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これまで、髪の悩みは多々あれど、髪質を悩んだことはさほどありませんでした。10代は直毛剛毛。20代は長髪パーマ。30代は短髪おしゃれに。40代は女らしく見せたい欲望のみ。20代のパーマは、「かかりにくい」と美容師に迷惑をかけました。迷惑をかけながら常に長髪。忙し過ぎて切りに行く暇がないので、ちょくちょくカットが必要なヘアスタイルは厳禁でした。常に長髪でソバージュ、肉体労働のときは結わえてわっしょい。30代になると、ばさっとカットして短髪に。メッシュを入れたり、ムースで固めたりして、ちょっとできる女風。40代になると、短髪では「行き遅れのニュースキャスターに見える」と言われて(行き遅れとは言われなかったが、暗にそう聞こえた)、セミロングの女らしいカットに。50代になると、白髪との戦いですが、髪質やヘアスタイルに悩んだということは余りなかった。しかし!病気になった途端、おかしくなりました。変なうねりが出て、髪型が決まらない。寝癖がつく。髪がパサパサになる。艶がなくなる……。病とは怖いものです。カットハウスに行くたびに症状の進行を指摘されます。先月、ドライヤーとヘアケアへの注意をされました。悩みに悩んで、4万円ほどするドライヤーの購入を検討しました。アマゾンでポチる寸前に、いま使っているドライヤーを見直しました。「ん? これなんだ?」これまで使ったことのないモードを発見。「dry」「hair care」「cool」と表示されているが、「hair care」は使ったことがなかった。いつも、「dry」の後、「cool」を使うようにしていました。(夏の間だけですが)一応イオンが出るドライヤーですが、もう15年以上使っているので、買い換えないといけないとは思いつつ、壊れていないので、廃棄するのももったいないと思っていました。洗髪後、タオルドライの後に普段は余り使わないヘアオイルを少しつけて「hair care」モードで乾かしました。(風量は変わらないが、dryより温度が低い)!!!!!!何と、しっとり仕上がって、うねりも余り気にならない。艶も増して、問題解決!結局、ドライヤーの熱のせいでパサパサうねうねになっていたということ。髪の水分が抜けてしまって、私の髪が持つ性質がアボンされていたのです。4万円のドライヤーを買う前にわかってよかった。もちろん、ドライヤーの購入も検討しますが、そんなに高いドライヤーでなくてもいい気がします。あー、病気のせいで髪も……と思っていましたが(病気や老化で急速に体内の乾燥化が進んでいるのは間違いないと思いますが)、工夫をすれば、注意すれば、多少の修正はきくように思います。もちろん、どうにもならないこともあります。それでも、その変化を理解し、根気強く付き合っていけば、よい解決策は見つかるかもしれない。毎日戦いです。長生きしたいとは思っていませんが、生きている間は良好な状態を保ちたい。それにしても……、恵まれていたんだなぁと思います。これまで、自分の体のことを気にせずに、お金をかけずに、悩まずに生きて来られたことは奇跡に近いことなのかもしれない。親に感謝せねば、とつくづく思うきょうこのごろです。
2024.03.20
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ヘルシンキ大学で学問を修めたという異色の才人が我が店の常連さんの中にいます。その方(男性)に、取引業者のこと、お客さんのこと、業務のこと、政治のこと、世間のこと、力仕事や男性の才覚が要ること、そして主治医のこと……、さまざまなことを相談したり、ネタにしたりして笑ったり、怒ったり、考えたり、議論したりしています。感性が似ているのかもしれませんし、コモンセンスが同レベルなのかもしれません。とりあえず話が合うのです。もちろん、突き詰めた議論はしていないので、全く合わない部分や、譲れないこだわりは知るよしもありません。お客さんと店主ですから。でも、話題を提供すると、ほぼほぼ同じ方向で怒ったり笑ったりできます。