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はんらは、日本の田舎出身である。近所の家はみんな、前や横に広い庭があった。門を入って、ちょっと歩いて玄関だったし、隣の家までも充分なスペースがあった。韓国に来て、人口250万の都市、テグ市に住んだ。経済難から、庶民の住むゴチャゴチャした住宅街で、部屋を借りて住んでいた。テグの庶民の住宅街は、家と家の間が1~2メートルくらいしか開いていない。敷地いっぱいいっぱいに家を建てて人に貸すので、窓を開けるとすぐ1~2メートル先に、隣の家の窓がある。偶然、窓を開けたときに、隣の家のおっさんが窓際にいると、予期しないご対面~! ということになってしまい、とても気まずかった。部屋でゴロゴロしてて、ふと窓の方を見ると、隣の家の外の階段を降りてくるおばあちゃんと目が合ってしまったりして、イヤ~な気持ちになったことも、一度や二度ではなかった。天安に引っ越してくるとき、ぜひそんな「丸見え生活」とはサヨナラしたいと思い、夢のマンション生活になった。夜になった。向かいの棟のマンションを見たはんらは、言葉を失った。カーテンを閉めていない家は、家の中が丸見え!はんらの住んでいるはんらマンションは、23階建てと高層であるためか、他のマンションと比べたら、棟と棟の間が広いほうである。それなのに、夜になって向かいの家が電気をつけると、その家の中がものすごくよく見える。人が立ったり座ったり、行ったり来たりしてるのが全部見える。韓国のマンションは、南側(あるいは東側)が一面ガラス張りになっているので、当然と言えば当然かも・・・住宅街のように近くないので、目が合っちゃうということはないが、リビングでの様子が全部見えちゃうというのは、やっぱり すごくイヤ~!だから、はんら家では薄暗くなってきたら、すぐにカーテンを閉める。ところが、先日前からこのカーテンのレールの調子がおかしくなってしまった。カーテンが無ければ、丸見え生活である!すぐ手配して、きょうの午前中、カーテンレールを取り替えてもらった。きのうから具合の悪かったよしくんを病院に連れて行かなければならなかったのだが、カーテンを先送りにすることはできない。長男のコーちゃん(春休み中)に頼んだところ、よしくんを小児科に連れて行き、薬局で薬ももらって来てくれた。大助かり!これで、丸見え生活を免れることができた。^^
2005/02/28
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天安にも、アウトバックができたので、きのうの夜、家族で行ってきた。夜7時頃 着いたのだが、すごい人出!「30分待ちになります」と言われて、ビックリ!韓国が不景気というのは本当なのか?!と思ってしまった。しかし、さすがはアウトバック。待っている間に、せっせと女の子が、レスカやフライドチキンを持って来てくれる。(タダ)食べたり飲んだりしているので、待つのもそう苦にはならない。それに、実際には10分ちょっとで、席に着くことが出来た。席に着くとすぐに、今度は、メニューと一緒にパンとバターを持って来てくれる。(タダ)注文して待っている間に、何度も何度も「パン、もうおひとついかがですか?」と聞いてくれるので、そのたびに「はあ、それならもうひとつ・・・・・」と言って、限りなくパンを食べ続けるはんら一家だった。ステーキ、リブ、エビフライ、などなど注文したが、サイドディッシュがまた多くて、ステーキの付け合せのチャーハンが、普通のお店のチャーハン1皿分くらいあった。コーラも、パン同様、何度も何度も「コーラ、もう一杯いかがですか?」と聞いてくれるので、コーラも際限なく飲み続けたはんら一家だった。おまけに、あんまり良くパンを食べたためか、帰り際に「パン、お包みしますね」と言って、さらに2個、持ち帰りにしてくれた。気になるお値段の方だったが、SKテレコムという、携帯電話のメンバーズカードで 20%くらい割引になり、思っていたよりはるかに安かった。6万ウォン弱(6000円弱)だった。コーちゃんとはんらは、すごく満足したが、ノギさんは、「もう2度と来ない。刺身を食べたほうが良かった。」と言っていた。ノギさんのお口には合わなかったのだろう。テーマ外の話題で、ここまで来てしまった。きょう、よしくんが発熱して、一日中家にいたので、レンタルビデオで「ハリーポッター」を借りてきて、観たのだった。テーマが「ハリポタ!!」だったのに、グルメ日記になってしまった・・・・・
2005/02/27
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きのう、室内プレイランドの隣にある、ビュッフェに、コーちゃんとお昼を食べに行ってきた。(冬休みが終わった途端に春休みです)ところが!室内プレイランド、あとかたもなく無くなっていた!できて数ヶ月だったのに・・・・・・・韓国では、何か新しいお店ができても、あっという間に店じまいしてしまうことが多い。「いつか行ってみよう」と思っていると、永遠に行けなくなってしまう。このプレイランドも早かったな・・・・・・・夏、ビニールハウスをどうするのかと思っていたが、夏になる前に、無くなってしまう予定だったのね・・・・・・・この前、映画のあとで回転寿司を食べたが、うちのコーちゃんはつくづく、回転寿司向きではないと思った。我らは、そう。「ビュッフェ向き」さ~~~でも、健康のことを考えたら、ビュッフェ向きじゃないのかもしれないけど。際限なく食べるから。このビュッフェ、平日昼間は、6歳~12歳 4000ウォン(約400円)、12歳以上5500ウォンである。この価格でコーちゃんが腹いっぱい食べるのは、何だか申し訳ないような気がしてしまう。安いためか、お客は結構多い。午前中で授業が終わった女子中学生も、いっぱい。隣のテーブルには、女子中学生が7人いたが、食べるのなんのって。それぞれ、7~8回はお代わりに立っていた。最後に全員で、コーヒーを飲み、アイスクリームを食べていた。40代以上の女性くらいになると、せいぜい2~3回くらいしかお代わりに立てないのではないだろうか・・・?それでもその女子中学生たちは、一人を除いて全員スリムだった。若いっていいな~~~コーちゃんも、食べる食べる!彼は特に、「ククス」という韓国式そうめんが大好き。こういう大食漢が多いためか、3月からは料金を若干引き上げるようだ。それでも、うちの親子は、充分 元を取ってこれると思うけど。
