最新ファームで久々に
発売以来幾度となく出力用ソフトのXYZwareとプリンターのファームウェアがバージョンアップし、少しずつ出力精度が良くなってきたDa vinci。
しかし、普及価格帯の3Dプリンターということもあり、高額なモデルに比べると出力精度が低いのは否めません。
ソフトとファームウェアのバージョンアップにより、積層の乱れが少なくなったり、上面の完全に塞がる部分が以前よりしっかり塞がるようになったりしていますが、相変わらずブリッジ部分の出力はいまいちです。
ブリッジ部分については、プリンターの設計上致し方ないところではありますが、もう少しきちんと出力されるといいな・・・と思ったり。
ただ、値段を考えれば十分な性能を持っていると思います。
実際、似たような価格帯のものでも全く使い物にならない3Dプリンターも結構あるようなので、得意不得意がはっきり分かれてしまいますが、きちんと動作してくれているDa Vinciはある意味安心して使えます。
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結果からいうと結構残念な感じに・・・。
まず、WYZwareとファームウェアのバージョンアップが効いているのか、積層の乱れは少なく結構きれいにつみあがっています。
ただ、ホイッスルの口でくわえる部分がほぼ塞がってしまい、ほんのわずかしか息が入りません。
これは、おそらく1層目のフィラメント出力量が以前よりも増えているのではないかと思われるので、その影響かもしれません。
出力を開始する際に余分な出力を少ししてから実際の出力が始まりますが、この余分な出力が購入当初よりも大分分厚くなったように見えます。
(実際には、しばらく前から分厚くなりました)
多分、ヒートベッドへの定着をしっかりさせるためと、安定したフィラメントの出力をさせるためだと思います。
ブリッジ部分(上部のひもを通す所と思われるアーチ部分)の出力は、まともな形状になっていません。
かなり乱れています。
ホイッスルの細い部分から太い部分へとつながる傾斜ぶぶんも乱れ気味です。
こういう部分は、高級機の場合は冷却ファンがついていたりして、きれいに出力できるものもあります。
(もちろんすべてではないですが)
ですが、Da Vinciは冷却ファンがないので必然的にブリッジ部分は苦手。
他にも出力してみたいものを幾つか見つけたので、時間のある時に少しずつ出力してご紹介してみようと思います。
ちなみに、Da vinciはシリーズがいくつかあり、低価格なモデル(自分も使っているモデル)の場合約7万円ほどで購入できます。
また、組立いらずの完成品で基本的にプリンターの調整もしないで使い始められるので、3Dプリンターの入門機的な感じとしてはなかなか良いと思います。
人によっては、出力精度のもっと良い高級機と比較して、Da Vinciは使えないと言う人もいますが、価格帯が違いすぎるものと比較するのはどうかと思います。
なので、使いこなせるか心配・・・、ちょっと試しに使ってみたい、そんな方には良い選択肢ではないかと思います。
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