先日、主治医の話をしました。ちょっと下世話な方向にも行きましたが、(「Sに見えてMやで」 「そら、不倫やで」 「男性ホルモン強いタイプや」などなど)結論は、「押していけ」でした。主治医は頭髪がモリモリタイプ。でも、手の甲が毛だらけ。指が細くて爪が綺麗な、「いいとこの御曹司か」的な手なのに、手の甲の1/3が毛なのです。「それで頭髪が豊富か」少し考えて「次に外来に行ったとき、『先生、ずれてます』言うたれ。どこを直すか見ものや」と。体毛が豊かな男性は、頭髪がハゲ気味だというのは通説。私は、「手の甲に毛がある人は、胸毛もある。いややー」と言いました。実は、私は胸毛が大好きです。でも、胸筋が豊富で、胸板の厚い人でないと胸毛は似合わない。日本人なら、加山雄三さんでしょうか。そもそも、日本人で胸毛のある人を脳内再生したことがないので、加山雄三さんが好きなわけではないですが、例としては。加山さんは、日本人にしては珍しく胸板が厚く、顔もあつ苦しいので(すみません)、何ら違和感はありません。それに比して、主治医はヒョロいし、胸板はぺったんこ。胸毛があったらむしりたい衝動にかられると思います。次の外来のとき、「先生、ずれてます」と言えるかなぁ。そのとき、頭をいじったら、笑い(多分吹き出す)をこらえることができるのか…。でも、先日の外来のとき、「先生、髪が伸びてますね」と言ったら、「不評ですね。切ります」とおっしゃったので、自毛だと思います。……おヅラさんのように、週ごとにヅラを変える人だったら…。ヅラは結構お高いので、それはないかな。「ずれてます」と言われて、ほかのどこを直すのか。。ネクタイはしていないし、いつもずれようのないきちっとした白衣を着用していらっしゃるし、メガネもかけてらっしゃらない。ま、私との会話はいつもずれているように思うけれど、主治医は全く気づいていないだろうから、仕草に出ることはないでしょう。でも、試してみてもいいかも。その結果をまたスーパーの男に提供して議論すると、(互いに)一人ではできない大笑いができるかも。主治医にとっては、不可解で、不如意で、理不尽な笑いかもしれないけれど、スーパーの男と私にとっては、笑いのいいネタでしかないぃ。「ずれてます」以上の言葉がないか、これから探りたいと思います。つい最近まで、他人を受け入れない、冷たいというか、排他的というか、見下されてるというか、とにかく会話しにくかったスーパーの男が、主治医の話については結構アドバイスを大笑いしながら与えてくれるので、楽しいひとときになっています。あれ、これはテーマに合ってない話?ま、いいか。
2024.03.09
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※本ブログでは、以前は時事ネタや政治への提言など、多少は世間様のお役に立つ論評や情報を提供していましたが、去年病気をしてからは、私亡き後に家族や友人知人がこれを見て「そんなことを考えていたのか」「そんな生活をしていたのか」と懐かしんでくれるような、極めて私的な内容になっています。何卒ご理解のほど。。とはいえ、政治ネタや時事ネタも懲りもせずに扱いますのでよろしくお願いいたします。主治医「いつもと変わりなく?」虫けら「はい」という会話で始まった外来の検診。「腹痛」「発熱」「体重減少」の相談もすることなく、とりあえず、主治医の言うことを聞く姿勢。主「体重は49kg?」虫「はい」主「変わりない」虫「はい」どうして、先に結果を言うのだろうと不思議に思いつつ、『顔や姿を見て、そう思われたのだろう』と無理やり理解。多分、そこは私と同じで(人に聞きながら、自分の意見を言うタイプ)、自分の考えや感覚を無意識に信じ込んでいる我の強い性格なのだろう。机に置かれた(私が持って帰りたいと言ったので、毎回コピーして渡してくれる)血液検査の結果票を見ると、気にしていたCRPが前回よりさらに高い。それをじっと見ていると主「ん? 気になる項目ある?」虫「CRPが高い原因がわからないです」主治医、PC画面で数値を確かめる。