2005/02/26
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このタイトル、韓国人が見たら激怒?(^^)「韓日家庭の独島問題だっ!」と言われるでしょう。コーちゃんは、ニュースを見るのが結構好きである。夜の8時ニュースか、9時ニュースを一緒に見ることが多い。周期的に韓国で再燃する竹島問題で、韓国のマスコミはまたもや大騒ぎしている。ニュースを見ながら、韓国人の血が燃え出すコーちゃん。「おお?!なんだなんだ!日本のやつめ!独島は、韓国のものじゃないか!」「そうねー。でも、日本人は日本のものだと思ってんのよ。」とはんら。「どうして?」ということで、竹島問題で親子で盛り上がり始める。地図博士のコーちゃんは早速「世界地図」を持ってくる。「ううううう~ん。韓国からの距離と日本からの距離は、よく似たもんだ。あ!でも、ほら!!ちゃんと「独島」って書いてあって韓国の領土になってるよ!」そこで、日本の世界地図を持ち出すはんら。「あんた、それは韓国の地図だからよ。日本の地図を見てみ。「竹島」になってて、ちゃんと日本の領土になってるから。」日本の世界地図を見て、目が「@@」になるコーちゃん。「これじゃ、パパの国とママの国は、ずぅ~っと喧嘩するしかないねぇ。」とはんらが言うと、コーちゃんは、いや、喧嘩は良くないことだと言う。小学生でも、こうして喧嘩が続くことは良くないことだとわかっている。コーちゃんは、2つの国の間に生まれてきた。これは、コーちゃんの宿命のようなものだと思う。はんらは国際結婚を自分で選択してきたのだから、そういう点では、はんらとは違っている。自分の意思とは関係なく自分が背負っているもののために、憂えないでほしいと、はんらは思う。戦前戦中に生まれた人は、否応無く戦争を体験しなければならなかっただろう。発展途上国に生まれた人は、貧困という重荷を生まれたときから背負っている。長子として生まれた、末っ子として生まれた、というのも、自分の意思ではない。どの親の元に生まれるか、自分で選べない。先天的に持病や障害を持って生まれる子供もいる。そういった、自分の努力でどうしようもないことに対して「損だ、得だ」と考えないでほしいと思っている。自分の背負った宿命の中で、自分に出来る精一杯のことをして、幸せをつかんで欲しいと思っている。韓国人は韓国人としての観点でしか、竹島問題やその他の国際問題を捉えられないし、日本人もアメリカ人もそうだろう。その点、2つの国を背景に持つ子供たちは、見方や観点を違ったふうに持つことも充分可能だと思う。大体、どちらの国も、自分の国は絶対間違っていない、相手の国が間違っていると思い込んでいるから、問題は平行線なのである。「コーちゃんたちは、韓国人でもあり、日本人でもあるんだから、こういう国際間の、とっても重要な大きな仕事を成し遂げられるんだよ。頼んだぜ!」というと、「まかしときー!」というコーちゃん。「お友達はみんな韓国人だから、日本のことを悪く言うかもしれない。でも、それは韓国人としての見方だけで見ているから。日本にもいいところ、悪いところがあり、韓国にもいいところ、悪いところがある。ちゃんと自分の目で見て判断できるコーちゃんになってほしい。」「わかったー!」「そのためには、もっと勉強しなきゃね!」「@@-!」コリアンナイズされて、手のつけられない親ばかになっているはんらであるが、コーちゃんたちの時代には、いろんな国際間の壁がたくさん取り壊されて、余裕のある国際関係に発展するだろう、その先駆者はコーちゃん達よっ!と思っているはんらである。
2005/02/25
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きょう、小4のコーちゃんは終業式で、通信簿をもらって来た。韓国は日本より1ヶ月早く、3月に新学期なので、4年生はきょうで終わりである。この通信簿、テグの小学校でも似たようなものだったので、きっと韓国どこでもこんな通信簿なのだろう・・・コーちゃんの通信簿<国語>話す内容や登場人物の性格に合わせた表情と声で話すことができ、文章を読んで内容に合った題名をつけることができる。・・・・・・・・・・・・???・・・・・・・・・・・・4ヵ月半の授業の内容をこれだけ簡潔にまとめられると、何が何だかサッパリわからない。4ヵ月半の間、それだけしか学ばなかった?まさか??じゃあ、他の子供と比べて特によく出来たことが、それ???謎は深まる。<社会>家庭経済での所得と消費、貯蓄の正しい関係を理解し、韓国の文化財を調査して年表を作ることができた。なんか、「学習計画表」みたいである。そういうことを勉強したのね、で、どうだったの?と思ってしまう・・・・・・・他の教科の評価も、みんなこんな感じである。はんらのお義姉さんは、テグで小学校の先生をしている。お義姉さんも、こういう通信簿のために、父兄が戸惑っていることをよく知っている。「○○ができる」という通信簿しかもらわないため、自分の子供は勉強がよくでき、何の問題もない、と考えている父兄が多いのだそうだ。それが、中学校入学のころになってみると、小学校の内容でひっかかったりつまづいたりしていて、もう既にサッパリわからなくなっていた、ということがあるのだそうだ。そういう心配から、学校のことを信用できなくて、「学校には任せておけない!」と言って学習塾の門を叩く父兄が多いとか・・・何か、うまく回らない韓国の学校教育である。
2005/02/24
