お隣さんの国：韓国からの手紙

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2022/08/28

羅勲児コンサート

(18)

テーマ：韓国！(17010)

カテゴリ： K-POP

羅勲児（ナ・フナ）は、今年デビュー55年目を迎えた韓国では超有名な歌手。

日本語ウィキ（←クリック）を見ると、日本でもシングルやアルバムを出してたんですね。

今年75歳の羅勲児、いつもコンサートチケットが瞬殺だと聞いて、
チケッティングはよしくんに頼んだ。

チケット代は2人分で33万8000ウォン（3万4600円）だった。
高い！

でも、10分以内にはチケット完売だったようだ。
よしくんはいい席を取ってくれた。
2階席の1番前。

チケットは、クレジットカードなどと全く同じ大きさ/厚さのカード。
こういうチケットは初めて見ました。

応援用のペンライトやバナーなどを売ってるおじちゃんおばちゃん多数。
はんらたちはペットボトル入りのお茶など買いましたがめちゃ高かった。
1本3000ウォン。＠＠
普通その辺で買うのの倍の値段です！

はんらたちも来年のコンサートでは
ネットなどで安いペットボトル入り飲料を買ってここで商売しよう、
とノギさんと話し合ったのでした。笑。

会場は年配者でギッシリ！
ホントに空席一つ無かったです。

羅勲児は、紅白の小林幸子ばりのド派手さで登場。
最初の数曲は続けて歌ってたので

「ん？　口パクじゃないよね？」

と思ったけど、数曲歌ったあとからは
ずっとトーク混じりの歌唱になったので
口パクじゃなかった模様。

今年、新しいアルバムを出したので、
その歌をほぼ全曲、披露したのだった。

「皆さん、年老いた羅勲児がちゃんとコンサートなんかできるんだろうか？とご心配でしょう。
ご心配、ご無用。
私は忙しすぎて、年を取るのを忘れてしまいました」
と言って、ホント～に飛んだり跳ねたりしながら、
舞台の上で元気はつらつ、
ビックリした。

今回の「ドリーム55」という全国ツアーは
自分で全部、演出したそうだ。

元々、羅勲児はシンガーソングライターで自分の曲はすべて作詞作曲している。
すごい才能だと思うし、天才なんだろう。

それでも
「デビューして55年経っても、今でも舞台に立つ時にはものすごく緊張する」
って言うので意外だった。

コンサートが始まる前に、
舞台に大きな時計が映し出されて、
はんらたちの公演は3時からだったんだけど、
3時10秒前から秒読みが始まり、
3時ジャストに公演が始まった。

それも、緊張するから、時間きっちりに始めることにしているんだそう。

トークは釜山訛りそのまんま。
慶尚道、テグ、釜山出身者は
ソウルに出て何十年経っても訛りが直らないというけど、
ノギさん然り、羅勲児氏然り。

「天安の皆さん、拍手の音が尋常ではないようですね。
このままじゃ、私は夜の部（7時からも公演があった）はドタキャンですよ」
などと冗談を言うので、
みんな大笑いして、手が痛くなるほど拍手しまくっていた。

客席に飛び降りたり、
馬（ホンモノ！）に乗って登場したり、
穴の開いたジーパンを履いて登場したり、
舞台の端から端まで走ったり、

とにかく満75歳とは思えないバイタリティー。

最後の方には
「皆さん、私は知っています。
皆さんの息子さん、娘さん、お嫁さん、お孫さんが
パソコンの前に座ってチケッティングしたことを。
それなのに、皆さんをそのまま帰らすわけにはいきません！
皆さんの顔を、すっかりストレスが晴れた、
晴れ晴れとした表情に変えて帰っていただかねばなりません！！」
と言って、
舞台の上を走り回ってフィーバー。

2時間20分、
歌って、トークして、
客席はノリにノッて、
大笑いした。

途中休憩が入る頃かな？
と思ってスマホの時計を見たら
既に2時間経ってたので、はんらもビックリ。

帰りは、息子や娘やお嫁さんや孫が迎えに来る人も多かったようで
みんなスマホで電話をかけながら
「こんな楽しいコンサートは初めてよ」
などと言ってるのを聞いた。

有名な羅勲児、はんらはよく知らなかったんだけど、
実に魅力的な人だった。
トークにも台本があるんだろうけど、
しゃべりながら、ものすごく楽しそうに笑う人で、

「自分は今日のこの公演を絶対に成功させますよ！」
と、高いお金を払い時間を作ってその場に行った観客たちを絶対に楽しませ満足させようという意欲に満ち満ちあふれていた。

元は、ノギさんが好きだから行くことにしたんだけど、
はんらも一緒に行って楽しめて良かったです。

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