主「気にするほどの数値じゃないよ」虫「前回より上がっているのが不思議で」主「風邪引いてる?」虫「いえ」主「熱はある?」虫「いえ。ひと月前に発熱しましたが」主「ひと月前なら関係ないよ。いま熱あります、という数値や」虫「……」主「思い当たらん?」虫けらは天を仰ぐが思い当たらない。主「花粉症は?」虫「ないです」主「心配せんでいいよ。いつもどおりの生活を過ごすように」実はもう一つ基準値以上の項目があって、そちらもいろいろ聞かれたが、その中で、主「あなた、達観しているからね」と言われた。主治医の私に対する認識はそう言うことなのだと理解した。なのに、大して高くない数値にこだわっているのが不思議だったのか主「そんなに心配なら、すぐにいろいろ検査するよ」虫「そういう意味ではなく、高くなった原因を知りたいだけです」原因を知らなければ、次回も高い数値が出るかもしれない。いつもそれを気にしながら生活するのは苦痛だし、食べたいもの、飲みたい酒を制限するのは本意ではない。しかし…主治医にそんなことを聞くのは無意味だと思った。自分で調べよう。CRPは、腹痛に関係しているように思えてならない。もうひと月以上前の話になるが、理由もなく腹痛が起こり、発熱し、4.5日間も治らなかった。現在、一応症状はなくなっているわけだが、理由がわかっていない。再発の危険性もある。これは、調べなければなるまい。違う病院に行こう。下調べしてあるし、予約を入れる手はずは整っている。……そこで、えらい病気が見つかったらどうしよう。入院ということになったら……。目星をつけている病院は、入院施設がないクリニックだが、提携している大病院があるかもしれない。「紹介状はそちらにしか書きません」などと言われたらどうしよう。。くゎ〜、厄介なことになってきた。しかし、何とか乗り越えよう。次の外来は6月。それまでに、事は動かせるだろう。診察室を出る間際、虫けらは仕返しのごとく「先生、髪が伸びてますね」と声をかけた。これまでにない頭髪の荒れようで、入室したときから気になっていた。何らかの答えが返ってきたら「お忙しすぎるんじゃないですか? お身体を大切になさってください」くらいの言葉を用意していた。主「不評ですか。切ります」そんな自虐オチが返ってくるとは思わなくてアタフタした。虫「そんな意味じゃないんですが」と言いながら扉を閉じてしまった。驚いた。自信満々、私のことを虫けらを見る目で見下してくる主治医がそんな返答を…。ましてや、私に不評でも、切ると断言する必要はないではないか。別に「嫌(厭)」とも「不似合い」とも「汚らしい」とも言っていないし、不評という気持ちを込めた言い方でも声色でもなかったはずだ。人間というのは不可思議なものだ。主治医の私に対する認識も違っているように思うし、私の主治医に対する認識も違っているのかもしれない。しかし、これは、主治医と患者としては不幸なことだ。すべてを理解することは不可能だが、押さえておかないといけないポイントがある。病気という一つの事柄に対峙したとき、共通の概念を持っていなければ、常に互いに外れた方向性を目指してしまう。ま、この主治医には望めまい。私の「諦め」が、主治医に伝わっているのかもしれないが、主治医が私を深く理解してくれるという気配も仕草もない。あ、そうだ。次回の検診の予定について主「次は、一年になりますので、CT撮ってもいいかな?」と聞かれ虫「え? 前回、そうおっしゃってました」主「CT問題ない?」虫「はい。造影剤も問題ないです」と造影剤のことを先に言ったら、主「そうやったよね。記憶と記録が違うから、ちょっと混乱して…、確かめました」PCにちゃんと打ち込んでなかったようで。このときは、珍しくかわいい目線(探るような、気遣うような)、優しい声で聞いてきて、前回のことを指摘するとちょっとアタフタしていた。あの表情と声色は、主治医がする普通の会話だと思う。しかし、それ以外は虫けら扱い。主治医側に弱みがあると、普通の会話ができる…。次回、弱みが見つかるか…。
2024.03.03
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