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きょうは、テボルム。朝ちょっと早起きして、雑穀ご飯と数種類のナムルを作った。こういう季節感のある風習は、はんらも好きだ。きょうはまた、小学校の卒業式でもあった。韓国の小学校では、卒業式に在校生は参加しない学校がほとんどである。で、コーちゃんはお休み。「文化商品券」という、映画をただで見れる券をもらったので、コーちゃんと一緒に、韓国映画「マラトン」を観に行った。自閉症児の実話を映画化したものである。韓国では、日本以上に障害児を外に出さない傾向がある。特に知的障害の場合、隠して外に出さない。そのため、日本よりもっと、一般人の認識も遅れていると思う。そんな中で、あえて息子を外に出し、マラソンに参加させてきたお母さんは、韓国社会の啓蒙に大きく貢献した人だと思う。一般の人は、自閉症児や知的障害児を「よくわからない」とか「コワイ」とかいう理由で敬遠することが多い。しかし、この映画を観ると、こういう子供たちは一般人に理解できない行動をもするが、本当に天使のような清らかな心を持っていると思わされる。主人公の自閉症児、チョウォンは、シマウマが大好きなのである。だから、街でシマウマ模様のカバンを見かけると、ついつい奪い取ってしまうし、シマウマ模様のスカートを見かけると、ついつい触ってしまうのである。もし、世の中がチョウォンのような人しか存在しなかったら、そういうことが起こっても、誰だって「あら、シマウマ模様が好きなのね。」と思うことだろう。ところが、世の中にはスリや痴漢といった悪い人が存在するために、チョウォンのような行動が誤解されてしまうのである。「スリかしら?」「痴漢かしら??」と思われてしまうのである。そう思うと、チョウォンのように天使の心を持った自閉症児が、世間の人々のために、迷惑をこうむっているわけでもあるようだ。このマラトンという映画、韓国で大ヒットしていて、公開3週で観客動員数310万を越えたそうである。韓国の映画サイトに入ってみると、「マラトンを見てとても感動した」という感想がとても多い。映画中のせりふ「チョウォンの足は~100万ドルの足~」「うちの子には障害があります~」という、自閉症児特有の棒読みセリフは、コメディ番組などでもアレンジして使われて、流行語にもなりつつある。こういう現象には、賛否両論あるかもしれないが、はんらは、このように多くの韓国人が見て、感動し、自閉症というものに関心を持つきっかけになっていることは、とても喜ばしいことだと思っている。映画が終わってからは、天安唯一(?)のデパート、ギャラリアデパートで、回転寿司を食べた。際限なく食べるコーちゃんを8皿でやめさせ、帰ってきた。
2005/02/23
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コーちゃんの冬休みの宿題は、結構大変だったが、きのう「冬休みの宿題 総合優秀賞 銀賞」というのをもらって来た。クラス毎に、金賞・銀賞・銅賞 各1名ずつもらったそうである。親子で頑張った甲斐があったというものではありませんか!(^^)ところで、韓国の整形について書かれたおーさるさんの日記を読みながら、はんらは今回の旧正月のことを思い出した。はんらは、幼い頃、「糸目」だった。糸のように細い目だった。おまけに一重。はんらの母親はパッチリした二重で、父親も奥二重で目も決して小さくはない。はんらを連れて歩く母親は、周りからいろんな誤解の目で見られていたのかもしれない。ところが中学生のころから、はんらのまぶたには、薄いしわのような線が入り始めた。高校生になると、そのしわがちょっとずつ深くなってきた。大学生のころは、うつぶせで寝たりしない限り、二重っぽくなった。韓国に来た当初は、かろうじて二重、という感じだったが、年齢とともに、だんだん二重がはっきりしてきた。テグに住んでいたときは、姑とよく会っていたのだが、天安に引っ越してからは、たまにしか会えなくなった。今回旧正月に久しぶりに会った姑は、はんらの顔を見てオドロキの声をあげた。「お前!二重まぶたの手術をしたのかい?!?」「まさか、お義母さん。私、前から二重だったじゃないですか?!」「しかし、お前、前の二重とはちょっと違う!手術したようなまぶただよ!」がちょ~ん!日本でハッキリクッキリの二重まぶたをしていても、「あれは整形だ」と思う人は少ないと思うが、韓国ではハッキリした二重まぶたをしていると、「あれは絶対整形だ!」と思われてるのかもしれない・・・でも、もしはんらが手術するとしたら、まぶた以外に直すところがあまりにもたくさんあるんですけど~(^^;)(お腹の脂肪吸引とか?^^)特に、昔のはんらの写真を見た人なんかは「ああ!やっぱりはんらさんは整形だった!」と思うんだろうな~ああ!違うんですけどぉぉぉ・・・姑の言葉が結構ショックだったはんら・・・・・・・
2005/02/22
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うちの長男、コーちゃんは、パソコン教室にも通っている。パソコン教室に通わせる気はサラサラ無かったのだが、あまりにも安かったので、通わせることにしたのだった。週3回で、月謝が3万ウォン(約3千円)!今どき韓国で、こんな安い塾はちょっと無い。安いところでも、5~6万ウォンはする。ところで、私がインターネットやいろんなところで調べたところによると、自閉傾向のある子とか、発達障害のある子は、手先が異常に不器用な子供が多いようだ。コーちゃんも、そのためか何だか、ものすごく不器用だった。以前、ピアノを3年習わせたことがあるのだが、3年習っても弾けるようになった曲が1曲もない。ピアノの先生の胃痛の原因だったようなコーちゃんだった。ところが、パソコンを習い始めて、指の使い方を少し練習してみたところ、おおおおお!指が早く動いてるぅ~!リズミカルで芸術的なタイピング!!実は、はんらはキーの95%は両手人差し指で叩いている。もう今さら練習する気にもなれなくて、そのまま。なもんだから、コーちゃんのタイピングには、心から感動してしまった。さすがは新世代さ~!そうこうしていた時のこと。冬休みが始まる前、パソコン教室の先生から連絡が。「資格試験の受験クラスに入らせませんか?」と言う。いつの間にか教室に通い始めて、1年が経っていたし、先生も今のコーちゃんの実力では、受験させないともったいない、とおっしゃる!そんな親の心をうま~くくすぐるようなことを言われて、はんらはすっかりその気になってしまった。先生が「コーちゃんの実力なら、3級は楽々パスだと思います。2級から始めて大丈夫だと思いますよ。」と、さらにはんらの親心をくすぐるもんだから、先生のおっしゃるとおり、2級の受験クラスに入れた。その日から、コーちゃんの苦難の日々は始まってしまった・・・先生はカンタンそうなことをおっしゃっていたが、実際、筆記試験の問題集を見てみると、超難しい。コーちゃんもちんぷんかんぷんだそうだ。筆記試験は3月6日と、もう間近に迫ってしまったが、コーちゃんの模擬試験の結果は、まだ合格点からはるかに遠い。先生も焦りだしたようで、最近は、コーちゃんは毎日2時間ずつの特訓を受けている。帰ってきたコーちゃんは、もう、ヘトヘトヘロヘロになっている。テコンドーの昇段審査も、漢字検定も、いつも合格確実な実力を身につけてから受験していたので、こんな受験は初めてで、コーちゃんもかなりストレスを受け始めている。「人生、不合格ということも一度は体験してみなくっちゃあ!」と言って、負担を軽くさせてあげようとはしているのだが、コーちゃんの苦難の日々はあと2週間は続く・・・・・・・
