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2024.10.12
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カテゴリ: I whisper


​​​昨日の ​ 怖い主治医の新戦略に虫けら、撃沈 ​ の
スピンオフ版。
本編をかいつまんで主要部分を編集したり、
本編に登場しなかった場面を列挙する。


​●怖い主治医の新戦略​

 怖「1回延期する?」
 怖「無理して副作用で長いこと休むより、いま休んだ方がええわな」
  (怖い解説。治療を休んだ方がいいという最悪のアクシデント例)
 怖「好中球の数値、下り坂の途中やったらやめた方がいい。
   上り坂の途中やったら、問題ない。
   予測で悪いけど、上り坂の途中のような気がする」
  (よい傾向を探して、やってもいい要素の解説)
 怖「どうしますか?」
 怖「やる前提で話を持っていってるようやけど、
   よろしいか?」
 虫「はい」

 完璧な説得展開だ。
 虫けらに延期するか? と問いながら、
 →治療をやめることを推奨
 →治療をやめる方がいい条件と、
  やってもいい条件、自分の推察を披露
 →再度、虫けらの意向を確認
 →治療決定

 治療を遂行して問題が起こっても、これは完璧に虫けらの責任。

 これまでは、こんな慎重なやり方はしなかった。
 怖い主治医の中に、虫けらへの心配と
 責任回避の方策を万全にする理由があったのだろう。
 これは……これも、虫けらの人間力低下に
 由来するものかもしれない。
 トホホ。



​●点状皮下出血​

 虫けらの下腿に皮下出血が発生した。
 以前にも出現したことがあるが、2日ほどで消滅するので、
 怖い主治医に診てもらう機会がなかった。
 今回は、診察の前日に出現したので、ちょうどよかった。
 怖い主治医は目視した後、虫けらの足首上を
 親指を上にして掴み、親指を少し動かす形で触診した。
 その後、怖い主治医は何も言わなかった。
 そのときは、虫けらは質問しなかったのだが、
 後に、虫けらがまた皮下出血の話を持ち出した。

 虫「ヘパリンを塗って、マッサージしてるんですが」
 怖「ヘパリンはいいけど、マッサージはせんといてください」
  (放置するしかないような感じ。虫けらは、早く
   点状のブツブツを消したいのだが…)

 虫「お風呂はダメですか?」
 怖「お風呂は大丈夫。揉みしだくようなことはしないでください」
  (虫けら、盛大に吹き出す。「揉みしだくて…」とつぶきながら
   つぼってしまって、笑いが止まらない)
 怖「何か、面白いこと言いましたか」

 怖い主治医は至って平静な表情。
 (でも、内心、あれ? あれ? だったかもしれない。
 なぜ虫けらが笑ったのか……理由が理解できたのか、
 できなかったのかはわからないが、すぐに話を変えた)

 「揉みしだく」という言葉、意味合い的には
 正式な日本語だが、余り使われているのを見ない。
 (踏みしだく、噛みしだくという表現は
  使われることがあるのだが……)
 文字を操る仕事だったが、虫けら自身はこの単語を
 仕事では使ったことがない。
 脳裏をよぎるのは、「団鬼六」という巨匠の名前。
 天満のエロ男爵は、「揉みたおすとも言う」と
 解説をしてくれたが、いずれにしても、
 女性の胸への動作を表すようだ。
 怖い主治医はこの単語をどこで覚えたのだろうか。
 謎を解明する日は来ないだろう。
 吹き出したことは申し訳なかったので、
 機会があったら詫びたいと思うが、そのチャンスは
 絶対ないと思う。


​●頭髪いじり

 前回、診察室で怖い主治医に対面したとき、
 虫けらはおったまげた。
 いつもはきれいに整えられた頭髪が
 ザンバラ髪になっていたからだ。

 ​ 第3回目の地獄行き決定!

 今回、診察の最後にふと怖い主治医の頭髪を見たら、
 いつもの髪型に近い。
 つまり、2週間で相当伸びる頭髪なのだ。
 多分、1ヵ月に一度散髪に行くペースだが、
 切った当初はああいうザンバラ髪なのだ。多分。
 虫けらは、偶然にもいつもいい状態の
 怖い主治医に会っていたということになる。

 虫「先生、髪、伸びるの速いですね」
 怖「芸能人やないので、2週間に一回散髪できないんで、
   申し訳ありません」

 なんで謝る? 
 虫けらは、これまでに3度、怖い主治医の頭髪をいじった。

 最初は去年の夏頃。

 虫「髪、伸びてますね」
 怖「不評ですね。切ります」

 次は、前回。

 虫「先生、とても髪を短くされましたね」
 怖「はい」
 虫「さっぱりされた感じで…」
 虫けらの中途半端な言いように何かを察知したのか、
 怖「これまで長くて、鬱陶しかった」
 虫「いえ、これまではカッコよくて、
   いまは短くしてさっぱりなさったということで…」

 そして、今回。
 いずれも、返しがおかしい。
 何かひねくれた感じがしないだろうか。
 自虐的とも取れる。
 こちらが褒めようとして言っているという前提は皆無。
 こき下ろすことが前提になっている。
 虫けらはそんな卑屈な人間ではない。
 こき下ろすようなことをわざわざ人に言って、
 相手に嫌な思いをさせるようなことはしたことがない。

 怖い主治医には、虫けらはそんな人間だと
 受け取られているということか。
 それは、余りにもつらいではないか。

 これは、うまく解明しなければ。

 虫けらもそういう傾向(自虐オチ)があるので、
 共通の「何か」が見つかれば、意外に簡単かもしれない。

 ま、解明のチャンスを掴むのに、
 時間がかかるとは思うが、
 思いもよらぬところにチャンスが落ちているものだ。

 解明したら、ここに記そう。





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Last updated  2024.10.12 22:30:33
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