかないけどどっちでもいい(食っても死なない、うまい)植物に限る。今回と次回は、そんな「そっくりすぎてどっちがどっちだかわからん植物(食材)」を予想&実食する。まずはこいつから。

ヤブ1.JPG

やたらとダラダラしていてなんとなくだらしのない、いかにも私向きの植物。もっともダラダラした上のほうはかたくて食えないが、下の白い部分から少し上くらいまではとてもうまいですよ、これ。しかも相当身近な植物なので、比較的どこでも手に入るんじゃないかな。

◎ ノカンゾウ
○ ヤブカンゾウ
△ ウルイ
△ ヤマユリ

これね、こんな感じでわっさーーーっと生えるユリ科の植物で、時期によっては葉っぱだけでなくつぼみ、根(球根)も食える。

ヤブ2.JPG

ユリ科の植物特有の甘みがあって、極めてうまい。今回はおひたしで食ったが、てんぷらや炒め物、汁物でもいいですね。でも特有の甘みを味わうなら、やっぱりおひたしがおすすめかなー。

ただし、今回は「◎ ほにゃらら!」と正解を断じることができないのだ。というのも、「◎ノカンゾウ」と「○ ヤブカンゾウ」の区別がこの時点ではほとんどつかないから。それゆえ、めったに見ることがない植物図鑑を参照したが、そこには「葉っぱはノカンゾウもヤブカンゾウも区別がつかない」と書かれていた。

だからもうあきらめて、今回ばかりは「わかりません」が正解(?)である。何しろ図鑑にそう書いてあるんだから、区別がついちゃったらむしろ「不正解」ってことですな。

今回は10株ほどもらってきて、おひたしで食いました。うまかったーーー。

ヤブ3.JPG

あ、ちなみにノカンゾウ(orヤブカンゾウ)の下にある緑の麺類みたいなのは「ノビル」という殺菌作用が極めて強いといわれる野草。これ食うと困るくらいに便通もよくなるので、便秘の人にはおすすめしたい。ノビルはラッキョウの仲間(だったと記憶)で、こいつも比較的手に入りやすい。

↓ノビルはこんな感じに大群生をなす。これはカンゾウを採ったところと同じエリアの空き地。
DSC_0173.JPG
DSC_0174.JPG
↑根(玉)の部分がいかにもラッキョウの感じがするでしょ?アサツキは球根がもっと固まっていて、処理がめんどくさい

フォルムはアサツキによく似ているが、アサツキはネギの仲間(だったと記憶)なので、風味はまったく異なる。アサツキは女性的な優しい味わいであるのに対し、ノビルはワイルドですね。個人的にはアサツキが好きかな、風味だけでいえば。

そうそう、この前「アサツキみっけ!」と思って収穫したら、こんなものが採れた・・・

DSC_0170.JPG

これは非常にポピュラー。野草というよりは野菜としてスーパーに売られているアレです。まあでも上の画像は「野生のアレ」なんだけどね。この野草についてはまたの機会に触れたい。
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