2005/02/21
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きょうは、次男よしくんの通っている保育園の予備入学の日だった。よしくんは、去年と同じ保育園に通う予定だが(今度年中さん)、教育説明会があるので参加してほしいとのことで、出かけた。保育園の名前は「イエッコ オリニチプ(保育園)」イエッコというのは、「イエス様のッコマ(子供)たち」を縮めたんだそうだ。名前のとおり、キリスト教系の保育園である。とは言っても、マンションの敷地内にあるから通わせてるだけなんだけど・・・クラスの名前も「愛組」「喜び組」「希望組」「信仰組」である。(^^;)よしくんは、喜び組。北朝鮮の金正一書記長の取り巻きの美女たちを思い出してしまうぅ。入学式、学芸会など、何か行事のたびに、まず礼拝と説教がある。だから、親がそれが嫌だったら、イエッコに通わせるのは無理。はんらもノギさんも、信仰者に悪い人はいないだろう(先生方もみな、クリスチャンのようなので)という単純な考えで、コーちゃんのときも、キリスト教系の保育園に通わせていた。きょうの教育説明会では、英語、科学、音楽などの専任の先生がどんな授業をするのか、模擬授業を見せてくれた。なんと、年少さんのクラスからもう、英語、科学など、専任の先生(担任以外の)が教えるのである。はんらも以前、韓国の中高校で日本語を教えていたので、英語の先生がどんな教え方をするのか、興味深々だった。さすが、保育園の英語の先生だけあって、歌うわ踊るわ変装するわ演劇するわ、すごかった。はんらには、とても出来ないわ・・・魔法使いのおばあさんに変装したり、踊ったりしながら、子供たちを飽きさせない英語授業、さすがだと思った。果たしてどれくらいよしくんの頭の中に入ってるのかは知らないけど・・・実ははんらは、こういう早期教育にはあんまり関心がない。うちのよしくんには、韓国語だけ教えてもらえば充分なんだけどなー。去年も園長先生にそう言ってみたが、ひとりだけ授業を受けないわけにもいかないので、結局お金を払って、英語に科学を勉強させたのだった。今年からは、なんと「中国語」まで加わると言う。韓国の保育園児も大変である。はんらは中学生になって初めて英語を見たし、中国語は大学に行ってから少~しやったが、よしくんは3歳から英語、4歳から中国語とは!まだ、韓国語もしゃべれないのに!!他の子供たちが英語の先生の歌に合わせて一緒に歌っている中で、よしくんはひとり、保育園からプレゼントされたお弁当箱のふたをパッコンパッコン開け閉めするのに没頭していて、その姿を見ながらはんらは、「窓ぎわのトットちゃん」を思い出していたのだった・・・よしくん、保育園を退学にならないとは思うけどね・・・
2005/02/19
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午前中、内科に行って、検査の結果を聞いてきた。実は、日頃の食生活(甘いもの好き、お肉好き、油物も好きの大食漢)がたたって、「コレステロール数値高すぎ」とか「糖尿病になりかけ」とか言われるんじゃないかと思って ビクビクしていたのだった。でも、血液検査も尿検査も、みんな標準内の数値で、ホッとした。以前、よしくん妊娠中の血液検査で、「肝機能が低下している」と言われたことがあったのだが、それも、とても良くなっていて、何の心配もないとのこと。良かった~。この内科、うちのマンションのすぐ横にあって、お腹が痛かったはんらは、病院を選んでいる余裕もなくて駆け込んだのだが、内科医にしては、重量級の医者だった。あの体格では、患者に「もっと痩せないと癌になりますよ。」なんて言えないと思う。背も高いので、肥満体とは言えないと思うが、はんらが見ても「先生、健康のためにあと5~10キロくらい落としたほうがいいのでは?」と言いたくなるほど・・・スリムな内科医より、実に気楽だった。近いことだし、これからここをはんらの主治医にしよう!と思った。さて、今度5年生になる長男、コーちゃんが教科書をもらってきた。数日前にもらってきていたが、はんらは体調不調で、きょうまでじっくり見もしなかった。コーちゃんが3年生くらいまで、はんらたちはソウルの日本人学校に、日本の小学校の教科書をもらいに行っていた。小学校教育は義務教育であるため、日本国籍を持っているコーちゃんは、日本の教科書をただでもらうことが出来たのである。ところが、去年からいろいろややこしくなってしまい、将来必ず日本に帰る予定の子供以外は、もらえなくなってしまった。はんらたちも申請すれば、そのままもらえ続けたのだと思うが、めんどくさいのと、数冊しかない教科書をもらいにソウルまで行く交通費のほうがずっと高いため、そのままもらいにいかなくなってしまった。そう、日本の小3くらいの教科書は、「数冊」しかなかった。日本本国でもそうなのだろうか?ここ韓国では、小3くらいでも、教科書は13~4冊はあった。韓国の小5の教科書は、英語、国語2冊(読み方、書き方)、算数2冊、社会2冊、地図帳、理科、実験、道徳2冊、音楽、図画工作、体育、技術、と、全16冊である。一番分厚い「読み方」の本は、242ページまである。これが、1学期分である。日本の教科書は、3,4年生で1冊、というものもあった。どの教科書もペラペラに薄かった。本国でもそうなのだろうか?いつも、ソウルの日本人学校で、「へっ?!?これだけなんですか?」と教科書の少なさに驚いていたはんらたち・・・本国でもそうなのだろうか・・・?
