お隣さんの国：韓国からの手紙

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2018/08/24

ギリギリ

(6)

テーマ：韓国！(17010)

カテゴリ：韓国の高校

台風ソーリックのために、今日、よしくんの高校は登校時間が10時半だった。

ちなみにこのソーリック、済州島や南部地方には被害があったのだか、
それ以外の地域は、
「あれっ？！？」
と、びっくりするくらい、何の影響もなかった。

ソウル、仁川方面はほぼ全校、休校令が出たため、

「被害が無くて良かった」
と言ってる人も勿論いるが、

「雨はしとしと、風はそよそよ。
なのに休校。
共稼ぎなのに子どもをどうしたらいいの？」
と怒っている人のほうがずっと多いようだ。

さて、よしくんは10時半登校のため、
ゆーっくり起きてきた。
ゆーーっくり朝ご飯を食べ、
のーんびりテレビを見ていた。

「よしくん、遅刻しちゃダメだから早く行きなさい」
とせかしていたにもかかわらず、
バスの時間ギリギリに出て行った。

イヤ～な予感がして電話して
「バスに乗れたの？」
と聞くと
「ううん。次のバスに乗るよ。」

次のバスって、よしくんの高校方面に行くバスは25～30分に1本しかない。

次のバスじゃ間に合わないでしょ？！？
と言うと、
「走れば何とかなるんじゃないかな～」
とノーテンキな返事。

「タクシーに乗りなさいよ」
と言うと
「お金も持って来てないし、タクシーもいないけど？」
と、ノーテンキ。

遅刻だとかそういうことがすごく嫌いなはんら、
イライライラ～！！！

サイフを掴んで、
顔も洗ってない状態で、
エレベーター工事でエレベーターが使えないので
階段を怒涛のごとく駆け下りて、
怒涛のごとくバス停へ。

バス停には大勢のC高校の学生たちが！

アンタら～！
みんな遅刻でしょーがっ！！！

韓国の地方都市はタクシー乗り場にタクシーはほとんどいなくて、
カカオタクシーというアプリでタクシーを呼ぶのが普通。

アプリでタクシーを呼ぶが、
あちこちでタクシーを呼んでるらしく、
全然、タクシーが掴まらない。

呼びに呼び続けること、十数分。
やっと、タクシーが掴まった。

「よしく～ん。
あれ？このオバサン、誰～？」
とよしくんに声をかけてきた、ぼやーっとした感じのC高校の学生を

「キミも一緒に乗って行きなさい！」
とよしくんと一緒にタクシーに乗らせ、

「おじさん！
10時半までに登校しなきゃいけないから、ぶっ飛ばしてください！」
と頼むと

「あらっそよ！」
とおじさん。

確かにタクシーはぶっ飛んで行った。

10分後、
アプリから
「到着しました」
というメッセージが来た。

良かった。
アプリではタクシーのおじさんを採点できるようになっているので、
最高得点をつけましたよ。

8時25分に
「教室に到着した」
とよしくんからメッセージが。

「クラスのみんな、来てるの？」
と聞くと
「12人来てる」
だって。
37人クラスのはず。

ソーリックのせいでみんな遅刻じゃん。
今日は大目に見てもらえるのか？？？

韓国はタクシー代が安いので、
3.2キロの距離、約10分のタクシー代が4400ウォン（440円）。

今日はゆっくりする予定だったのに、
朝から階段を駆け下りて、既に疲れたわー。

今日は、ハイライトのリーダー、ユン・ドゥジュンくんの入隊日。