2005/02/18
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韓国生活をしていると、在韓のみんなと同じでいろんなカルチャーショックがあるが、そのひとつが、病気のときに食べるものである。おとといの朝、病院に行ったとき、はんらは医者から「ご飯だけ食べるように。」と言われた。「おかゆですか?」と聞き返すと「いや、おかゆもよくない。ご飯だけ。あと、ぬるま湯。」と言われた。胃腸の調子が良くなかったから、当然かもしれないが、ご飯だけって・・・・・・・なかなか食べられるものではない。幸いなことに、はんら家には貴重な貴重な「梅干」がストックされているので、梅干とご飯を食べたが、他の韓国人の場合、本当にご飯だけ食べて過ごすんだろうか?日本で、例えば風邪などひいて寝込んだとき、はんらの実家では、「軟らかく煮込んだうどん」「プリン」「ヨーグルト」「りんご」なんかを食べていた。「軟らかいカステラパン」なんかも・・・でも、韓国では、「小麦粉で作ったもの」は、消化に悪いから病気のときに食べてはいけないと言われる。例えば、うどんとか、パンとかである。そして、プリンは地方都市などでは、ほとんどそのへんの店では購入が出来ない。乳製品も良くない、と言われることも多い。そして、りんごは絶対食べちゃ駄目、と言われる(特に風邪のとき)。うちの姑や夫が気を利かせておかゆを作ってくれると、ごま油がコッテリ入っていて、具合の悪いときには気持ち悪くて食べられない。韓国人の病人は、ごま油コッテリのおかゆもおいしいのだろうか?さて、おとといからご飯と梅干だけ食べていたはんらは、だんだんご飯がのどを通らなくなり、きのうの夕方になると、フラフラしてきた。ぬるま湯、というのもそう飲めるものではないので、唇も乾いてきて、起き上がれなくなってきた。こりゃあいかん!と判断したはんらは、コーちゃんをスーパーに送り、「うどん」を買ってこさせた。医者は、小麦粉で作ったものは、絶対食べちゃ駄目と言ってたけどね・・・ねぎをい~っぱい入れたうどんを1杯、汁まで飲みつくして、はんらはすっかり元気を取り戻した。医者の言いつけを守っていた日には、はんらは栄養失調と脱水症状で倒れてしまったことだろう。韓国人は、医者から言われても守らないで、何でも食べてるのだろうか?それとも、2~3日、ご飯だけ食べてても全然大丈夫?!?韓国の病人って、何食べてるのかしら??
2005/02/17
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きのう 内科に行って、今日 検査をしてみましょう、ということになっていた。実は、はんらには検査に嫌~な思い出がある。今から5~6年前、はんらは「総合検診センター」というところに行って、いろいろな検査を受けたことがある。特に悪いところがあったわけではないが、人間ドックに入るようなものだった。はんらは若い頃から健康体で、それまで何の検査を受けても「いや~、健康そのものですね~。」と言われたことしかなかったのだが、その「総合検診センター」の結果を聞きに行ったとき、何と「再検査」で引っかかっていたのがいくつもあったのである!ガガガガガ~ン!!そのときは、天宙がひっくり返ったようなショックだった。しか~し!例えば、心電図なども引っかかっていて、内科に行って再検査を受けることになったのだが、内科の医者は「な~んともありませんね。」と言うではないか?「検診で引っかかったんです。」とはんらが言うと「多分、機械が振動かなんかで動いちゃったんでしょう。」と医者は言う。えっ?!?そんなバカなことが?!?と思ったが、医者は「よくあることです。」と言う。他の再検査もよく似たようなものだった。はんらは、なんかすーごくバカらしくなってしまった。総合検診センターでは、全部で25万ウォンくらいのお金を払っているのである。再検査でまた内科で何万ウォンも払うことになったのだ。それと同時に、再検査を受けるまで、ご飯ものどを通らないくらい緊張したことに対して、腹が立ってしまった。それ以来、検診には行ってないのである。もうひとつの理由は、その検診の際、「体重はかろうじて標準圏内ですが、これから中高年期を迎えるにあたって、あと数キロ落としたほうがいいと思います。」と言われていたのに、その後はんらはよしくんを産んで、なんと、10キロも太っちゃったのである!これでは、今検診に行くと「あと15キロ落とさないと、癌になる、糖尿になる、心臓病になる。」と、わかりきったことを言われそうで、それも嫌でその後検診に行ってなかったのである。もうちょっと痩せてから行こうかな~、と思っていたわけである。(^^;)今回、腹痛によって、検査を受けなければならなくなり、はんらはすっかり緊張して、胃も腸も頭も痛かった。医者が「はんらさん、ここは痛いですか~?」と触診するたび、「ああ、ここもそこも痛い」とはんらは言っていた。今回、血液検査、尿検査、X線検査、それから、超音波で内臓全部を診てもらった。詳しい結果はあさってにならないとわからないが、超音波検査の結果では「非常にいい。何の問題も無さそうだ。」と言ってもらったので、ホッと一安心。これからは、ちゃんと定期的に検査を受けようかな、と思った。「もうちょっと痩せてから検診に。」なんて言ってたら、一生検診に行けなかったかもしれない。そう思うと、病院に行くきっかけを神様が作ってくれたのかもしれない。^^
2005/02/16
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旧正月の疲れ?食べ疲れ??きのうの午後からお腹が痛くなり、夜は微熱が出て体の節々が痛くなり、ダウンしております。皆さんもお体、大切に~!
2005/02/15
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きのうは日曜日だったので、映画鑑賞向きでないよしくんをパパ、ノギさんに預けて、長男のコーちゃんと映画館に行った。本当は韓国映画「マラトン」を観たかったのだけど、日曜日、天安唯一の映画館はとても混んでいた。「マラトン」は、次回、次々回まで売り切れだった。韓国の映画館では、立ち見はなくて、座席指定。席が埋まればそれ以上、チケットを買えないのである。それで、仕方なく観たのは、ジム・キャリー主演のレモニー・スニケットの世にも不幸せな物語。日本ではまだ未公開のようですね。英語でしゃべり、韓国語字幕なので、はんらは1時間46分間、画面を見、字幕を読むのに必死だった。韓国で外国映画を観ると、はんらは何かものすごく勉強しちゃったような気がしてしまう。内容は、火事で両親を失った3姉弟妹が、知恵と勇気をもって、遺産を狙う叔父と対決する話である。けなげな子役たちが可愛かった。さて、きょうは何の日?バレンタインデー。はんら家では、家族みんなでチョコレートケーキを食べる日である。だって、男性はチョコをもらい、女性はキャンデーなんて、不公平だと思いませんか?はんらは、キャンデーなんて食べないので、2月14日を家族でチョコレートケーキを食べる日にしてしまっている。そして、3月にはキャンデーいらないからね、とノギさんに言ってある。
2005/02/14
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火曜日、田舎に行こうとしているはんらたちに、良くないニュースが入った。旧正月直前に、分家の末のお義兄さん(ノギさんの従兄弟)が、脳の血管が切れて倒れ、緊急手術して、テグ市内の病院に入院しているということだった。田舎に行く前にまずはお見舞いに、ということで、すぐに病院に向かった。お義兄さんはまだ意識が戻らず、重症患者の病棟にいたので、面会時間まで待って見舞ったあと、田舎に行った。そんなわけで、田舎に着いたときはもう、問題の「チヂミ」は、ほとんど焼きあがっていたのだった。お義姉さん、ご苦労様でした。それよりも、着いたときにはんらたちは、思わず「家を間違ったか?」と思ってしまった。というのは、前庭にあった倉庫がぶっ壊されて、無くなっていたからだ。何でも、古くなって見栄えの悪い倉庫を無くして、庭を整備するんだそうだ。おお!ラッキー!!祭祀用の屏風だの机だの重いものも全部、家の中に置かれていて、はんらたちが運ぶこともなくなった。さらに、台所に行くと、まあ!なんと!!!巨大なストーブが置かれているではないの?!お義姉さんが、寒さに耐え切れなくて、どこかから持ってきたんだそうだ。おかげで、今回は極寒の台所ではなかった。さらに、台所の横の洗濯室を開けてみると、そこには、燦然と輝く新しい洋式便器がっ!!!今までノギさんの田舎には、外に和式のぽっちゃんトイレがあるだけだったのだ。そのトイレは、ドアもちゃんと閉まらなかった。隙間から外が見渡せる、何とも風通しのよいトイレだった。はんらたちは、いつも落ち着かなくて、出るものも出なかったのだが、今回ついに!家の中に洋式便器が備え付けられたのだった。いや~~~めでたいめでたい。これで、ついに出るものを出せるようになりました!そんなこんなで、今回の旧正月の準備はいつもよりちょっと楽、だったのだが・・・・・・・皆さんご存知のとおり、はんらはそれまでの2日間、光州に行って山に登り、ポハンに行って半日海に立っていたのである。朝から晩まで 子供たちと一緒に歩き回っていたので、田舎に着いたとき、はんらは既に疲れきっていたのだった。(^^;)ろくに仕事もしないうちからヘロヘロになっているはんらを見て、お義姉さんは「トンソ、どこか体の調子でも悪いの?」と怪しんでいた。おまけに、今回、よしくんが山に登れないという理由で墓参りをパスしたはんらだったが、みんなであちこちお年始に行こうということになり、夜遅くまで、何と7件のお宅をお年始で回った。疲れたのなんのって。やはり、旧正月前に2日連続で出歩いたのは、ちょっと無謀だったかも。
2005/02/12
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はんらたちは、日曜日(2月6日)の朝、出発した。とは言っても、早々田舎に行って、旧正月の準備を手伝うためではなかった。ノギさんの有給休暇がとれたので、最後の冬休みをエンジョイするためである。まず、はんらたちは自家用車で「天安~論山 高速道路」から「湖南高速道路」に乗って、光州市に着いた。ここは、コーちゃんが行ってみたいと言っていた所である。なぜか?湖南高速道路を通ってみたかったそうである。それから、光州の地下鉄にも乗ってみたかったそうである。わざわざノギさんに地下鉄の駅で降ろしてもらい、ノギさんは車で湖南大学入り口まで向かい、はんらたちは地下鉄に乗って、そこまで行った。光州地下鉄は、ソウルやテグ、プサンの地下鉄と違い、それなりに面白かった。4両編成なのだが、車両と車両の間に扉がない。1両めから4両めまで、ず~~~っと見通せる。電車の横の行き先には、日本語表示もでる。電車とホームの間の隙間がほとんど無い。地下鉄の切符は、テグ地下鉄のように、丸くて 再利用可能なものである。光州市民が地下鉄利用に慣れていないためか、職員が自動改札口の横に立っていて、あれこれ説明し 手伝ってくれる。「入り口はこっちですよ。」とか「切符はここに入れてね。」というふうに・・・^^さすが、一番新しく開通した地下鉄だと、コーちゃんも大満足していた。それから、光州の有名な5・18記念公園に行き、展望台まで登った。本当は、おーさるさんが日記に書いていらっしゃったヤンドン市場とか、はんらは行ってみたかったのだが、光州に泊まるところもなかったので、そのままテグの姑の家に向かった。翌 月曜日、この日も予定はあった。この日は、ポハンまで、鈍行列車の旅に行く日だった。テグからポハンまで、鈍行列車で2時間ちょっと。料金は、2600ウォン(約260円)である。ポハン駅は、ソルフェさんの日記で見ていたので、初めてのような気がしなかった。まずは、近くのチュクド市場へ。実は、チュクド市場には、刺身を食べに何度も行ったことがあったのだが、いつも車でさっと行って さっと立ち去っていたので、あんなに広い市場だとは知らなかった。歩いてみると、広いのなんのって。大都市、人口250万のテグの最大市場、西門市場と変わらないくらいの大きな市場だった。おまけに、旧正月前で、ごった返していた。人口がほぼ同じの天安市の市場は、さびれきっているのに・・・そのあと、タクシーに乗って海岸に。真冬の海は波が高く、子供たちは 大はしゃぎだった。結構寒かったが、子供たちが何時間も波と砂で遊んでいるので、はんらも仕方なく、海辺にたたずんでいた。こんなふうにして、最初の2日間は過ぎた。翌 火曜日は、いよいよ田舎に行って、おさんどんをする日!しかし、今年の旧正月は、いつもとはちょっぴり違っていた。はんらの日記を読んで同情してくださった皆さんの祈りが、天に届いたのかもしれない(?^^)。その日記は、また明日~
2005/02/11
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はんらの実家は、ド田舎である。でも、小さい頃は東京の郊外とかに住んでいた。小平市というところで、はんらの記憶ではやっぱり田舎だが、東京に近かったというだけで、やはり裏日本の田舎とは違っていた。石川県に引越しして行ったとき、あたり一面の田んぼを見て「ママ、こんなに広い芝生、初めて見た!」と感動した はんらだったそうだ。言葉使いにも戸惑った。はんらは両親のことを「パパ、ママ。」と呼んでいたが、引っ越した先では、女の子たちでも「とーちゃん、かーちゃん。」と呼んでいた。はんらは、「とーちゃんって、何?」と、とっても驚いたことを覚えている。そのあとは、ずっと田舎暮らしだったので、はんらは都会のチカチカピカピカという雰囲気に憧れ続けてきた。高校生になって、一応、「町」といえる程度のところまで通学するようになり、とても感動した。歩いてダイエーや西友に行ける!大きな本屋もあるし、お汁粉やまである!!はんらは、ますます「もっと都会」に憧れた。大学受験のとき、いよいよ本物の都会に行けるチャンスがやってきた。神戸の私立大学を2箇所受け、合格したのだった。はんらの心は神戸に飛んでいた。しかし、親に「地元の国立を受けてみて欲しい」と頼み込まれ、受けざるを得なかった。共通一次の結果を見た担任は「金沢は無理。富山の某大学でなかったら、願書を出してあげられない。」と言った。それを聞いたはんらは、職員室でワンワン泣き出してしまった。担任の先生は、そんなに金沢大学に行きたかったのか!と思ったことだろう。そうではない。はんらは、 田舎に行くのが嫌だったのだ! 富山の皆さん、ごめんなさい。 でも、富山の某大学某学部の受験科目には はんらがいつも赤点ギリギリの「物理」があった。受かるわけが無い。しかし、その年は予想外に倍率が低かった。受からなくてもいいんだけど。。。受からないほうが 嬉しいんだけど。。。でも、親に頼み込まれた以上、受けに行かないわけにもいかない。受験当日・・・げげげっ!欠席者が、ものすごぉぉぉく多い!低い倍率のうえ、こんなに休まれたんじゃ、受かってしまうじゃないの!ふと見ると、はんらの片方の隣は欠席、もう片方は、最初っから腕組みして目をつぶっている!なんと、この人も、この大学には来たくなくて、放棄してるのね!!!このままじゃ、受かっちゃう!物理の出題、何だかカンタン。このままじゃ、受かっちゃううぅぅぅ。でも、小心者のはんらには、脳裏に両親の姿が浮かんだりして、隣の人のように、最初から試験放棄をすることができなかった。ということで、めでたくはんらは受かってしまい、都会進出の夢は 断たれてしまったのだった。そうなると、都会に対する執着は、ますます強くなってくる。はんらが、ノギさんとお付き合いしていたとき、ノギさんは、ソウルの郊外でお勤めしていた。ソウルなら、一応首都なんだし、ソウルに住むのもまあまあね、なんて思っていた。ところがところがところが。結婚式の直前になって、ノギさんはいろいろな事情で、仕事をやめて、テグの田舎に帰ってしまったのだった。ああ、はんらの都会進出の夢はまたも断たれたのだった。ノギさんは、どこか景色のきれいな田舎にドライブに行くと「ああ、年取って退職したら、こういうところに家を建てて住みたいよなぁ。」と言う。はんらは、「とんでもない。年取ったら、ソウルのロッテデパートに歩いていけるところに住むんだから。」と反論する。ソウルに住んだことのあるノギさんは、いつも「ソウルなんて人間の住むところじゃない」と言うが、はんらは、まだまだ大都会に住む夢を捨てていない。
2005/02/04
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韓国では、旧正月と旧盆のことを「名節」という。最近、名節の時には会社も学校も連休なので 海外旅行に行く、という うらやましいお宅も増えているそうだ。また、噂によるとクリスチャンのお宅では、名節といっても特別なことはしないとか?!?それで、結婚するならクリスチャンの家の人と、と思っている若い韓国女性も多いそうだ。はんらの夫、ノギさんの実家は、田舎の古~い家風の無宗教なので、名節はちゃんとした昔ながらの名節を迎える。クスン。。。料理の量も半端じゃないので、はんらはなるべくゆっくり、ゆ~っくり、ゆ~~っくり行きたい。ノギさんが会社員なので、だいたい、名節の前日(普通の会社は名節当日と前後1日ずつが休みになるので)田舎に行くことになる。到着すると、すぐ台所へ。ひゅるるる~~~寒いっ!オンドルが入っていない!!灯油代が高いので、いつも台所にはオンドルを入れてないのだ!極寒の台所での労働だいっ!チヂミを焼く、焼く、焼く、ひたすら焼く・・・だいたい3~4時間くらい焼く。顔も洋服も油と卵と小麦粉でベタベタ、ドロドロになる。男たちは、ゴロゴロテレビを見ている。そして、たまに「お~い!お腹すいたぞ~!なんか持って来~い!」とか「お茶、入れてくれ~」とか寝たまま叫ぶ。1年で一番、ノギさんが憎らしくなる時である。はんら家では、ぜ~ったいに許されないが、田舎では周囲の目もあり、素直に従うはんら・・・それから、夕食の準備。片付け。そのあとは、ナムルに入る。5種類のナムルを作らないといけない。豆もやしのひげ根をひとつひとつ取ったり、超めんどくさい。しかし、そんなことを言っては、お義姉さんに叱られる。名節の食事には、「真心」が大切なのよ、と。そして、夜遅くまで、豚肉や鶏肉を茹でたりする。名節当日は、朝6時くらいには起きて、祭祀の準備を始める。屏風だとか、机だとか、重いものを外の倉庫から出してこないといけない。そんな力仕事まで、女性たちの仕事である。もともと、韓国では男たちは「勉強する人」であって、「働く人」ではなかったのだ。果物、餅、お菓子、様々なものをも準備して、祭祀の準備をする。男たちは・・・・・・・寝ている・・・・・・・9時頃、やっと起き出す、男たち・・・・・・・祭祀が始まるのは、9時半か10時頃になる。その後、約20人分の朝ごはんの準備。そして、片付け。20人分の片付けを、はんらとお義姉さんの2人でしなければならない。その後、親戚の家に行って、墓参りに行く。墓は、韓国の田舎ではだいたい山にある。ひとりひとつの土饅頭である。ノギさんのところの墓は、なんと、7つの山に分散してしまっている!はんらたちも、7つの山を上り下りしなければならないっ!この墓をひとつにまとめようという話は、何度も出ているのだが、何しろ費用がかかるので、いつも立ち消えになってしまっている。一族の誰かが、成功してお金持ちになってくれることを待つばかりである。TT山から帰ってくれば、もう夕方6時くらいになっている。すぐに夕食の支度と片付けが待っているぅぅぅ。旧正月のときは、天候が悪ければ、山に行かないこともある。しかし、そんな時は、近所の人や親戚の人がお年始にやってくる。みっちーさんの日記にあるように、韓国では人が来れば必ず「食事」を出さなければならないので、人が来るたび、はんらたちは食事の準備&片付けである。帰ったと思ったら、また次のお客がぁぁぁ1日中、おさんどんである。オンドルの効かない台所で・・・さらに、休みの最後の日、はんらたちは姑の家に行くことになる。ノギさんの家庭事情がちょっと複雑であるため、姑は田舎にはいらっしゃらないのである。ノギさんは、自分のお母さんに会いに行くのだからいいが、はんらは姑のところに行ってもやはり「嫁」なのである。ドテッと休んでいるわけにもいかない。こうして、3日間が終わる頃には、はんらはすっかり不機嫌になりつつある。帰ってきてからは、田舎で持たせてくれた食べ物の残り物しか食卓に乗せない。文句を言えば、はんらがジロリと睨み付ける。そして、ノギさんが会社、子供たちが学校に行ってる間に、2,3日、ゆっくり休んだり、映画を観に行ったり、友人のところに遊びに行ったりしているうちに、はんらの名節疲れも癒えるのであった。今年もこんな旧正月かな~
2005/02/03
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楽天日記を書き始めて、はんらが一番「目ウロコ」状態なのが、この「軽度発達障害」のテーマである。発達障害と思われる長男、コーちゃんは、日本で診断を受けたことが無い。実家がド田舎で 病院まで遠いこと、コーちゃんが日本語が全く出来ないこと、もし診断を受けたとしても 日本で療育を受けられないこと、などの理由で、診断を受けてもあんまり意味が無さそうだと思ったからである。韓国で特殊教育(日本の療育か?)を6年半受けたが、先生も日本の書籍で勉強中、というくらいの、発達障害に関しては後進国である。療育を受け始めたときは、家にパソコンも無かったので、情報皆無だったが、パソコンが手に入ってからは、いろんな情報を知れるようになった。しかし、専門家のHPなどは、イマイチ わかりにくかった。また、ある(一般の)相談サイトで相談してみたときには、コーちゃんが普通学校で何とか授業についていける程度の「軽度」であるため、一般の人から「心配しすぎ」「親のエゴだ」みたいな書き込みがあって、とても傷ついてしまった。TT楽天に来て、発達障害のテーマがあるのを見たとき、早速皆さんの日記をむさぼり読んでみた。と!なんと、なんと、コーちゃんとあまりにもそっくりな子供ちゃんがここにも!あそこにも!(^^)ああ、そうそうそう、そうなのよねーーー!と思うこと しばしば。同じような子供さんを抱えたご家庭の日常や、日々のトラブル、その対処、成長などの「生の声」を知れる。これは、今のはんらにはとってもありがたい。ありがたや~ ありがたや~^^「発達障害児」を抱えた家庭でも 全く普通なこと、「発達障害児」でも 出来ないこともたくさんあるけれど、いい面もたくさん持っていること、その子なりの成長があること、など、はんらも思っていることがたくさんある。そして、楽天では発達障害児を抱えていない人でも、とても温かい書き込みをしてくれる人が多くて、不愉快な思いをしたことが一度も無い。これって、スゴイこと。楽天さんと皆さんのおかげで、はんらのストレスもとても軽くなっている。^^
2005/02/02
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はんらは、読書ノートをつけている。韓国に来てからだ。物忘れが激しくなって、どんな本を読んだのか記録しておこうとつけ始めた。家計簿と一緒で、几帳面につけようとすると続かないので、最低限、本の名前、著者、出版社、読み終わった日時は書き込み、特別感動したとか良かったとかいう本は、その部分を書き出したり、感想を書いたりもしている。面白くなかった本は、面白くなかったと書いている。韓国ではなかなか手に入らない日本語の本だけである。実は はんらは、幼児用の絵本とか、小学生用の本までは、韓国語でも子供と一緒に読むことがあるが、韓国語の一般書物はほとんど読んだことが無い。趣味・娯楽の読書が、韓国語ではかなりの忍耐を要するので、あまり読む気になれないのだ。日本語の本はなかなか手に入らないが、読書ノートを見ると、妊娠・出産した年などは年間10冊くらいしか読めていないが、多い年は年間70冊くらい読んでいる。どこにそんなにあったのか?!?^^日本人の知り合いが出来ると、いつも「ねぇねぇ。日本語の本、持ってない?」と聞いている努力の賜物である。(^^)海外にいると、日本語の本がなかなか手に入らないが、よかったことがひとつある。それは、選り好みしないで読書するようになったことである。とても、選り好みできるほど、本が手に入らないからである。ほとんど人から借りて読むので、はんらだったら絶対選ばないような本を読むことになる。例えば、はんらは元々、歴史物が苦手で、あまり読んだことが無かった。もし、はんらが日本に住んでいて、ブックオフとか図書館で本を自分で選んで読むんだったら、歴史物は一生、読まなかったかもしれない。しかし、はんらが韓国に来て、1992年頃初めて日本語教師を始めた頃、日本語学院に「山岡荘八著 徳川家康 全26巻」がズラッと並んでいた。他に読むものが無く、仕方なく読み始めた・・・・・・・・・と、ハマってしまった!はんらの心は、すっかり戦国時代にワープしてしまった。その後も、歴史物の本はよく手に入るので、だんだん歴史物にも抵抗が無くなってきた。はんらの楽しみは、寝る前にふとんの中で、本を読むこと。これは、幼い頃からの習慣である。そのまま眠りにつくので、はんらはほとんど「寝付けない」ということを経験したことがない。
2005/02/01
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